この前、
ブラームスの「ドイツレクイエム」を歌うので、
とチケットをいただきました。
「ブラームス、好きなんです。」
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思い出す場所。
大学時代オーケストラの合宿で行った岐阜県の七宗。
木造の校舎を再利用した合宿所でした。
私たちはまだ1回生だったので、
12月の定演で演奏できるのはヨハン・シュトラウスの「皇帝円舞曲」1曲だけ。
しかも3rdバイオリンという特別に優しくアレンジしてもらった楽譜、
でもその年のVnは初心者ばかりでそれさえなかなか弾けなかった
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先輩達のTutti(全体合奏)で流れてくるのは
ブラームスの「交響曲第1番」とガーシュインの「パリのアメリカ人」
その年の先輩達はみんな上手で、いつもあこがれて聴き入っていました。
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このときオケを指導し指揮をしてくださっていたのが兼田敏先生。
オーケストラの練習、そして作曲や和声の授業はいつも冷や汗ものでしたが、
音楽の魅力をいっぱい伝えてくださったこと、
そしてへたくそな?できの悪い学生たちにも
とことんつきあってくださったことは、
後に教えるという仕事についた者達にとって
どれだけ大切な糧となったかわかりません。
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栗ご飯、夜のラーメン、流れてくるブラームスの旋律・・・。
懐かしい。
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昨日9月9日は先生のお誕生日。もし生きておられたら70代半ばでしょうか。
覚えやすいというのもあるのだけれど、忘れっぽい私がよく覚えている。
音楽の楽しさをいっぱい教えてもらったからですね。