~つれづれに~

♪ 歩くの大好き~山歩きで見た花 庭に咲く花のこと
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京浜東北線 王子(飛鳥山)を歩いて

2016-07-07 | 日記
石神井川にかかる音無橋を渡って 音無親水公園から王子神社に。戦国時代以前からの聖地で領主北条氏も崇敬。豊島氏が領主になって紀州熊野三社より王子大神をお迎えして祀ったところから 王子という地名になる。 徳川時代になり家康が将軍家祈願所と定め代々崇敬され 広大な社領に 秀麗な社殿も戦災でほとんど焼失しましたが 昭和に入って整地・復元されました。

戦災を免れた1本の銀杏が樹齢600年(幹囲は6.36m、高さは19.69m)天然記念物に指定されています。


末社の 関神社は全国でも珍しい「髪の祖神」で 祭神は 琵琶の名手、百人一首で有名な蝉丸。毛髪報恩のための毛塚も建立されています。


王子稲荷神社
1000年の昔から 岸稲荷として祀られていたが 地名が王子に改称された時に王子神社とともに王子稲荷神社と改称。こちらも徳川家の崇敬があつく
  
昔は、こんもりと茂った杉の大木に包まれて、山中には沢山の狐が神使として大切にされていました。その跡は、今も、「お穴さま」として保存されています。覗いてみましたが真っ暗で何もみえませんでした。
料理屋と狐を舞台にした「王子の狐」の落語はここが舞台だったと知り、あらすじをみると 聞き覚えのある話でした。もう一度ききたいな。
その話にに出てくる厚焼き卵で有名な「扇屋」さん。 14代続く玉子焼き屋さんで かつては 大名をもてなし、外国の使節団の接待に使われたこともある料亭で、今もその卵焼きが人気で店のまえに行列ができるとききました。お店のある親水公園まで引き返しましたが みつからなくて うろうろ。通りすがりの方に そこだよ!と言われ振り向くとビルのまえの小さな屋台でうられていました。
大名に出したといわれる大きな丸い釜焼き卵は当主しか作れなく予約が必要。見本の写真を見るとパウンドケーキみたいで1個4000円(卵を15~6個)。

 当時のままの味といわれる厚焼き卵をお土産に半折買って帰りました。  甘くてふんわりした食感であとから出汁のうまみがじわ~と。 孫が喜んで食べ あっという間になくなりました。大人は大根おろしを添えるとお酒のあてになるそうです。

稲荷神社を過ぎるとすぐに 名主の滝公園がありました。名主の滝は、王子村の名主 畑野家が、その屋敷内に滝を開き、茶を栽培して、一般に人々が利用できる避暑のための施設だった。
男滝、女滝・独鈷の滝・湧玉の滝の4つの滝があり、ケヤキ・エノキ・シイ、沢山のモミジなどが茂り 敷石は自然石の清涼感いっぱいの庭園。孫も保育園からお散歩に来るそうです。
入口の薬医門
     

男滝 女滝

独鈷の滝
  滝は地下水をポンプでくみ上げていて 私が訪ねた時は男滝だけ水が流れていました

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