平城宮跡では 平成17年11月から手掛けられていた「大極殿院南門」復原整備工事(第一次)が漸く完了しました。
そして その復原工程を説明する展示会が「平城宮いざない館」にて開催中とのことで出向いてみました。
この復原工事を請け負ったのは 大手ゼネコンである「清水建設」さんで 当社は宮大工を起源とする会社とのことで
社寺建築・伝統建築に強いそうで 納得できます。
展示室内では 工事過程を説明するビデオが放映されるとともに 多くの説明パネルが展示されています。
そして 工事は昔ながらの宮大工が使用してきた工具や工法を用いて進められたようです。
現在的な工法ではと想像していたので 意外でした。
南門が完成したことにより 平城宮跡の景観は 南側から「朱雀門」「南門」「大極殿」が一直線上に並ぶようになりました。
こちらは展示会場でいただいた記念品で 工事に使用された「吉野檜」の端材で作られたコースターです。
今回の展示は 滅多に目にすることのない伝統建築物の復原工法・過程が良く理解できる良い企画でした。
また清水建設さんの説明ビデオも 良くできていますよ!