こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

シバ(柴)のお供え

2012年01月25日 | 仏教

お仏壇やお墓には、お花やその他の植物をお供えします。
ここでは、その他の植物が話題。

この地域(どこまでの地域だか定かでないですが)では、
通常、シバ(柴)をお供えする、といいます。
シバといっしょにきれいなお花も添えて供えるのです。

正月とお盆以外は、下の写真の「ハナシバ」をお供えします。

この植物のことを「カッチョシバ」と呼んでいます。
なんでカッチョ?なのかわかりません。
それと、正式な名称を知りません。
誰か教えてください。m(_ _)m

で、お正月には、「ツルシバ」を供えます。

ユズリ葉のことです。

で、夏のお盆には、「墓シバ」を供えます。
ホオズキとセットで。

一般にはシキミっていいますね。
地域によっては、このシキミを年中お供えする所もあります。

「シバ」は、山に自生する雑木を総称してそう呼ぶそうですね。
だからそれぞれにはれっきとした名前が付いているはず。
地域地域で異なった呼び方ですが、
それもまたおもしろく思います。

余談ですが、昔話の桃太郎に
「おじいさんは、山へ シバ刈りに 行きました。」
ってくだりがありますが、
けっしてゴルフ場の芝刈りやガーデニングに出掛けたんではないことを、
子育て真っ最中の方々に伝えなければならんと、
とあるCMを観て思いました。




コメント (3)
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