先日は国内バイクメーカーの製品を取り上げましたが、今回は外国のバイクメーカーではバイク以外にどんな製品を作っているのでしょうか。過去に作っていたのも含めて調べて見ました。
AMF時代のハーレー
アメリカを代表するバイクメーカーであるハーレーダビッドソン社はかって、機械メーカーのAMFの傘下に入ってたことがあります。私が若かった頃、ボウリングブームがあり、ボウリング場の機械にAMFの名前があったのを知っていました。
ハーレーダビッドソン社は一時期、日本製バイクに押され経営が思わしくなかった時期があったようです。その時に機械メーカーのAMFの傘下に入り、経営の立て直しを図ったのでしょう。その時期のハーレーのバイクには「AMF」の表記がありました。
つぎの画像です。
当時学生を終えたばかり私は、ボウリングやバイクなどにも全く興味はなかったのですがこの「AMF」のロゴマークだけは不思議と覚えているのです。秋田市に帰郷すると地方都市でもボウリングがブームになっていました。ボウリング場の建物にこのマークがあったのです。その後、バイクに乗るようになり、ハーレーのタンクにこの「AMF」の表記を観た事がありました。
バイクのハーレーとボウリング場のマークが同じであったのをみても、何か両社に関係があるのか程度にしか思っていませんでした。
さて、本題に戻りましょう。ハーレーダビッドソン社は自社でボウリングの機械は製造してませんでしたが親会社がそれを作っていたとのことです。ハーレーに関してはこれ以上は詳しくは知りません。
次はヨーロッパのメーカーに行ってみましょう。
北の国から行ってみましょうか。
北の国スウェーデンにはハスクバーナと言うバイクのメーカーがあります。このメーカーが得意とするところは軽量高出力のオフロードマシーンです。世界のオフロードレースで常に上位入賞している優れたマシーンを作っていることで知られています。
このハスクバーナ社はバイクの他にはどんな物を作っているのでしょうか。全世界で大きなシェアを持っているものに、チェーンソーがあります。
林業に携わる者では知らぬ人はいないほど、ハスクのチェーンソーは全世界で愛用されています。乗用型草刈り機もありました。
それらの画像は次の物です。
ハスクのチェーソーに純正の混合用オイルを使った場合、その混合比は50対1から100対1と指定されていると聞いたことがあります。日本製のチェーンソーの指定混合比はほとんどが25対1です。これはエンジンの焼き付きを防ぐため、メーカーはあえて濃い目の混合比を指定しているのだと推察するのですが、ハスクの混合比はとても薄いのです。それだけエンジンの耐久性や性能に自信を持っているのだと思われます。
次は海を渡ってイギリスに行ってみましょう。
イギリスはトライアンフですね。トライアンフはバイクメーカーですが実は親会社は軽量スポーツカーのトライアンフTRシリーズで知られている自動車メーカーでした。次の画像の車です。
ちなみにこのシリーズ名の「TR」とはトライアンフロードスターの頭文字だそうです。
車のトライアンフは現在では新車で買うことは出来ません。紆余曲折を経て車名を引き継ぐ所もないまま会社そのものが無くなってしまいました。
但し、バイクのトライアンフ名は現在ではBMWの資本の元でその名を残しています。
全盛期に作られたトライアンフのバイクをを見ていただきます。この個体は秋田県内に住む私の友人が所有する物です。
1956年頃に作られたオリジナルの車体とのことです。
イギリスには著名なモーターサイクルメーカーとしてノートンとBSAがあるが両社ともバイク以外の物を製造してた事は無かったようである。
次はフランスに行ってみよう。
プジョー・モトシクル (Peugeot Motocycles)
プジョーは車のメーカーとして知られていますが、子会社のPeugeot Motocyclesは庶民の足としてのモペッドやスクーターの小排気量の二輪車を多く作っています。
今でこそプジョーは欧州屈指の自動車メーカーですが元は自転車の製造から始めた会社でした。今でも自転車を製造しています。
ツール・ド・フランスには初回から一回も欠かさずエントリーしているそうです。
現代のプジョーの自転車の一つには次のものなどがあります。
ここで余談ですが「刑事コロンボ」の愛用車はプジョーでした。
これです。
次はお隣のドイツに行ってみましょう。
ドイツのバイクメーカーといえばBMWですね。BMWは言わずと知れた自動車メーカーですがこの会社が作るオートバイは堅牢さにおいては右に出るものはありません。BMWには自転車もあります。これです。
BMWの自転車はおしなべて価格が高そうです。品質は中の上、価格は上の上と言われています。ブランドの価格なのでしょうね。
さて、次はイタリアに行ってみましょう。
イタリアには多くのバイクメーカーがありますが、その中でもMVアグスタは異色です。
作ってるバイクが変わっているということではありません。なんと親会社のアグスタ・ウエストランド社はヘリコプターのメーカーなのです。こんなヘリコプターを製造していました。
一つは軍用攻撃ヘリ、もう一つは民生用の物です。
ヘリコプターの世界シェアはかってはアメリカのベル社が一位で次がアグスタだったこともあったそうです。
何やら我が国の川崎重工業に似ているようですね。川重と違うところは全世界にアグスタは自社のユーザーを持っているということです。
川重は防衛省御用達のみでヘリの輸出はしていません。防衛省御用達にあぐらをかいているようではいけませんね。
我が国のヘリコプター産業には国際競争力はないのでしょうかね。なんてことも心配してしまいます。
イタリアの他のバイクメーカーでバイク以外のものを製品として持っているのはアグスタ以外には見つける事ができませんでした。
何やらまとまりのないものになってしまいましたが、この項は一応終わりとします。
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AMF時代のハーレー
アメリカを代表するバイクメーカーであるハーレーダビッドソン社はかって、機械メーカーのAMFの傘下に入ってたことがあります。私が若かった頃、ボウリングブームがあり、ボウリング場の機械にAMFの名前があったのを知っていました。
ハーレーダビッドソン社は一時期、日本製バイクに押され経営が思わしくなかった時期があったようです。その時に機械メーカーのAMFの傘下に入り、経営の立て直しを図ったのでしょう。その時期のハーレーのバイクには「AMF」の表記がありました。
つぎの画像です。
当時学生を終えたばかり私は、ボウリングやバイクなどにも全く興味はなかったのですがこの「AMF」のロゴマークだけは不思議と覚えているのです。秋田市に帰郷すると地方都市でもボウリングがブームになっていました。ボウリング場の建物にこのマークがあったのです。その後、バイクに乗るようになり、ハーレーのタンクにこの「AMF」の表記を観た事がありました。
バイクのハーレーとボウリング場のマークが同じであったのをみても、何か両社に関係があるのか程度にしか思っていませんでした。
さて、本題に戻りましょう。ハーレーダビッドソン社は自社でボウリングの機械は製造してませんでしたが親会社がそれを作っていたとのことです。ハーレーに関してはこれ以上は詳しくは知りません。
次はヨーロッパのメーカーに行ってみましょう。
北の国から行ってみましょうか。
北の国スウェーデンにはハスクバーナと言うバイクのメーカーがあります。このメーカーが得意とするところは軽量高出力のオフロードマシーンです。世界のオフロードレースで常に上位入賞している優れたマシーンを作っていることで知られています。
このハスクバーナ社はバイクの他にはどんな物を作っているのでしょうか。全世界で大きなシェアを持っているものに、チェーンソーがあります。
林業に携わる者では知らぬ人はいないほど、ハスクのチェーンソーは全世界で愛用されています。乗用型草刈り機もありました。
それらの画像は次の物です。
ハスクのチェーソーに純正の混合用オイルを使った場合、その混合比は50対1から100対1と指定されていると聞いたことがあります。日本製のチェーンソーの指定混合比はほとんどが25対1です。これはエンジンの焼き付きを防ぐため、メーカーはあえて濃い目の混合比を指定しているのだと推察するのですが、ハスクの混合比はとても薄いのです。それだけエンジンの耐久性や性能に自信を持っているのだと思われます。
次は海を渡ってイギリスに行ってみましょう。
イギリスはトライアンフですね。トライアンフはバイクメーカーですが実は親会社は軽量スポーツカーのトライアンフTRシリーズで知られている自動車メーカーでした。次の画像の車です。
ちなみにこのシリーズ名の「TR」とはトライアンフロードスターの頭文字だそうです。
車のトライアンフは現在では新車で買うことは出来ません。紆余曲折を経て車名を引き継ぐ所もないまま会社そのものが無くなってしまいました。
但し、バイクのトライアンフ名は現在ではBMWの資本の元でその名を残しています。
全盛期に作られたトライアンフのバイクをを見ていただきます。この個体は秋田県内に住む私の友人が所有する物です。
1956年頃に作られたオリジナルの車体とのことです。
イギリスには著名なモーターサイクルメーカーとしてノートンとBSAがあるが両社ともバイク以外の物を製造してた事は無かったようである。
次はフランスに行ってみよう。
プジョー・モトシクル (Peugeot Motocycles)
プジョーは車のメーカーとして知られていますが、子会社のPeugeot Motocyclesは庶民の足としてのモペッドやスクーターの小排気量の二輪車を多く作っています。
今でこそプジョーは欧州屈指の自動車メーカーですが元は自転車の製造から始めた会社でした。今でも自転車を製造しています。
ツール・ド・フランスには初回から一回も欠かさずエントリーしているそうです。
現代のプジョーの自転車の一つには次のものなどがあります。
ここで余談ですが「刑事コロンボ」の愛用車はプジョーでした。
これです。
次はお隣のドイツに行ってみましょう。
ドイツのバイクメーカーといえばBMWですね。BMWは言わずと知れた自動車メーカーですがこの会社が作るオートバイは堅牢さにおいては右に出るものはありません。BMWには自転車もあります。これです。
BMWの自転車はおしなべて価格が高そうです。品質は中の上、価格は上の上と言われています。ブランドの価格なのでしょうね。
さて、次はイタリアに行ってみましょう。
イタリアには多くのバイクメーカーがありますが、その中でもMVアグスタは異色です。
作ってるバイクが変わっているということではありません。なんと親会社のアグスタ・ウエストランド社はヘリコプターのメーカーなのです。こんなヘリコプターを製造していました。
一つは軍用攻撃ヘリ、もう一つは民生用の物です。
ヘリコプターの世界シェアはかってはアメリカのベル社が一位で次がアグスタだったこともあったそうです。
何やら我が国の川崎重工業に似ているようですね。川重と違うところは全世界にアグスタは自社のユーザーを持っているということです。
川重は防衛省御用達のみでヘリの輸出はしていません。防衛省御用達にあぐらをかいているようではいけませんね。
我が国のヘリコプター産業には国際競争力はないのでしょうかね。なんてことも心配してしまいます。
イタリアの他のバイクメーカーでバイク以外のものを製品として持っているのはアグスタ以外には見つける事ができませんでした。
何やらまとまりのないものになってしまいましたが、この項は一応終わりとします。
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