こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

出る十五ヶ条

2011年12月09日 | 仏教

他寺の行事においでになった和尚さんから提供いただいた「出る十五ヶ条」。

これ、トイレの張り文です。

コピペの上プリントアウトしてトイレに・・・著作権あるのかなあ?

 

<出る十五ヶ条>

1.食べ過ぎると腹が出る
2.飲み過ぎると本音が出る
3.好物には自然と手が出る
4.物忘れが続くと悔しさが出る
5.思い通りにいかないと歯がゆさが出る
6.議論が白熱すると自我が出る
7.人が幸せだとねたみが出る
8.喜びも悲しみも涙が出る
9.絶好調だと欲が出る
10.見栄を張ると金が出る
11.困ったときには顔に出る
12.少し苦しむと愚痴が出る
13.うんと苦しむと知恵が出る
14.不平が続くと弱音が出る
15.明日を信じれば希望が出る

 *これを読んだらウンチが出る

 

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なま内田 を 見てきた

2011年12月09日 | 仏教

講演会に出かけるのは、何年ぶりだろう?
久しぶりにアカデミックな雰囲気にひたってきた。

 長崎大学で開催されている第6回目のリレー講座。
凱風館館長、神戸女学院大学名誉教授の内田 樹さんのおはなし。
なま内田の話を聞けるとあって、中部講堂は一般の人から学生までわんさか集まって満員御礼。
さすが人気者だ。
 お話もリズミカルで、テーマの掘り下げ方が巧みだから聴衆は思わず引き込まれている。
 時代の趨勢や世の中の論調(マスメディア)とは異質の主張だからとても愉快。
 仏教的な世界観や日本的風土に根ざした価値観を基盤としている。
 ただ、横文字が多すぎて、手元に電子辞書がないと不便きわまりない。・・・ってのが総体的な感想。
ま、こんな感想はどうでもいいことだけど、記憶に残った言葉だけでも、記録しておくことにしよう。
・ユニクロ榮て国滅ぶ
・経済とは、「経世済民」のこと!
・トリクルダウン、故郷に錦を飾る、ことがなされなくなった
・グローバリズムとは、エゴイスティックのこと
・大阪のいう「元気な町に」とは、「効率効果主義の町づくり」
・教育者や公務員は、既得権益の受益者ではない
・閉塞感とは、個人の努力に対する報いが相関しないところから来る絶望的な無力感。
 努力しても手応えが感じられない、何一つ影響しない社会構造。
 なのに、ネガティブな影響は瞬時に身に降りかかる。
・だからTPPでリンクが拡大すればするほど、ネガティブな影響は日本人一人一人に
 大きく伝わる。
・国民経済とグローバル化は原理的に背理する
・企業とは、本来雇用を増やす目的で企業努力するところ。
 人員削減をして、「ボーナスが増えました」と喜ぶのは本末転倒
・各の地域社会の中で発展を。
・オーバーアチーブとは、他人と比較するんじゃなくて、自分自身の質を高めていくこと
 比較するのは昨日の自分と
・ノブレスオブリージュとは、共同体の人々を支える力を持った人になることをめざす道徳
・鎖国日本のススメ
・廃藩置県でなく、廃県置藩しよう!
・小さな国は幸せになれる

          以上、なま内田見聞録

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見事修復、「十二天尊像」の線描画

2011年12月05日 | 仏教

先によみがえりし地獄絵図に引き続き、
十二天尊像(12幅)が、立派に表装され修復をおえました。
例によって、最悪の保存状況の中、瀕死の状態で発見された什物でした。

十二天といいますのは、一言で言えば「仏教を守護する12人の神々」です。
重要な仏教儀式のおり、道場を取り囲むようにこの12人の神々が警護してくださいます。
この神様たちは、仏教以前の古代インドの神々でした。
んで、仏教が日本に至る過程において、仏教を守護する神様になっていきます。
八方(東・西・南・北の四方と東北・東南・西北・西南)を護る八方天に、
天と地の二天と、日月の二天を加えて十二天。
「四天王」とともに、日本では有名な守護神です。

せっかくなので、
一つずつ時間をかけながら紹介します。
つまんないかもしれませんが、記録がわりにUPしていくことにします。

まんずは、

「帝釈天」

この帝釈天様は有名ですね。
寅さんやこち亀ではなじみの神様です。
特徴は、右手に金剛杵(コンゴウショ)といわれる法具を持っています。
世間の悪事や不正を監視している神様です。
元々は雷神なんで、怒るとものすごい雷が落ちてくるやもしれません。
ポストポジションは東の方角です。

では、次回は東南を守護する「火天」について。

 

 

 

 

 

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十王図の復元

2011年12月02日 | 仏教

 

『十王図・じゅうおうず』

 これは、十王図・じゅうおうずとよばれる地獄絵図です。

あの世の入り口には、十人の王が待ちかまえています。

人は死にますと、この十人の王の前で生前の罪業(悪業)を裁かれます。


 この図は、読み書きができない人々が大半だった時代に、

絵解きによって説法をする道具でした。

死ぬとこんなに恐ろしい地獄の責め苦が待っているんだということを実感させ、

よい行いをし、悪い事をしない社会を目指したものです。


 潮音院の宝物(ほうもつ)として古来より伝わるこの絵は、

江戸時代末期(慶応元年)に再表装がほどこされていましたが、

百五十年の歳月を経て傷みもはげしく、今般再表装を施すことになりました。
                               (平成二十三年七月七日)


 どうぞ、お子様ともどもじっくりとご拝観ください。  

                                                  住職 拝

 

 

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