星曼荼羅の掛け軸をおかけして、一生を司どるお星様に至心に願いを捧げます。 堂内2カ所に設けられた受付所がいよいよ起動しはじめました。
堂内では、もう1時間も前から御詠歌講の方々がスタンバイしてらっしゃいます。 本日の節分祭について、インフォメーション。
戦後しばらくまでは、夜暗くなってから開催していたことをお話しすると、数人の参拝者大きくうなずいて懐かしんでくれました。
男女の出会いの場でもあったとか。ステキな行事だったんですね。
楽屋裏では、豆まきの準備が進んでいます。慌ただしさも、この行事の醍醐味。 導師が入護摩するまでの間、星まつり供養和讃など、三曲を奉じました。
いつも感心しますが、あたえられた課題を見事にこなしてくれる御詠歌の皆さんです。すばらしい。
さあ、いよいよ入護摩です。
お不動様の炉にお火が点火されます。
申し込まれた星供養ご守護をお火加持。
みなさん、それぞれに「なで木添え護摩」を手に、巡拝。
それぞれの思いを至心に祈ります。 自分の子や孫などの分まで、ひとりで何十枚も
持ってお参りす方もいらっしゃいます。
今年も西方寺様がリズミカルでステキな祈願太鼓を奉じてくださいました。
お疲れの所、有り難うございました。
星供曼荼羅とお不動様を熱心に参拝し、
最後の仕上げは、大楽院法師による錫杖加持。
至心なる祈りがきっと届きますように。
さあさ、いよいよ豆まきの時間です。持参した袋をめいいっぱい広げて、
わくわくと。
今年の年男年女をはじめ、初老や還暦の方々が豆をまいて厄を落とします。 その厄を、多くの参拝者が拾ってさしあげることで、
今年一年、大過なく過ごせますように、という意義ある豆まきです。
たくさんの福豆を多くの方々から奉納してくださったおかげで、毎年たくさんの豆がまかれます。
ます箱が空になっても、何度も何度も継ぎ足し継ぎ足し。参拝者みんなが満足できますね。
全ての日程がおわり、出口付近で御守護や紅白餅、福豆が渡されました。 外では、古いお守り札のおたきあげ供養が。
杉や檜の葉に囲まれた古守りに火が付けられると、クリーム色じみた白い煙がモクモクと大きな炎とともに立ち上がりました。
たくさんのご福豆の御奉納、誠に有り難うございました。
至心に祈る転禍為福。いろんな意味で、バランスの取れた生き方でありたいですね。合掌