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コロナに便乗して国家緊急事態条項導入の議論が活発化 その是非をどう考えるべき?

2020年05月18日 06時11分29秒 | 日記

コロナに便乗して国家緊急事態条項導入の議論が活発化 その是非をどう考えるべき?

コロナに便乗して国家緊急事態条項導入の議論が活発化 その是非をどう考えるべき?

 

 

《本記事のポイント》

  • アメリカ司法の場で、強制的な自宅待機や営業停止の是非が争われている
  • 恣意的な行政命令に対して、訴訟よりも服従を選ぶ日本社会
  • 国家緊急事態条項の導入は大統領制、小さな政府、独立自尊の国民性とセットで

 

 

日本では、街や店舗において「外出はできるだけ控えましょう」というアナウンスが日常的に流れている。一方、全米各地では、長引く強制的な自宅待機や営業停止などの命令に対して訴訟が相次いでいる。

 

 

起業家マスク氏が外出規制は憲法違反だと訴える

その代表的なケースが、米電気自動車メーカー・テスラのイーロン・マスクCEOが起こした郡に対する訴訟だ。アメリカの各州は3月、「必要不可欠でないビジネス」に対し、閉鎖や操業停止を命じ始めた。カリフォルニア州アラメダ郡は、都市封鎖を強化する中で、テスラの工場に閉鎖命令を下していた。

 

マスク氏はこうした州の動きについて5月9日、「率直に言って、我慢の限界だ。テスラは直ちに本社および将来の事業計画をテキサス州とネバダ州に移転する」とツイートし、同日アラメダ郡を提訴した。

 

アラメダ郡当局はテスラの工場に閉鎖を命じる一方で、大麻販売店には営業を認めている。マスク氏側は訴訟で「対応は恣意的で合理的根拠を欠く」と主張。郡の外出禁止令は行き過ぎで、憲法で保障された法の下の平等にも反するとして、命令の停止などを求めた。

 

また、電気モーターやバッテリーシステムという「必要不可欠なインフラ」を製造しているため「必要不可欠なビジネス」だと訴えた。

 

マスク氏は、11日に当局に逮捕されることを覚悟でアラメダ郡のテスラの工場を再開。ここでは1万人の労働者が働いている。マスク氏は従業員の身の上を案じ、「誰かを逮捕するなら、私だけにするようお願いする」と述べていた。

 

これを後押ししたのは、トランプ大統領だ。12日、ツイッターに「カリフォルニア州はテスラとイーロン・マスク氏に今すぐに工場を開けさせるべきだ」と投稿。再開は「迅速かつ安全に行える!」と訴えた。

 

結局、アラメダ郡の公衆衛生当局がテスラの感染拡大防止策を精査し、テスラに追加の安全対策を要請した上で、工場を5月18日から再開することで両者は合意。3月23日から約2カ月ぶりの操業になる。

 

 

ウィスコンシン州最高裁で外出規制延長は違法

また、ウィスコンシン州の最高裁は13日、4月に州政府が決めた外出禁止措置の延長は州法に反し、無効で、延長措置は「越権行為」との判断を示した。外出禁止令を司法判断で覆した初めてのケースとなった。最高裁判断により、外出禁止措置は効力を失う。飲食店の一部は、同日営業を再開し始めた。

 

ウィスコンシン州の知事は民主党だが、裁判所は保守派が主導権を握る。このため知事の判断を覆すことができた。ちなみに同州は大統領選の激戦州でもある。

 

 

ノースカロライナ州では裁判所の命令で教会の室内での集会が再開される

ノースカロライナ州では、知事が「10人以上の室内での教会の集いをしてはならない」と命じていた。これに対し、教会関係者は信教の自由を保障した合衆国憲法修正第1条に反するとして連邦裁判所に提訴。裁判所は16日、この知事の命令を不当として退けた。

 

裁判官は、「他の15州では宗教的な集いに関し例外的に集いを認めているし、宗教的集いがほかの集いと違って感染を拡大する可能性が高いとするのは行き過ぎだ」と判断した。

 

この他、ミシガン、ケンタッキー、イリノイの各州で、外出制限措置などの是非が司法の場で争われている。

 

 

恣意的な行政命令の不当さ

日本では、「宣言解除後も3密を避けるべき」という政府の方針が出されている。

 

各県への通知の中では、宣言を解除した地域でイベントを開催する場合、「屋内で100人以上かつ収容定員の半分以下の参加人数」であることを求めている。

 

だが、このような指針を継続すれば、アメリカであれば「メガ・チャーチを廃業に追い込むようなもの」で、国民から修正第1条違反だと訴えられかねない。

 

また対面よりもオンラインの販売を推奨する指針も、政府が恣意的にオンライン販売業者を推奨することに相当し、日本国憲法第22条を根拠として認められている営業の自由の侵害に当たると言える。

 

 

法の支配と自由権の擁護の議論のないまま、緊急事態条項の導入を急ぐのは危険

日本では、憲法上の私権の権利保障をどう担保するか、という点に関する活発な議論が日本で欠ける中、政府は国家緊急事態条項の導入に向けた議論を活発化させたいようだ。

 

確かに日本の憲法に緊急事態条項が欠けているのは、戦争などの非常事態を戦後日本の平和憲法が想定していなかったためであり、法の欠缺(けんけつ)である。外国による侵略や大災害に備え、検討されるべきであるのは言うまでもない。

 

だが同時に、コロナ禍で「半自粛」が長期化され、法の恣意的な運用の下、憲法で保障される自由権が脅かされる状況が続いている。この状況下での導入の検討は一段と慎重に行う必要がある。

 

そもそも国家緊急事態法が濫用されずに運用できるかどうかは、トップの資質によるところが大きい。

 

トップが、軍事のみならず経済状況をも勘案し妥当な判断を下さなければ不況から恐慌を招くことさえある。このため国民がトップの資質を見極める機会が保障される、大統領制とセットである改憲が望ましい。

 

また国家として「小さな政府、安い税金を目指す」という国是が定まっていなければ、大権の行使と同時に、財政支出の増大を招く。日本では「100%の休業補償がつくロックダウン(都市封鎖)法案を整備する必要がある」(国民民主党の玉木氏)という議論もある。こうした提案が将来実現されることになれば、内閣総理大臣に対する大権の付与で、より大きな政府となる可能性が極めて高い。このため、憲法改正案には「小さい政府」や「安い税金」を同時に盛り込むべきだろう。

 

さらに恣意的な政府の指針に異議を唱えられるような資質が、国民にも求められる。米ミシガン州では経営を強行した理髪店の護衛に銃を所持した集団が集まり、店の再開を支持する国民が出現し、アメリカで注目を集めている。

 

日本人にとっては理解しがたい乱暴な行動に見えるかもしれない。憲法上の自由権は、守らなければ奪われるものだという危機感が前提にあると考えれば理解しやすい。

 

一方、日本では憲法で保障される権利が侵害されても、国や地方政府を提訴するどころか、

むしろ休業補償がもらえることに依存したり、営業を再開する会社を取り締まる自粛警察が流行ったりする。こうした中で、日本で緊急事態条項を創設すれば、政府の専制的支配を許す手段となりかねない。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は、『大恐慌時代を生き抜く知恵─松下幸之助の霊言─』の「まえがき」で、コロナ危機に便乗して条項を創設することに苦言を呈した。

 

憲法記念日の今日、政府は、コロナ・パンデミックに便乗して、改憲に緊急事態条項を盛り込もうとしている。私は改憲論者だが、今、日本がナチス・ドイツに似てきているのを感じている。そんなに北朝鮮や中国のような国になりたいのか。(中略)今、必要なのは、信仰心と自由、各人の独立心である

 

マスク氏のような独立自尊の精神を持った国民と、そしてそれを啓蒙するマスコミの存在が前提にあって、国家緊急事態条項は初めて機能するのではないか。活発かつ慎重な議論が求められるところだ。

(長華子)

 

【関連書籍】

『新・日本国憲法 試案』

『新・日本国憲法 試案』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

『大恐慌時代を生き抜く知恵』

『大恐慌時代を生き抜く知恵』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

『P.F.ドラッカー「未来社会の指針を語る」』

『P.F.ドラッカー「未来社会の指針を語る」』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

【関連記事】

2013年12月11日付本欄 「特定秘密保護法」は、刑法学の大家からはどう見えるか? マスコミはそのマクロ的視点に学べ

https://the-liberty.com/article.php?item_id=7059


「積極的な気持ちになれる作品」 映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』公開記念特別試写会 千眼美子ら登壇

2020年05月18日 06時08分53秒 | 日記

「積極的な気持ちになれる作品」 映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』公開記念特別試写会 千眼美子ら登壇

「積極的な気持ちになれる作品」 映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』公開記念特別試写会 千眼美子ら登壇

 
特別試写会に登壇した、左から希島凛さん、千眼美子さん、伊良子未來さん、小田正鏡さん。

 

5月15日より公開された映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』の特別試写会が16日、東京都内のニッショーホールで行われた。

 

新型コロナウィルスの影響により、特定警戒地域外の一部の劇場(66館)で公開。東京都内の映画館は未だ休館中のため、場所をホールに変え、衛生面等への十分な配慮を行った上での関係者限定の公開記念特別試写会となった。

 

本作は、喫茶「エクストラ」のアルバイト店員のサユリが、"不思議な力"を使ってさまざまな人たちの心霊現象の悩みを解決していく、衝撃の"リアル・エクソシスト"を描いた映画だ。

 

ステージには、主演の千眼美子さんのほか、伊良子未來(いらこ・みらい)さん、希島凛さん、小田正鏡(おだ・しょうきょう)監督が登壇。ソーシャルディスタンスを取りながら、無事に公開できたことへの喜びを語った。

 

本作は、モナコ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞し、ナイジェリアのエコ国際映画祭でも最優秀作品賞を受賞するなど、世界6カ国で21の賞を受賞している。

 

国内のみならず、海外でも高い評価を得ていることについて、千眼さんは、「神様を信じる気持ちや、利他の思いは、国境も国籍も宗教の違いも乗り越えていくものだなと感じました」と、喜びを口にした。

 

続いて、サユリとともに心霊現象を解決していくイサム役を演じた伊良子さんは、「サユリさんがカッコ良すぎて、映画を観た人は、最初イサムに目が行かなかったかも(笑)。イサムを演じることで自分自身が成長できたので、皆さんもイサムと一緒に成長したいと思いながら観ていただけたらありがたいです」とアピール。

 

すると千眼さんが、「イサムは最初はビビってるのに、だんだん一緒に戦って悪霊退治していくところが魅力!」と、イサムの見どころを披露した。

 

イサムの彼女・杏花役を演じた希島さんは、「(クライマックスのシーンは)ハードなシーンではあったんですが、共演者の皆さんやスタッフの皆さんに支えられて。皆さんが守ってくださったからできた演技だと思います。もう本当に皆さんに感謝しかないです! ありがとうございました」と、共演者とスタッフに感謝を述べた。

 

本作で千眼さんは、主演のみならずイメージソング「秘密の変身」の歌唱も担当。「普通の女の子が降魔師(エクソシスト)に変身していくという物語なので、神様の"救いたい"という気持ちが伝わるように、日常生活の中でいろんなものと戦っている人、そして自分自身にも"がんばれー! "という思いを込めて歌いました」と、歌唱に込めた熱い想いを語った。

 

そんな千眼さんの想いに触れた伊良子さんは、「千眼さんって普段は可愛らしくて優しいお顔立ちなんですけど、降魔師になるシーンは本当に顔が変わるんです。とてもキリッとしていて、これ悪魔だったら本当に怖いだろうなと。本当にサユリとして存在されていたんだなと思いました」と、千眼さんの女優魂に圧倒されたことを明かした。

 

また話題は、「今だから話せる撮影中のエピソード」へ。

 

伊良子さんとの共演シーンが多かった千眼さんは、撮影中に「1年後は映画のPRとかで、映画の内容について楽しく説明できるような漫才ができるといいよね」と、休憩中に漫談の練習をしていたというおちゃめな告白が。伊良子さんも交えて、「心霊喫茶エクストラ」というコンビ名で、即興で最初の名乗りと小ネタを披露する場面もあった。

 

小田監督は集まった方に向けて、「本当に本日はありがとうございます。この映画は光に満ちた映画です。2回3回と観て欲しい」と笑顔で語った。

 

最後に千眼さんが、「コロナ禍で、映画を上映できるかも危ぶまれ、皆さまにご挨拶できるかどうかも分からない状況でしたが、今日こうしてご挨拶できて本当にうれしいです。観た後に明るい気持ちになれるだけでなく、神様を信じてみたいとか、積極的な気持ちになれるような作品です」と感謝と見どころを語り、幕を閉じた。

 

もしも、目に見えない存在に悩まされているとしたら──。本作では、「憑依」「ポルターガイスト」「自殺霊」「地縛霊」といった心霊現象を解き明かす、新感覚のホラー映画。フィクションや想像ではない、"リアル・エクソシスト"を目の当たりにするはずだ。

 

【関連サイト】

映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』予告編

 

映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』公式サイト

https://cafe-extra.jp/

 

【STORY】

東京は世界一不思議な街である。思わぬところに心霊スポットがあったり、思わぬ人が実は霊能者だったり──。東京の片隅にある喫茶「エクストラ」、そこはマスター自慢の本格的なコーヒーが楽しめることでファンが多い隠れ家的な人気店。店先には「悩みごと相談承ります」という小さな札がぶら下がっている。この店でアルバイトをしているサユリのもとには、さまざまな悩みを抱えた人たちが訪れる。そして彼女は"不思議な力"を使って、次つぎと悩みを解決していく。目に見えない世界の真実に触れることで、人びとの心に光が灯っていく。しかし、そんな活躍を続けているサユリに、邪悪な存在が立ちはだかる……。

 

【SONG】

THE REAL EXORCIST

作詞・作曲/大川隆法 歌/大川咲也加 編曲/大川咲也加・水澤有一

 

THE REAL EXORCIST

【CD】「The Real Exorcist」

収録曲:

1.The Real Exorcist

2.The Real Exorcist(Instrumental)

 

【Book】

原作ストーリー集+小説

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』

〔原作〕大川隆法/〔小説〕大川咲也加

公式ガイドブック

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』公式ガイドブック

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』公式ガイドブック

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』製作プロジェクト編

 

【関連記事】

2020年5月14日付本欄 映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』が5月15日に公開! 原作者の大川隆法・幸福の科学総裁が語る映画の魅力とは

https://the-liberty.com/article.php?item_id=17147

 

2020年5月号 「たった一言に救われる映画です!」 - 千眼美子 SPECIAL INTERVIEW

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16956

 

2020年4月号 「Are You Happy?」 大川咲也加さんインタビュー―映画「心霊喫茶『エクストラ』の秘密」制作の舞台裏やそこに込められた思いを聞きました!

https://are-you-happy.com/2020/14513/


10年前にコロナ禍を予言していた「黙示録のヨハネ」の言葉

2020年05月18日 06時06分22秒 | 日記

10年前にコロナ禍を予言していた「黙示録のヨハネ」の言葉

 

新型コロナウィルスに、世界が戦慄しています。2019年の段階でこの状況を予測できた人は、ほとんどいませんでした。日本では、「消費増税で冷え込んだ景気が、東京オリンピックで上向いて、明るい年になるだろう」と期待した人も少なくなかったはずです。

 

ところが10年前、日本の現状を鋭く予見していた"人物"がいました。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は2010年9月3日、新約聖書の最後の一書「ヨハネの黙示録」で世界の終末を予言したと言われる「黙示録のヨハネ」の霊言を行いました。内容は同年10月、『人類に未来はあるのか』と題して刊行されています。

 

その中でヨハネは、こう予言していました。