映画「おくりびと」は、
主人公、大悟(本木雅弘)が
楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、
故郷の山形に帰り“納棺師”となるストーリー。
このオーケストラのシーンに出てくる指揮者の飯森範親さんは、
今年のニューイヤーオペラコンサートでも指揮をした大活躍中のすてきな指揮者で、
映画の冒頭にチェロやオケのシーンが出てきて
私はすぐに引き込まれました。
そして全編にチェロの音が流れて
久石さんの音楽はさすが。
ただ、報道とかでは思うほどに音楽に光が当たっていないような・・・、
でも、そういうものなのかも。
音楽がやたらうきでていないで、
映画によりそい、
それでいて心や情景をうきだたせているような・・・、
だから、いいのかもしれません。
ちょっとだけ心にひっかかりが。
楽団が解散、
チェロ奏者で食べていけない
1800万円のチェロのローンが払えない
楽器を手放し夢をあきらめて・・・
そして
「あきらめたら(チェロを売ったら)楽になった」
というセリフ。
それはすごくわかる気がしますが、
でも、普通の会社が倒産して別の仕事に・・というのとはちょっと違う。
そんなにすぐ違う道を生きようと思えるのかしら。
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