じいくれふの部屋

じいくれふのGはト音記号(G-clef)のG。音楽教室は現在無料塾に。シニア世代になり、新たな活動模索中

ブラームスの秋

2008年09月10日 | 音楽

この前、

ブラームスの「ドイツレクイエム」を歌うので、

とチケットをいただきました。

「ブラームス、好きなんです。」

Hidagawa秋になると、

思い出す場所。

大学時代オーケストラの合宿で行った岐阜県の七宗

木造の校舎を再利用した合宿所でした。

私たちはまだ1回生だったので、

12月の定演で演奏できるのはヨハン・シュトラウスの「皇帝円舞曲」1曲だけ。

しかも3rdバイオリンという特別に優しくアレンジしてもらった楽譜、

でもその年のVnは初心者ばかりでそれさえなかなか弾けなかった

先輩達のTutti(全体合奏)で流れてくるのは

ブラームスの「交響曲第1番」とガーシュインの「パリのアメリカ人」

Img073その年の先輩達はみんな上手で、いつもあこがれて聴き入っていました。

このときオケを指導し指揮をしてくださっていたのが兼田敏先生

オーケストラの練習、そして作曲や和声の授業はいつも冷や汗ものでしたが、

音楽の魅力をいっぱい伝えてくださったこと、

そしてへたくそな?できの悪い学生たちにも

とことんつきあってくださったことは、

後に教えるという仕事についた者達にとって

どれだけ大切な糧となったかわかりません。

栗ご飯、夜のラーメン、流れてくるブラームスの旋律・・・。

懐かしい。

昨日9月9日は先生のお誕生日。もし生きておられたら70代半ばでしょうか。

覚えやすいというのもあるのだけれど、忘れっぽい私がよく覚えている。

音楽の楽しさをいっぱい教えてもらったからですね。