◆ 災害時に的確な対応を行うための訓練◆
1月19日土曜日、市立甲府病院で、
災害発生時に職員が傷病者を受け入れ、
トリアージの実施などに対応できる態勢を整えるため、
「市立甲府病院トリアージ訓練」が実施されました。
トリアージとは…
災害時の人材や資源などの確保が厳しい状況下で、
最善の救命効果を得るために、
傷病者の重傷度や緊急性などを分別し、
治療の優先度を決定することです。
このトリアージ・タッグと呼ばれる紙に
氏名などを記入し、色でその方の緊急度や重傷度を識別し、
それぞれの色ごとに対応をしていきます。
曽根丘陵断層を震源としたマグニチュード7.3の地震で、
多数の負傷者が出た、との想定で実施されたこの訓練。
医師や看護師、地域住民の方々市民の方約150人が参加しました。
準備の様子。
青いガウンは医師、
ピンクは看護師、
黄色は薬剤師や技師、事務など、
職員も色で職種が分かるようにされています。
ボランティアとして参加してくださった学生や地元市民の皆さんは、
一人ひとり異なる症状を演技し、
訓練会場は災害時の緊迫感につつまれました。
救急車やドクターヘリなどを使った搬送訓練も行われ、本番さながら。
その他、患者の家族からの問い合わせに対応する訓練なども
行われたそうです。
災害はいつおこるものか、誰も予測できませんが、
いつ発生するか分からないからこそ身近なものという認識が必要です。
災害が発生したときにどういった行動をするか、
是非、この機会に家族で話し合ってみてください。