葛井寺の国宝十一面千手千眼観世音菩薩坐像を拝観した後、近くにある道明寺を訪れました。
縁起にもあるように菅原道真公が自ら刻まれたと伝わる国宝十一面観音菩薩立像がご本尊さまです。
(寺務所で購入した絵葉書です。)
秘仏ですが毎月18日と25日にはご本尊がご開帳されます。
この5月もコロナウィルス拡散防止から本堂の入堂はなく縁側から開扉されている観音菩薩さまを拝みます。
(日本に七躰しか存在しない国宝十一面観音菩薩像のひとつです。)
平安時代初期の造立で像高は約98cmの榧木の一木造です。
この地域は土師氏が勢力を持っていたところで聖徳太子がこの地に尼僧の尼寺を建立される際には土師氏が土地と邸宅を寄進し、七堂伽藍を備えた大寺院だったようです。
この寺が道明寺の前身土師寺で、その末裔菅原道真公により"道明寺"と改められました。
明治5年の神仏分離令の時には、堂宇一切を天満宮境内から移し大正8年には今の本堂も完成し、創建以来約1300年間の長期にわたり法灯を守っておられます。
寺務所でお声を掛けさせて頂き、御朱印を授与して頂きました。
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