2月から4月の初旬まで、
八王子の高尾山薬王院修行道場において、
弟子(息子)が修行に打ち込んでおります。
高尾山の指導阿闍梨さまはじめ多くの方々の支えがあって、
どうにか成満の見通しがついてきたように思われます。
「加行」(ケギョウ)と呼ばれるこの修行は、
お坊さんとして研鑽を重ねていく上で必要不可欠な基本中の基本となるプロセスです。
この修行を体験しなければ、何にも始まらないといったところでしょうか。
それでも、最も血気盛んな年頃に臨む行ですから、
一生深く心の深層に刻み込まれる体験になることは間違いありません。
そんな高尾山道場は、まれに見る大雪の影響で、
甚大な被害を受けたようです。高尾山から発行される定期刊行物で初めて知りました。
印刷物を撮した画像なので見にくいですが、雪が室内にまでなだれ込んでいます。
参道には、2メートルはあろうかと思われる雪の壁が。
んで、よ~く写真と記事を見ると、・・・笑
・・・はいはい、しっかり潮音院のお弟子さんが雪かきをして参道確保に励んでいますよ。
修行の合間にかりだされたんでしょう。他にも若いお坊さんが数人でがんばってます。
元気にやっているようで何よりです。この記事を読んで、とても安心しました。
もうすぐ、結願です。4月2日には師僧の私も高尾山薬王院さまへ登嶺して、
修行無事成満への御礼を申し上げようと思います。