ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

フランス国旗について

2018年02月16日 19時50分12秒 | 歴史と風土
いきなり、フランス国旗のトリコロール(3色旗)が出てきました。

実はブログネタが尽き欠けているのを自覚しているので、世界の国旗シリーズでもやろうかと、やけっぱちになっているところなのです。
国際連合に加盟している国は193か国あるそうなので、それらのすべての国旗を取り上げても、膨大なブログ記事になるわけですね。

さて、この3色旗の色が意味しているものは「自由、平等、博愛」と学校で教わりました。
フランス革命の時に市民革命軍により使用されたとの説があるようだが、わたくし自身はその歴史にはさほど興味はありません。

このトリコロールの意味する「自由、平等、博愛」がその後において、どのようになっていたのかを見てみましょうか、という暇つぶしなのです。

市民革命と産業革命を経て、「自由」は「資本主義」として、「平等は」建前上は「共産主義」として機能して行きます。
資本主義は個人の「自由」な権利とその活動を保障して行き、「共産主義」は「平等」を保障するというのが建前になってはいますが、両者ともに「完全なる自由や平等」など保証された事などない事は誰でもが知っている事です。

資本主義国の「自由競争」は「富の偏在と格差」を生み出し、「平等」を目指した共産主義国は経済の停滞と官僚支配を強化したのちに崩壊していったのです。

それでは残りの「博愛」はどこへ行ったのでしょうか?

「博愛」がどうなっていったのかは、実は私などにはわかりません。
「自由、平等」とはまた違った事のように思われます。

『博愛主義』個人的利己心、人種的偏見、国家的利益、宗教的またはイデオロギー的党派性を捨てて人類全体の福祉増進のために、全人類はすべて平等に相愛すべきものであるとする主義 【広辞苑】ではこのように書かれていました。

かって「人類、みな兄弟」と言った人がおりましたが、彼などの考え方が博愛主義なのでしょうか。
その人の名は日本小型船舶振興会(現在の日本財団)の会長であった笹川良一氏です。


さて、話を元に直すならば、今はこの博愛主義は、「国境なき医師団」や「赤十字(国によっては赤新月社(せきしんげつしゃ)」などの活動にあたるのでしょうか。

フランスの市民革命軍で使われたトリコロールの色が示すものは、はたして今の現実世界では、どのくらい有効なのでしょうか。
努力目標と捉えるのが良いのでしょうか?


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