大人のコミック誌と言われた「ビッグコミック」が創刊されたのが1968年の事でした。
その50周年展が秋田県立近代美術館で行われていました。9月8日の最終日に観てきました。
当時の大学生などに人気のあった漫画誌にはこのほかに「ガロ」や「COM」もありました。
「ガロ」の創刊は1964年、「COM」は1967年に刊行されています。「ガロ」や「COM」がマニアックに偏りがちな内容とすれば、「ビッグコミック」は硬軟とり交ぜたと言えば良いでしょうか、そんな印象を持ったことを思い出します。
このような「ビッグコミック」なのですが、先出の二誌の廃刊を尻目に50年もの歴史を築いている事は驚嘆に値することです。
最近では医院などの待合室においてあるのを拾い読みするぐらいで、名前なども見知らぬ作家さんの方が多くなり、すっかり縁遠くなってしまいました。
しかし、コミックやアニメなどのサブカルチャーと言われる分野も諸外国の若者たちへも大きな影響を与えるまでになっている事を思うと、その先駆けであったのが「ビッグコミック」であったのかとその偉大さを改めて思い知らされます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます