光りの「カナタニ」行くぞ!

日本の政治・経済・国防につてい情報発信します!
アジア情勢について情報発信します!
よろしく

「たった一言に救われる映画です!」 - 千眼美子 SPECIAL INTERVIEW

2020年05月23日 06時06分41秒 | 日記

「たった一言に救われる映画です!」 - 千眼美子 SPECIAL INTERVIEW

「たった一言に救われる映画です!」 - 千眼美子 SPECIAL INTERVIEW

 

 

2020年5月号記事

 

SPECIAL INTERVIEW

 

千眼 美子

「たった一言に救われる映画です!」

 

心の闇を、打ち破る─。5月15日から全国で公開される映画「心霊喫茶『エクストラ』の秘密─The Real Exorcist─」で、光と闇の戦いに挑んだ女優・千眼美子さんに、映画の秘密を聞いた。

(編集部 飯田知世)

 

千眼 美子

Profile

(せんげん・よしこ)本名・清水富美加。1994年12月2日生まれ。13歳でデビューし、「仮面ライダーフォーゼ」、NHK連続テレビ小説「まれ」で注目を集める。2017年2月に幸福の科学へ出家。映画「僕の彼女は魔法使い」(19年/日活)で映画単独初主演。映画「心霊喫茶『エクストラ』の秘密」サユリ役で、今年2月の第17回モナコ国際映画祭において最優秀主演女優賞を受賞。女優・タレントとして幅広く活動中。

 東京にある喫茶「エクストラ」は、本格的なコーヒーが楽しめる隠れ人気店。店先には、「悩みごと相談承ります」という小さな札が。実は、この店でアルバイトをしているサユリが"不思議な力"を使って、さまざまな客の悩みを解決している。サユリは、都会に生きる「エクソシスト(降魔師)」だった─。

 

◆     ◆     ◆

 

 撮影前、サユリ役の千眼美子さんの役づくりは、意外なところから始まった。

「『ああ、戦いが始まるな』という戦闘モードが最初からあって。自分の弱さも知ってるし。まず『強くならなきゃ』って思って、筋トレを始めたんです。"霊筋肉"をつけなきゃと」

 そう思って始めた筋トレには、意外な効果があった。

「『いや、体を動かしたくらいで何が変わるのか』と思っていたんですけど。筋トレをすることによって、体が強くなるというだけじゃなく、怠惰な自分を戒める効果があって。

『まあ、今日くらいいっか』とか、『怠けちゃおっかなー』と思っていた時に、たった30回の腹筋をするだけで、『いや、そんなことを考えてはいけない』と気持ちが切り替わったり。『ちょっと今日、一つ多めにお祈りしとこう』『今日、本をもう一章読み進めよう』とか、プラスアルファの意欲が出てきました」

 

 

神さまを意識して生きる

 エクソシストという役柄、映画では、実際に幸福の科学のエクソシズムを行ずるシーンも。心構えや修法のやり方といった宗教修行にも、改めて丁寧に取り組んだ。その中で、つかんだ感覚があった。

「エクソシズムは、やっぱり神さまのお力や光をお借りしないと、自分一人でできるものではない。天上界から見た時に、『ほうほう……。この人ならまあ、力を貸してあげるか』と思っていただける自分になる。簡単に聞こえるかもしれないけど、この『神さまの目を意識して日々生きていく』ことがとても難しくて。

 宗教では基礎中の基礎なんですけど、それをやり続けることは、めちゃくちゃ強い熱意と責任感がないと、できないと思いました。『「まあいっか。このぐらいは」って気持ちではエクソシズムはできないんだよ』って言われている感じもして。基礎中の基礎を究めることによって、『エクソシスト』って現れてくるのかな……と」

 そうして2019年4月に迎えたクランクイン。「お祈り」の姿勢も変わった。

「ただの習慣でなくて、本気で! 毎回本気でお祈りしていると、自然に反省を促されることがあって。『今日のあの時、こう思った私がいたな』とかって、パッて照らされる感じがして。『ありがとうございます。ちょっと明日は改善していきますので、よろしくお願いします』と、天上界に思いを向けて心の中でやり取りをしていきました。

 そうすると、なんというか、天上界の方たちと仲良くなっていける感じで。そういう自分を見つけると、自信をもって撮影に臨めたし、エクソシズムへの気合いも溢れてきました」

 

 

心の「迷い」を打ち破る

 撮影の最大の山場は、終盤の悪魔との対決シーンだった。その撮影直前に、「もしも幸福の科学に出家していなかったら……」という不思議な夢を見た。

「やばくて。夢を覚えている方なので、現場に入った時も、結構引きずってしまって、リアルにきつくて。『あんな未来があったのに、私は捨てたの? えっ、違う! いやあああ!』って悩乱して」

 出家した時に捨てたはずのしがらみや執着を、悪魔に狙われた気がした。もちろん、「このまま演じても意味がない」と、頭では分かっている。

「ここで誓いを立てなければいけないなと。その時は、『主なる仏陀よ、自分の誤った望みを捨てます。どうか、このシーンをお支え下さい』と必死にお祈りして。なんとか乗り切りました」

 神さまに導かれた瞬間だった。

 撮影を重ねていく中で、心境も変わっていった。

「『もうあなたは十分頑張ったわ』と悪魔に言われて、サユリの活躍を邪魔されそうになるシーンを撮影した時は、ただ"演じる"というだけではなく、自分の中での戦いもあったんです」

 心の中に「迷い」があった。

「でもサユリは、私なんかを放っておいて、どんどんバチバチ悪魔の惑わしを断ち切って、どんどん問題を解決して、悪魔との対決も『バーン』みたいな感じでやっちゃう(笑)。だから、『サユリすごいな』と」

 このままでは、納得のいく"演技"ができない─。そう強く感じた千眼さんは、心の中の「迷い」と向き合った。それは、映画の製作総指揮・原作の大川隆法・幸福の科学総裁が説く因果の理法に沿って、自分の心を正すことだった。すると、ある使命感が湧き上がってきた。

「大、大、大本命、本望は、『神さまのお役に少しでもいいから、何らかの形で、立てたらいいな』とか、『悩める人びとの悩みを少しでも解消できたらいいな』という、ささやかな願いを成就させたいってことだなと気付きました」

 心の中にあった「迷い」を、自ら断ち切れた瞬間だった。

「強くなれたかなと思います」

 

 

夜寝られるホラー

第17回モナコ国際映画祭の最優秀作品賞で授与されたエンジェル・トロフィー。

 一般的に、ホラー映画を観た後は、「怖さ」だけが残ることも多いだろう。しかし、この映画は少し違う。

「驚かせるポイントはあるんだけど、怖い要素は……ほんと5%くらいです。ホラー映画なのに、観終わった後に全然一人で寝られるし、トイレにも全然行けます。そこポイントですよね! 余裕なんですよね、夜も。

 『幽霊も本当は誰かに助けてほしい人たちなんですよ』みたいな視点で神さまがつくっておられるから、『あ、なんだ。怖い相手じゃなくて救済対象なんだ』って思えます」

 迷える魂を救いたい─。そのメッセージが、海外では高く評価されている。

 20年2月に開催されたモナコ国際映画祭では、最優秀作品賞をはじめ4つの賞を受賞(*)。千眼さんも、最優秀主演女優賞を受賞した。

「映画を観て下さった方々が、神さまの『人を救いたい』という思いをダイレクトに感じられているな~と思えて、『こんなに感動してくれるのか』と感動しました。『自信を持たなきゃいけないな』と」

 3月にナイジェリアで開かれたエコ国際映画祭でも、最優秀作品賞を含む2冠に輝いた。

(*)モナコ国際映画祭では、最優秀作品賞(エンジェル・トロフィー賞)、最優秀主演女優賞(千眼美子)、最優秀助演女優賞(希島凛)、最優秀VFX賞の4冠を受賞。

 

モナコ国際映画祭が開催されたモナコ公国のモンテカルロ。

 

 

闇の先にある「救い」

 映画に込められたメッセージについて、千眼さんはこう語る。

「生きていると、いろんな悩みがあると思うんです。中には、『死んだ方がまし』とか、『死んだら楽になれる』とか思ってしまう人もいるかもしれない。でも『そうじゃないんだよ』ということを知っている、もしくは信じていることが、そのまま『救い』になるというか。そんな大事なことをこの作品は教えてくれているんですよね。

 しかも、この映画で描かれている真理を学び、思いや心を正すことによって、自分も救われるし、今度は自分が誰かを救っていくことだってできる。『与える側に目覚めるきっかけ』も、この映画には含まれていると思います」

 心の闇を、打ち破る─。その鍵が、この映画にはある。

「私自身、『天上界からこの世に修行しに生まれてきているんだ』という、そのたった一言の真理を知っているだけで、いろんな苦しみや困難を感じた時も、『ああ、これは自分の魂を成長させるために必要なことなんだ。何か意味がある。何か意味がある。何か意味がある』って思えたし、くじけないで生きてこられたなって……。

 だから、この映画に出てくるたった一言の真理を信じることができるだけで、一生を輝かしいものにできる。できる! できます! ぜひ、サユリの言葉に注目してもらいたいな。それが、苦難困難を脱する最強の"一転語"になっているので。見逃さないでください!」

 たった一言の真理を信じること。それが「救い」につながる。千眼さんの思いは、主役のサユリの思いを代弁しているかのようだった。

 

モナコ国際映画祭では、最優秀主演女優賞を受賞。作品についてはもちろん、千眼さんの演技にも感動の声が多く寄せられた。

 

 

2020.5.15 (FRI) ROADSHOW

 

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』

【公開日】
2020年5月15日(金)全国ロードショー
【製作総指揮・原作】
大川隆法
【脚本】
大川咲也加
【キャスト】
主演:千眼美子、伊良子未來、希島凛、日向丈、長谷川奈央、大浦龍宇一、芦川よしみ、折井あゆみ
【スタッフ】
監督:小田正鏡/音楽:水澤有一
【製作】
幸福の科学出版
製作協力/ARI Production、ニュースター・プロダクション
【配給等】
配給:日活/配給協力:東京テアトル
【公式サイト】
https://cafe-extra.jp/

 

©2020 IRH Press

 

【STORY】

東京は世界一不思議な街である。思わぬところに心霊スポットがあったり、思わぬ人が実は霊能者だったり──。東京の片隅にある喫茶「エクストラ」、そこはマスター自慢の本格的なコーヒーが楽しめることでファンが多い隠れ家的な人気店。そして店先には「悩みごと相談承ります」という小さな札がぶらさがっている。この店でアルバイトをしているサユリのもとには、さまざまな悩みを抱えた人たちが訪れる。そして彼女は"不思議な力"を使って、次つぎと悩みを解決していく。目に見えない世界の真実に触れることで、人びとの心に光が灯っていく。しかし、そんな活躍を続けるサユリに、邪悪な存在が立ちはだかる……。

 

 

Song

主題歌

THE REAL EXORCIST

作詞・作曲/大川隆法 歌/大川咲也加 編曲/大川咲也加・水澤有一

THE REAL EXORCIST

【CD】「The Real Exorcist」

収録曲:

1.The Real Exorcist

2.The Real Exorcist(Instrumental)

 

THE REAL EXORCIST

【DVD】「The Real Exorcist」 DVD

収録内容:3バージョンのMUSIC VIDEOを収録

1.The Real Exorcist

2.The Real Exorcist ~悪霊封印ver.

3.The Real Exorcist ~Modern Exorcist ver.

 

「The Real Exorcist(English ver.)」

【CD+DVD】「The Real Exorcist(English ver.)」

収録内容:3バージョンのMUSIC VIDEOを収録

CD

1.The Real Exorcist (English ver.)

2.The Real Exorcist (English ver.)(Instrumental)

DVD

The Real Exorcist (English ver.)

 

イメージソング

秘密の変身

作詞・作曲/大川隆法 歌/千眼美子 編曲/大川咲也加・水澤有一

 

THE REAL EXORCIST

【CD】「秘密の変身」

収録曲:

1.秘密の変身

2.秘密の変身(Instrumental)

 

Book

Storybook

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』

大川隆法・大川咲也加 共著

Guidebook

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』公式ガイドブック

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』公式ガイドブック

『心霊喫茶「エクストラ」の秘密』製作プロジェクト編

 

イメージソングはARI Production刊。その他はいずれも幸福の科学出版刊。

 

映画予告や音楽の最新情報は、公式サイトで確認できます。

https://cafe-extra.jp/


コロナ不況対策のバラマキと食糧危機が、悪性インフレの引き金を引く!? 【HSU西一弘氏インタビュー】

2020年05月23日 06時00分43秒 | 日記

コロナ不況対策のバラマキと食糧危機が、悪性インフレの引き金を引く!? 【HSU西一弘氏インタビュー】

コロナ不況対策のバラマキと食糧危機が、悪性インフレの引き金を引く!? 【HSU西一弘氏インタビュー】

 

 

《本記事のポイント》

  • 近い将来、コロナ税や消費増税が行われる可能性に注意
  • 事実上のMMTと、食糧危機が重なれば、悪性のインフレにつながる恐れ
  • アメリカで検討されている給与税の減免措置は雇用を促進する

 

 

4~6月期のGDP成長率は年率でマイナス20%台になると予測され、300万の潜在失業者がいるとも言われる。これに対処するため、日本の政府や地方自治体は財政出動による不況対策を講じている。

 

一方アメリカでも、これまで約3兆ドル規模の財政出動を行った。トランプ大統領は、5月下旬まで様子を見た上で、第4次景気刺激策を検討すると述べている。

 

経済は今後どうなるのか。各国で増え続ける政府債務は、各国の経済にどのような影響を与えるのか。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)の経営成功学部で、経済政策を教える西一弘アソシエイト・プロフェッサーに話を聞いた。

(聞き手 長華子)

 

◆        ◆        ◆

 

HSUアソシエイト・プロフェッサー

西 一弘

プロフィール

(にし・かずひろ) 1971年、兵庫県生まれ。京都大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科中退。現在は、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)経営成功学部で経済政策を教えている。

──財政出動の結果、各国の政府債務の額が増えています。日本は1100兆円から1200兆円に増えました。これは将来の経済成長にどう影響を与えるのでしょうか。

西: 政府債務の対GDP比率が大きくなると成長が抑制されるという議論があります。本来、経済は、民間経済の活発化によって成長しますが、国の支出が有効なところに回されずに、借金の利払いに回されてしまいます。

 

財政支出が利払いに充てられるようになると財政が硬直化して、借金を返すために税金を取ることになるという悪循環に陥ることもあります。

 

 

今後、コロナ税や消費増税があるかも

──日本政府は国民に給付金として現金10万円を支給しています。今後、東日本大震災後の復興特別税のような形で、増税されることはあり得ますか。

西: コロナの対策会議に感染症の専門家だけでなく、経済系の専門家も入るべきだということになり、財政再建派の方が2人諮問委員会に入りました。これにより歳出拡大した分を財政再建のために税金で回収するという話が進んでいる疑いがあります。

 

早く自粛を解除して経済の復興を重視するのかと思っていたのですが、逆の方向に行きそうです。

 

また安倍首相が「今後10年は増税の必要はない」と宣言した消費税を、財務省はコロナを口実に上げる方向にもっていく可能性もあるでしょう。

 

 

事実上のMMTで将来、インフレになる?

──アメリカ政府や日本政府の財政出動は、事実上の現代貨幣理論(MMT)に近いと言えますか?

西: 特に、日本の場合はそれに近いですね。MMTは、おおざっぱに言うと、日銀がお金を刷ればいいし、政府はその借金を返済しなくてよいという考え方です。

 

政府は、表向きは絶対にMMTを採用しているとは言いません。もし言った場合はその国は財政規律がなくなったとみなされて、通貨が信用されなくなるので、「財政健全化を考えています」と言うでしょう。

 

──事実上のMMTだった場合、これから日本はインフレになるのでしょうか。

西: お金の量と物価は原則比例します。しかしそれは持っているお金を一定の比率使うというのが前提です。

 

少しややこしいので説明します。いま日本は未来に不安を感じている国民が多いです。将来景気がよくならないかもしれないので、給付金をもらっても貯金してしまい、すぐには使いません。

 

「記念切手」のようなものだとイメージすると分かりやすいでしょう。みんなが10万円を切手のようにしまっておけば、すぐにはインフレになりません。むしろデフレの状況のままです。

 

ただ貯めこんだお金をみんなが一斉に使い始めたら、インフレになってしまう可能性があります。その時は、一瞬景気が良くなったように見えますが、物価が上がり、庶民の生活に打撃を与え、最終的に景気は悪いがインフレだけが残るというシナリオになることがあります。1970年代に起きたオイルショックの時がそうでした。1974年にはマイナス成長になった一方、20%を超えるインフレが発生しました。

 

 

小麦や石油の価格が高騰すればインフレに

──どういう場合に同じようなことが起きますか?

西: 今アフリカからバッタの大群が中国に向かって移動しています。世界的に穀物価格が上昇し、小麦の価格が高騰するとしましょう。「小麦の価格が高騰するかもしれない」という噂が立つとします。

 

そうなれば、ラーメンやうどん、そばやパスタの原材料の小麦をみんなが買うようになる。高く売れるとなれば卸売業者も高値で卸すようになる。すると、どんどん小麦の価格が上がっていきます。先日も、トイレットペーパーやマスクの値段が上昇しましたが、同じようなことが起きます。

 

穀物だけでなく、ほとんど輸入に頼っている石油で起きるパターンもあるでしょう。

 

「これがないと生きていけない」という物は、いくら値段が上がっても輸入することが必要でしょう。そのために日本人が円を大量に使った場合、世界中に円が放出されます。

 

為替相場は先読みして動くので、日本人が円を使い始めたとなったら、投機筋は先読みして円を売る。どんどん円の価値が下がってくれば、いずれは一般の国民までもが円を売ってドルを買うようになる。

 

円を売る人はいても買う人がいないと円が大暴落してしまう。円が暴落すれば輸入品が高くなる。つまり円安と物価高になってしまうのです。

 

MMTが怖いのは、たくさんお金を刷ってしまうと、貯めこまれていたお金が使われる時も、膨大な金額になってしまうということです。オイルショックの時は、今ほどお金を刷っていなくても、インフレに喘いだ。その時と比べて、これまで刷ってきたお金の量が多いため、今回はもっと大火事になってしまう可能性があるのです。

 

もちろん日本のGDPが将来2000兆円となるなど、規模が拡大するなら、それに見合った貨幣の量が必要になるので、相応のお金を刷ってもインフレになりません。

 

2008年9月の「リーマン・ショック」の時は、金融緩和が遅かったため、震源地のアメリカよりも日本の回復が遅くなりました。緊急対応のためにある程度のお金を刷ることは必要でしょう。

 

ただ将来、大量のお金を刷っているので、何らかのきっかけで、ハイパーインフレになる可能性もある。ですから、「今をどう生き延びるか」と「将来のハイパーインフレで苦しむか」の、究極の選択を迫られていると言えます。

 

一方、アメリカの場合は、基軸通貨国ですので、暴落を考える必要はありません。連邦準備制度理事会(FRB)が猛烈な勢いで、ドル資金を発行しています。その規模は、リーマン・ショック後の2.5倍です。

 

アメリカが経済を再始動するとともに、お金を刷って経済を立て直して経済を救うのはやむを得ないでしょう。しかしその結果、バブル崩壊後の日本のように、政府の借金が増えてしまうことはあるでしょう。

 

 

雇用を後押しする給与税の減免措置

──アメリカでは、トランプ大統領の経済ブレーンで、「サプライサイド経済学の父」のラッファー博士らが大統領に提案し、給与税減免を年末まで行う政策が議論されています。

西: とてもいい政策だと思います。社会保険料などの企業負担を減らす減免措置で、企業の手元資金を厚めにしてあげることができれば、キャッシュに余裕ができるので、企業は人を雇用するようになるでしょう。

 

リーマン・ショック後、失業率が元の水準に回復するまで、10年近くかかりました。今回の危機ははるかに規模が大きく、4月時点の失業率を見ても既に戦後最悪の水準を大きく超えています。コロナ不況以前の状態に戻るには10年では済まないでしょう。アメリカでも、過去、日本に30年間の停滞をもたらした「平成不況」がやってくる可能性があるのです。

 

ですから、雇用を回復させるためにも、そうした政策を実行し、企業の手元資金に余裕をつくってあげることが不可欠ではないでしょうか。日本でも経済の再稼働を急ぐ必要があるのです。

 

【関連書籍】

『大恐慌時代を生き抜く知恵』

『大恐慌時代を生き抜く知恵』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

『P.F.ドラッカー「未来社会の指針を語る」』

『P.F.ドラッカー「未来社会の指針を語る」』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

【関連記事】

2015年11月号 HSU論壇 - 経済の長期低迷を打ち破る 新たな経済学の構築 - 西 一弘

https://the-liberty.com/article.php?item_id=10198


無人補給機「こうのとり」最後の打ち上げに成功

2020年05月23日 05時58分43秒 | 日記

関西3府県で緊急事態宣言解除 【これだけ知っトクNews(5月22日版)】

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。

 

  • (1) 関西3府県で緊急事態宣言解除
  • (2) 天安門追悼集会、マカオで禁止に
  • (3) 無人補給機「こうのとり」最後の打ち上げに成功