カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

ラリったり酔っぱらったり

2017-11-22 | culture

 外国の映画を観ていると、時々普通に麻薬をやっている場面が出てくる。日本人の一部は、何か煙草でも吸ってんだろうと勘違いしている人もいるかもしれないが、キメている感じはある程度は伝わっているはずで、そういうものはアメリカの生活の一部を表している場面と考えていいだろう。彼らの庶民の日常の中に麻薬(ドラッグ)がある訳だ。
 害がどうだという話は置いておくが、そうなってくると、人が話をしたり付き合ったりする社交の中で、ドラッグ問題が出てくる。まあ、勝手にやってる分にはいいが、俺は遠慮するよ、って人もいていいが、それは面白い人間では無いかもしれない。実はちょっと上物もってるよ、というのは、気の利いたヤツという意味の株を上げるかもしれない。
 そういう背景が分からないために物語そのものについていけない、ということまでは無かろうが、だいぶ分かりにくいという程度は生まれるだろうと思う。実際にドラッグのためにつくられたと言われる映画はあって、例えばイージーライダーなんて、多少ラリってないと面白くないところもあるんじゃなかろうか。当然使われている音楽も似たようなもので、ラリっている気分を助ける音楽というのはある。映像と重なって、こりゃあいいなあ、という感じだろうか。もっともいくら米国の映画館であっても、マリファナ吸ったまま観ていい訳では無かろう。クスリ系をやるか、家でDVD鑑賞の時に楽しむのかもしれない。
 文化として違うのでどうにもならないが、日本でも酒に酔って観るような作品というのは無いではない。もともと観劇なんてものは、升席桟敷席なんてところは、弁当食ったり酒を飲んだりしたものだろう。酔うと掛け声をかけやすくなったりするかもしれない。今の時代は高級な遊びになっているので、べろんべろんで鑑賞するような人は少なかろうけれど。江戸時代までさかのぼると、けっこう観衆もへべれけで面白がっていたのではなかろうか。
コメント
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