くろんど園地でミズバショウを観察した後 いつものように園内のハイキングルートを歩いていると・・・
道路わきの柵の手前に 見慣れない大きな鳥が登場しました。
色目からキジではないし その鳥は 何と! 何と! 初めて目にした「ヤマドリ」でした。
この園地は野鳥も多く 珍しい鳥の出現場所には多くのカメラマンが三脚を立てて待ち構えておられるのですが 周辺には誰もいません。
と言うことは・・・ この場所で頻繁に目撃されているのではなく 超ラッキーな遭遇だったのではないでしょうか。
このチャンスを逃すまいと カメラのシャッターを押しまくりました。
この鳥の特徴は 目の周りの赤い隈取りと 派手でしなやかな長い尾羽で 全長は優に1mを超えるようです。
ちなみに この個体はオスですが メスは地味な色目で長い尾も持っていません。
ヤマドリは 古来からの日本固有種で 山中に生息し昔はよく見られていた鳥のようです。
万葉集にも4首詠まれており 代表的なのは 柿本人麻呂作と言われている 長い尾を長い夜に掛けて詠んだもので
「あしひきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む」という歌です。
この日の サプライズな出会いは 正に感動ものでした。
滅多に出会えない鳥で たまたま この日 この時間 この場所が重なったからこその幸運であったと思います。
また 何時か何処かで再会したいものです。
本日、令和4年11月2日
午前11時30分
先程、夜勤の帰り道
峠で、子供の頃から、みたこともない、赤っぽい、雄のキジをみて、
驚き、調べたら、正に
ヤマドリ、51年生きてきて、
誰からも、聞いたこともありませんでした。今日は、人生のなかでも、
記念日になりました。
ありがとうございます。
m(_ _)m