ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

車の色ーその2-

2019年08月24日 19時19分38秒 | ひまつぶし

先日の車の色の続編です。

ブリテッシュグリーンの車が好きだと言ったところで、おいそれとそのような車を買う事は出来ません。私には自分のバイクにそのような色を施すことぐらいがせきのやまです。所有するバイクのタンクやフェンダーを自分で塗装した事がありました。塗料は知り合いの塗料屋さんで調合してもらい、自家塗装したのです。それが表題のバイクなのです。もう少し濃い緑色のほうがブリテッシュグリーンに近かったかなと出来上がってから思ったのですが、まあまあの出来と自画自賛したのでした。

さて本題に戻りましょう。車の色の伝統色の一つに、イタリアンレッドと呼ばれる色があります。赤色の一種なのですが、この色は別名をフェラーリレッドと言われます。フェラーリ社のレーシングカーに使われてきました。当然の事ながらフェラーリ社の市販車での多くにもこの色は使われています。

これです。


数回、秋田市内でも赤色のフェラーリを見掛けたことがあったのですが、ここしばらくは見掛けることがないのであるいは処分してしまったのでしょうか。フェラーリの所有者は江戸時代から続く旧家のお坊ちゃんで、所有地も手放し、今はどうしてるんでしょうかね。

さてこの赤色(イタリアンレッド)という色はイタリア本国では実はフェラーリ以外ではほとんど見かけることはなく、イタリアを代表する伝統色とは言えないのが実情らしいです。一般人の手の届く市販車で使われることは少ないとの事です。
わが国では赤い車はかなり普及していますね。郵便車や消防車は別にして、今では国産小型車の多くにレッドがラインナップされています。

実はかくゆうわたくしの車も赤色なんです。
これです。
メーカーのスズキではこの色をバーニングレッドパールメタリック と言っているようです。
バーニングとは燃えているという意味なのですが、この色を好む人が燃えている訳では決してありません。ちなみにこの赤色と似た色はマツダにもありますね。マツダではこの色をなんと呼んでいるのでしょうか。マツダでの呼び名は「ソウルレッド・プレミアム・メタリック 」でした。
マツダ車はこれ。
スズキは「バーニング」であり、マツダは「ソウル」なわけですか。言葉だけを見れば「ソウル」より「バーニング」の方が過激と言えるでしょうか。
実際に見比べると両車の色はマツダ車のほうが深みのある赤色に感じられます。

わたくしがこの赤色車の購入にあたっては視認性の高さを基準にしたつもりですが結果としてイタリアンレッドの近似色となったのです。
さてシルバーや黒に近い色を選ぶ人がおります。私の周りでは赤色などの「派手な色」の車に乗っている人はおりません。そのような方になぜ地味な色にしたのかと尋ねると、下取りの時に有利だと販売店から言われたとか、町内で派手な色の車に乗っていると目立ち過ぎるからとかいう返事が返ってきます。ですが、事故を避けることから言っても視認性の高い色を選択するのも一つの方法とわたくしは思っているのです。
ちなみに消防車の色が赤いのは次の理由が考えられます。赤色は膨張色であり、そのため周囲の注意を引きやすいので緊急自動車としてて適しているから。消防車の色が赤と決められた時代には赤色の車はなかったので、人々は赤の車が緊急自動車であることを認識して自然に注意を払っていたから。などが考えられます。
わたくしは「派手好み」な性格ではないと自認していますが、車ぐらいは気に入った色にしたいのです。日本人(特に中年以降)は目立ち過ぎることを避ける傾向がありますが、身に着ける衣装の色やデザインと同じようにお気に入りを身に着けるのはその人に任されているのです。

さて、イタリア本国では数少ないイタリアンレッドがかくももてはやされているのはなぜなんでしょうか。もしかしてフェラーリにあこがれる車好きが手の届かない夢としてイタリアンレッドを奉っているのかもしれませんね。



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