会社OB会のハイキングで 滋賀県の「草津宿」を歩きました。
ボランティアガイドさんの説明を聞きながら 旧東海道の史跡を巡るという企画でした。
南草津駅から出発し まず最初に訪れたのは「野路の玉川」で 玉のような清水が湧き出たという故事から名付けられたそうです。
所々に道標が残っており こちらは東海道と矢橋道の分岐点にある「矢倉道標」で 急がば回れのことわざの語源になったと言われています。
こちらは「右東海道いせみち 左中山道美のぢ」と刻まれた「追分道標」で この場所は東海道と中山道のまさに分岐・合流地点です。
草津市は江戸時代の主要街道が分岐・合流する地で 多くの人が行き交い重要な宿場として発展してきました。
従いまして 通り沿いには多くの伝統的町家が 残されています。
伝統的な造りは共通点も多いようですが 少しずつ違った部分があり 興味深いですね。
続いては 通り沿いの造り酒屋を見学させていただき まずは「古川酒造」さんからです。
勿論 お楽しみの新酒試飲もありました。
続いては「太田酒造」さんで ここ太田家は江戸城築城の祖と言われる「太田道灌」が祖先に当たる名家だそうです。
本社内には 道灌さんが詠まれた和歌や 江戸末期から酒造り道具等が展示されています。
こちらでも美味しいお酒を試飲させていただきました。
最後に「草津川跡地公園」で 周りより高い所を流れていた川が廃川となり 現在では川底が市民の憩いの公園に生まれ変わっています。
草津宿は 東海道五十三次の52番目の宿場だそうです。
史跡も多く残されており 次回も引き続き風情のある街並みと歴史を紹介しますよ。