長芋の蔓がこのように枯れて収穫時期を知らせてきています。天候が悪くならないうちに掘り出すことにしました。
地面より出ている枯れた蔓を取り除き、かぶっさている土を丁寧に寄せますと長芋の上部が現れてきます。
芋に傷をつけないようにその周囲をスコップや移植ヘラや時には素手で掘り進みます。
そうして芋の最下部に届くまで穴を掘り進んでいきますと、初めて芋を取り出せるようになります。
この画像の時には深さが90センチもありました。結構しんどい作業です。時間にして20分もかかったでしょうか。毎日少しずつ掘り出します。
最終日にすべて掘り出した畝の様子です。
家に持ち帰り軽く水洗いし長さを測ってみます。
大きい物は80センチを越えていました。
全部で種芋を60本ほど植えて大きいものが30本強、食用に適さない程の小ささの物が50本ぐらい、そしてその中間ぐらいの物が20本ぐらい収穫できました。
一本の種芋より枝分かれして複数の芋が成長する事もありますので、本数では種芋以上の数が獲れます。
上の画像の芋は4本に枝分かれしています。このように生育したものは芋の個体の大きさはあまり大きくはなりません。栄養が分散されるからなのでしょうね。
食用にならない物は次年度の種芋に回します。次年度用の種芋は少し乾燥させてから箱に入れて保存します。高温多湿を避け、また冬の間凍らないようにして植え付け時期までお休みしてもらいます。
収穫した芋の中にはへそ曲がりのやつもいます。それが表題の変形いもです。動物の形や手のように見えるものもありました。
2日ほど乾かしてから食べてみました。粘りが強くおいしい芋が獲れました。
栽培農家では収穫が楽なため、雨樋のような樹脂製のサヤで生育することもあるようですがわが家では従来の栽培方法をしています。
自然にまかせ地面に垂直に生育したいもの方が粘りが強い物ができる気がします。土圧に打ち勝って伸びていくときに芋の身が引き締まるのでしょうか。密度が濃い芋が出来るのではないかと思っています。また、蔓が枯れてから少し期間をおいて収穫しますのですり下ろした時に茶色く変色する事もありません。
すりおろした真っ白の長芋をマグロの切り身に掛ける「山掛け」は最高においしいです。酒とメシガ進みます。
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