敗戦記念日が近づいてきた（夾竹桃の思い出）

8月１５日にヒロシマに行ったことを突然、思い出した。
今から５０年もの昔のことだ。

その時の広島はとても暑かった事だけは、覚えている。
市内のそこかしこに夾竹桃の花が咲いていたのを思い出す。
北国生まれの私にとっては、真夏に咲く赤い花が夾竹桃であったことを後から知った。

今でもそれらの夾竹桃は、咲いているのだろうか？

地元に帰ってからは、夾竹桃のあの赤さを眼にすることは、ない。

夾竹桃のあの赤い色は、きっと戦争で死んだ人たちの血の色なんだと思う。

夾竹桃が咲く限り、その赤さを私たちは、忘れてはならない。