こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

七夕まつり、墓掃除、道の草払い、・・・「七日掃除」

2008年08月03日 | 教育
お盆を間近にひかえて、
本日は「おみがきさん」の日。
おみがきっていうのは、
本堂にある仏器をきれいにみがき清める行事。
同時に、境内各所のお掃除もかねて行う。
約40名の檀徒さん方が早朝から集って、
汗だくになりながらご奉仕なさった。
これで精霊さま方は、今年のお盆も清々しくお出かけになれる。

さて、例年8月の第一日曜日は、
町内各所において道の草払いやゴミ拾いが一斉に行われている。
戦後しばらくまでは、
この清掃作業は決まって8月7日に行われていたと聞く。
曜日は無関係。
で、この日は七夕飾りを済ませた後、
お墓の掃除をして、
そして地域の道路清掃へと向かう。
この三つの作業をこなす日が8月7日。
ちなみに道路の清掃をする意味は、
お先祖の御霊が気持ちよく帰宅できるように、
その道程の草を払っておくわけだ。
七夕祭りと先祖供養が同時に行われるとても濃い一日である。

曜日に左右されることなく、
キチッと決まった日にちを大切にする心。
大事にしたいものです。

8月6日は広島原爆投下の日。
8月9日は長崎原爆投下の日。
記念日は、日にちにこそ重要な意味を持つ。
大人の都合主義で、曜日に左右されてしまうことは、
教育上最もさけるべきことだ。
コメント (2)
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