この時期になると 子供の頃から慣れ親しんだ味が恋しくなります。
それは 香り豊かで個性的な山菜で スーパーに並んでいるのを見つけ 早速ゲットし味わってみることにしました。
まずは「野蕗」ですが いつものように佃煮(伽羅蕗)に・・・
野蕗は比較的アクが少ないので 水から湯がいて ザルに取り水切りするだけでOKです。(完全にアクを抜くと香りもなくなる)
これを鍋に入れ 酒 醤油 味醂のみで煮付けます。(水は加えない)
煮詰まってきたところに 塩昆布を加えると「野蕗の佃煮」が出来上がりました。
続いての香り山菜は 「ワラビ」と「山ウド」です。
ワラビはアクが強いので十分なアク抜きが必要で 通常は灰か重曹を用い半日程放置するのですが 今回は時短処方でやってみました。
小麦粉と塩を入れ沸騰させた湯に ワラビを投入し約5分間茹で 水で小麦粉を綺麗に洗い流してから 冷水中に20分放置します。
(小麦粉がアクを吸着してくれるので 長時間放置しなくてもアク抜きが完了します)
アク抜き後はこんな感じです。
適当な長さに切り 鰹節 味ぽんをかければ「ワラビのお浸し」のかんせいです。
山ウドは 皮を剥き薄切りにしたものを 酢水につけてアク抜きをします。
そのままでもOKなのですが 今回はサッと茹でてから「辛子酢味噌和え」にしてみました。
「春の香り山菜」三品を食卓に並べて いただきました。
紹介した山菜は いずれもほのかな苦味が特徴で これが癖になり 酒のアテに適しています。
今年も乗り遅れずに味わうことが出来 満足! 満足!