ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

「学生のすすめ」

2018年08月06日 11時47分03秒 | 独り言
かって福沢諭吉は「学問のすすめ」を書きました。
幕末・明治の時代の西洋の進取の気概を当時の人たちに訴えた書としてこの本は知られています。
だれもが知っている「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず」で有名な書籍です。

きょうはその福沢諭吉がおっしゃった「学問のすすめ」などという高尚な話題ではなく、「学生のすすめ」というかなりいい加減なお話なのです。
何故いい加減なのかは本文の最後まで読めば納得頂けるでしょう。

さて、私は今では孫の世話をするのが日課であるような老人ですが、今を去ること50年ほど前は学生の時もあったのです。そして今も「学生」なのです。
きょうのお話は「周回遅れの学生」の話なのです。

このブログを見て頂いている方は気づかれているかもしれませんが、この度わたくしは大学の単位認定試験を受けたのです。そしてその試験がきのうですべての科目が、終わったのです。

試験時間中は出題された問題に回答するのが学生の仕事な訳ですが、ただ試験を受けているだけではつまらないので、試験を受けている学生の方々を観察してみる事にしました。
試験を受けている学生の男女の比率や年代の比率などを観察しました。

今回の試験を受けている学生は、これまでわたくしが受けた中では、かなり若い人が多かったように思われます。そして女性の比率が高かったのです。科目によっては7~8割が女性の方が受験していたのでした。

初日に受けた「権力の館を考える」の試験に女性がいたこと。これは意外でした。このような科目は女性向きではないと自分が考えていたのは、偏見だったと知らされました。しかも40代ぐらいの方でした。
看護学や心理学、文学関係、ボランティア活動に関することなどの科目では半数以上が女性を占める事はあるだろうとは思っていましたが、政治や国際問題に関する科目で女性がいたことは、社会の諸問題に対する意識の高さを示しているのでしょう。

さらに気づいたことをもう一つ。それは受験する方の、真剣なまなざしです。受験される人たちの目の輝きは普段の日常生活ではあまり見られない緊張感のある光景なのでした。
一つの目標をとらえた人のまなざしを美しいと感じました。
カラオケスナックなどで見られる光景とは異なった緊張感なのでした。

そしてさらに気がついたこと(これが今回の受験で一番の収穫?)
下世話な話なんですが、きのうの試験会場で「岡村孝子」似の清楚な感じの「女子学生」(見た目の年令は言わないでおこう)が試験を受けていたのです。その方が受けていた科目は心理学関係でした。その方の座席は最前列でした。私は最後列の席でしたので、答案を書き終えて提出するまでの空き時間に、さっき言った受験生の男女間や年齢層の比率を観察したりして暇をつぶしていたのです。

50年前の大学生の時のときめきやワクワク感を取り戻した受験なのでした。
そして何より楽しみなのは学生には嬉しい「夏休み」がある事です!

学生でいる事の特権(?)は色んな事にあります。
さあ、皆さん学生を目指してみませんか?





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