先日、社会教育の近畿大会があり京都テルサに行ってきました。
全体講演は冷泉貴実子さん。(冷泉家は歌道の宗匠家の内の一つで冷泉流 歌道を伝承している。)
現代短歌と和歌の違いを私は今まで知りませんでした。
和歌は「歌う」
文字よりも音での表現
そして
現代短歌は「私はあなたと違う」ことを歌う、実際に見たこと聞いたこと感じたことを歌う
和歌は「私もあなたも同じ」だと歌う。美しさや侘しさ、同じ価値観、感じ方のもとで歌う
奥山に 紅葉踏みわけ 泣く鹿の
声きく時ぞ 秋は 悲しき (猿丸大夫)
鹿の声を聞いたことがなくてもいいのだそうです
秋なら紅葉に鹿がでる
想像の世界でいいのだそうです
秋はこうよね…そういう美意識、
日本人的なんだと。
京都への愛やちょっと辛口の皮肉?も
京都ならではの講演で面白いなあと思いました。