本日は、月遅れの常楽会(じょうらくえ)<涅槃会>です。先月の15日から今月のお彼岸明けまで、本堂右手に涅槃図をおまつりしてあります。
どうぞ、お参り下さい。
ここに紹介する図柄には、ひどく悲しみにむせぶ老女が描かれています。涅槃に入られたお釈迦さまの足元にすがり、その御足をさすりつつ涙を流しています。貧しく供養する物が無い老女は、長年の行脚を支えられた足をいたわり、お釈迦さまを一心に思って涙するのです。お釈迦さまの足に落ちた老女の涙の跡は消えることなく残ったといいます。それを見た尊者たちは感じ入り、皆心より礼拝をしたといいます。