「刈和野、大綱引き」が2月10日にありました。
この時期、秋田県内では冬祭りの行事が目白押しです。
「刈和野、大綱引き」以外には、「あめっこ祭り」(大館市)、「犬っこ祭り」(湯沢市)、「上桧内の紙風船上げ」(仙北市)、「三関の綱引き」(湯沢市}、「川渡り梵天」(大仙市)などが冬のお祭りの行事です。
それぞれの行事がほぼ同時期に行われるので複数を見物したい人は大忙しなことです。
「あめっこ祭り」と「犬っこ祭り」を同じ日に観たいと思えば、移動に費やす距離は大館市と湯沢市の距離だけでも200キロ以上にもなります。秋田市を朝早く出発しても片方の行事を見物するのが精一杯でしょう。
そんな訳で秋田市から一番近い行事を見物に行って見ました。
行った先は大仙市の刈和野です。我が家からは30数キロの距離です。同行のメンバーは小生の家内、家内の友人、それに小生の友人 の四人です。刈和野には高校の同期生がおりますので、彼の家に車を留めさせてもらうことにしてありました。
刈和野に入ったのが夜の7時過ぎ、大綱引きが始まるのが8時頃からなのですが、まずは敵情視察、町民のほかに大勢の見物客がいます。
綱引きの会場は町のメインストリートで行われます。同期生宅より歩いて5分ぐらいの距離です。町内の道筋や各家の玄関脇などには表題の画像にあるミニかまくらをこしらえて、その中にはロウソクの灯りがともされています。
この綱引きは町内を上町と下町に分かれて引き合います。綱を引き合う前に「押し合い」と呼ばれる事前協議みたいな事を行います。次の画像がその様子です。
クリックすると拡大
なにやら、おしくらまんじゅうをしているようにも見えます。上半身裸の若衆の熱気で辺りに湯気が立ち込めています。
「押し合い」が済むと2本の綱を結び合わせるのですが、これがまた大変な作業だと言うことです。
女綱の画像を撮りましたので見てください。
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大きなわっかを作りその中へ雄綱を押し込み結びあわせるのだそうです。結び目が緩んだりすると大変な事になりますので、「建元」と呼ばれる熟練者たちの指示の元に行われます。この作業には一時間ほども掛かることもあるそうです。
女綱と雄綱の結合が無事完了すると、いよいよ引き合いになります。引き合いは一本勝負です。
どちらの町も負けられませんので、見物客にも軍手が配られて引き合いに参加するように促されます。
両町内あわせて7000人もの大綱引きの勝負です。両方で引く力のため、藁で作られた引き綱が細くなって延びていきます。すごい迫力です。勝負は10分以上も続きます。あたりには「じょやさー」の掛け声が飛び交い、引き合う群集の熱気とで降りしきる雪も溶けていきます。
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今年の勝負は上町の勝ちで終わりました。勝ったほうの綱の結合部の藁を持ち帰ると縁起が良いとされるそうで、女綱の先頭部から藁を戴いている人がたくさんいました。
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勝負が終わった路上の綱を撮って見ました。
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初めて「刈和野、大綱引き」を見ましたが、その迫力に圧倒されました。
当初、町内の人たちが引き合うのを見物人はただ観るだけのものと思ったいましたので、見物人の我々も引き合いに参加するのは意外でした。雪国の人々のエネルギーであたりの雪も溶けんばかりでした。
帰り道に今回の勝者の五日町(上町のこと)の会所の前に差し掛かるとなにやら人だかりがしています。
中を覗いて写真を撮ってきました。この町の出身で現在もここに住んでいる有名人が中に居られました。
柳葉敏郎さんです。ご家族で参加されていたようです。
ちなみに、わが家内は「ギバちゃん」に声をかけて、無理やり握手もしてきたそうです。恐るべし「おばさんパワー」ですね。わが家内は勝者の町内の綱を引いたそうです。
冬の行事が終わると雪国秋田も春に向かいます。もう少しですのでがんばっていきましょう。
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この時期、秋田県内では冬祭りの行事が目白押しです。
「刈和野、大綱引き」以外には、「あめっこ祭り」(大館市)、「犬っこ祭り」(湯沢市)、「上桧内の紙風船上げ」(仙北市)、「三関の綱引き」(湯沢市}、「川渡り梵天」(大仙市)などが冬のお祭りの行事です。
それぞれの行事がほぼ同時期に行われるので複数を見物したい人は大忙しなことです。
「あめっこ祭り」と「犬っこ祭り」を同じ日に観たいと思えば、移動に費やす距離は大館市と湯沢市の距離だけでも200キロ以上にもなります。秋田市を朝早く出発しても片方の行事を見物するのが精一杯でしょう。
そんな訳で秋田市から一番近い行事を見物に行って見ました。
行った先は大仙市の刈和野です。我が家からは30数キロの距離です。同行のメンバーは小生の家内、家内の友人、それに小生の友人 の四人です。刈和野には高校の同期生がおりますので、彼の家に車を留めさせてもらうことにしてありました。
刈和野に入ったのが夜の7時過ぎ、大綱引きが始まるのが8時頃からなのですが、まずは敵情視察、町民のほかに大勢の見物客がいます。
綱引きの会場は町のメインストリートで行われます。同期生宅より歩いて5分ぐらいの距離です。町内の道筋や各家の玄関脇などには表題の画像にあるミニかまくらをこしらえて、その中にはロウソクの灯りがともされています。
この綱引きは町内を上町と下町に分かれて引き合います。綱を引き合う前に「押し合い」と呼ばれる事前協議みたいな事を行います。次の画像がその様子です。
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なにやら、おしくらまんじゅうをしているようにも見えます。上半身裸の若衆の熱気で辺りに湯気が立ち込めています。
「押し合い」が済むと2本の綱を結び合わせるのですが、これがまた大変な作業だと言うことです。
女綱の画像を撮りましたので見てください。
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大きなわっかを作りその中へ雄綱を押し込み結びあわせるのだそうです。結び目が緩んだりすると大変な事になりますので、「建元」と呼ばれる熟練者たちの指示の元に行われます。この作業には一時間ほども掛かることもあるそうです。
女綱と雄綱の結合が無事完了すると、いよいよ引き合いになります。引き合いは一本勝負です。
どちらの町も負けられませんので、見物客にも軍手が配られて引き合いに参加するように促されます。
両町内あわせて7000人もの大綱引きの勝負です。両方で引く力のため、藁で作られた引き綱が細くなって延びていきます。すごい迫力です。勝負は10分以上も続きます。あたりには「じょやさー」の掛け声が飛び交い、引き合う群集の熱気とで降りしきる雪も溶けていきます。
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今年の勝負は上町の勝ちで終わりました。勝ったほうの綱の結合部の藁を持ち帰ると縁起が良いとされるそうで、女綱の先頭部から藁を戴いている人がたくさんいました。
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勝負が終わった路上の綱を撮って見ました。
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初めて「刈和野、大綱引き」を見ましたが、その迫力に圧倒されました。
当初、町内の人たちが引き合うのを見物人はただ観るだけのものと思ったいましたので、見物人の我々も引き合いに参加するのは意外でした。雪国の人々のエネルギーであたりの雪も溶けんばかりでした。
帰り道に今回の勝者の五日町(上町のこと)の会所の前に差し掛かるとなにやら人だかりがしています。
中を覗いて写真を撮ってきました。この町の出身で現在もここに住んでいる有名人が中に居られました。
柳葉敏郎さんです。ご家族で参加されていたようです。
ちなみに、わが家内は「ギバちゃん」に声をかけて、無理やり握手もしてきたそうです。恐るべし「おばさんパワー」ですね。わが家内は勝者の町内の綱を引いたそうです。
冬の行事が終わると雪国秋田も春に向かいます。もう少しですのでがんばっていきましょう。
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