カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

何か新たなことが起こりそうな予感とか

2010-12-31 | 時事
 スエーデン史上最年少の国会議員

 18だからダメだということはないし、就職するにはいい年頃だろう。日本と比べると小さい国だからそれなりに影響力も大きかろうこともさらにいいことだろう。
 日本の国会議員もだいぶ下がった感じはあるが、平均なんだからなんとか40代位になればもっと良さそうな気がしないではない。もちろん平均年齢と能力には何の関係もないから、それ自体を目標にしてはならないが…。


 さて、雪のせいでほとんどこもった生活になってしまった。今日くらいは更新しなくてもいいかと思ってたんだけど、あまりにも暇なんで…。
 実を言うと今年を振り返るシリーズもまだまだ書きかけが残っているし、かといって時間切れだし、考えてみるとあんまり区切りというものについての分断もよくない気もするので、だらだら続けようかおもったりしております。
 一年の計は元旦にありとは言うものの、そのような特殊な気分のときに考えたことが碌なことはないので、平常心で暮らしていこうと考えております。でもまあ、来年も頑張ります。
 みなさんも今年も本当にお世話になりました。よいお年をお迎え下さいませ。
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今年を振り返る⑪懐かしの映画編

2010-12-30 | 映画

懐かしの映画編

なんに誘発されたのか今となっては不明だが、何故か大魔神にハマっていた。
大魔神/安田公義監督
 見返してみると、やはりそれなりに古くなっているんだけど、子供のころにテレビで見ていた感じとなんだか微妙に違うところが面白かった。子供のころには大魔神がものすごく怖かったのだけど、しかし同時に暴れてくれるのが爽快であったように思う。今見てみると、盛り上がり前のドラマの人民の閉塞感というものについて、つい考えてしまうものがある。今の時代もどういうわけかそうかもしれないのだが、人知の及ばない力を希求するというか、そういう大衆の心理があるのではないか。そういうところが、なんだか面白いものだと思うのだった。
 しかしながら当時の子役って、なんだか本当に下手でいいですね。


大魔神逆襲/森一生監督
 大魔神といえば佐々木投手を以前は思い浮かべたものだけど、いつの間にかどこに行ったのだろう。松井はゴジラだし、日本のスゴイっていうのは、ずいぶん以前の遺産に照らし合わせてみないことには、共通のものがなくなってしまったということなのではないか。そういうことも考えさせられて、そして娯楽作としてもなかなかであることも、加えておかなければならないだろう。マイブームとはいえ、大魔神お勧めです。まあ、時代性はちょっと恥ずかしいところもあるんだけどね。


アキラ/大友克洋監督
 当時の未来像なんだけど、今見てみると携帯電話が無いところがかなり痛い感じがする。つまり未来というのは、やっぱり予測不能のことが普通の風俗としてありうるということなんじゃなかろうか。しかしながらこの世界観は当時熱中していたことは確かで、大友の漫画はやっぱり迫力あるなあ、と思いました。未来の服装がいけてない感じが、まあ、愛嬌といえばそんな感じではあるが…。


麻雀放浪記/和田誠監督
 これは途中で観たことがあることを思い出した。それでもほとんど忘れてたけど…。
 ギャンブルの非情というのを描いているようで、やはり戦後の日本の悲しさということだったように思う。戦争に負けて、人々がすべて再生に向けて働いたわけではないということだろう。そういう隙間に生きながら、いや、そういう隙間にしか居場所の無かった人間が見た人間臭い悲哀のようなものが描かれている。なんとなく残念な演出もあるけれど、それも含めて、僕たちの知らない世界という感じだ。


コレクター/ウィリアム・ワイラー監督
 若き日のテレンス・スタンプ。繊細で恐ろしい感じがなかなかである。
 しかしながらこのような昆虫採集家に対してのステレオタイプな偏見が、この映画の恐怖感を支えていることは確かで、脱力感もないではない。まあ、お笑いとして気にしないことか。しかしながら、案外このような監禁恐怖という題材を後の映画はかなり拝借したらしいことはよくわかって、資料的に見ておくという見方もできるのかもしれない。まあ、誰にそんな必要があるのかはよく分からないのだが…。


ヤング・ゼネレーション/ピーター・イエーツ監督
 これは宇多丸にとって特殊な映画らしいということらしくて、ついDVDを買ってしまった。もちろん僕も小中学生くらいのころに見たことがあって、そして激しく覚えていた。確かに当時は頻繁に地上波で流れていた映画で、妙に印象に残った映画であるとは思っていた。今回見直してみて、その頃の空気のようなものも思い出して、そして改めて思った以上にいい映画だと思った。知らず知らずのうちに影響を受けていたかもしれない。お正月に観るには最高の青春映画だろう。

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今年を振り返る⑩  小説編

2010-12-30 | 読書
 小説はあんまり読まないんだけど、時々は手に取ります。だいたい移動中にミステリーなどを読むことが多いんだけど、なぜが純文学的なモノを少し読んだので…。

□小説
学問/山田詠美著(新潮社)
 これも誰かに勧められたんだったよな。面白く読めたけど、ほとんどポルノみたいなものじゃなかろうか。いや、全然エッチじゃないんだけど、少女版ヰタ・セクスアリスですね。僕は男だから、そうなんだ、とは思いましたけど。


タマや/金井美恵子著(河出文庫)
 これはなかなかうまいもんだな、と思った。父親不在、というか、男たちでありながら、男がやはりいない感じ。楽しいというよりかったるい不機嫌な心地よさのようなものがある。センテンスが長い退廃生活で、なんだか芸術家みたいだな、などと勝手に思い込んで読んだ。映像化しても面白くないだろうし、小説ってこんな感じなんだと妙に感心した次第であります。


インディヴィジュアル・プロジェクション/阿部和重著(新潮文庫)
 あまりにも分裂症的。こういうのを渋谷文学というの? 
 喧嘩と殺戮のリアルさと、現実の非現実感が錯綜して、いったいどうなのよ、とは思いながら結局読んでしまった。これからも付き合うかは思案中。
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シェパードが…

2010-12-29 | 雑記
シェパードがブロック壁に頭突っ込み

 最初読み間違えて「シーシェパードがまた日本の船に突っ込んだ」のか、と勘違いしてしまいました。犬でよかったとはいえ、災難でしたね。
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今年を振り返る⑨ 漫画編

2010-12-29 | 読書

□漫画編

虫と歌/市川春子著(講談社)
 良いという噂で手にとって素直に当たりだった。文学的といえばそうだし、SFチックでファンタジーだし、少女的だけど男性を拒否しているわけではない。ああ、なるほど、っと思ってしまうほど新鮮な感じもした。漫画って面白いなあと再認識させられる傑作だと思います。


進撃の巨人/諫山創著(講談社)
 これも話題の本なので。ラジオではある種のグルメ漫画という紹介だったのだが、巨人が人を食う話なのだった。まだまだ進行中だが、設定が上手くて、やりやがったな、という感じ。動きが多くなると絵がまだ追いついていない感じも却って迫力がある。なんだかどうなってしまうのかなあ、という興味は持続している。


シュセンドー/安達哲著、原作:金成陽三郎(集英社)
 よくできた話だとは思うが、なんとなく勉強にもなる。いわゆるどんでん返しモノなのでカタルシスがあるのもいいと思う。
 

嘆きの天使/熊谷蘭冶著(ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)
 これはかなりぶっ飛んだお話で、万人にお勧めではない。しかし凄い漫画だねこりゃ。その迫力がものすごくて、思わず周りを見渡してしまう。俺だけ知っていていいもんだろうかと不安になる。しかし妙に面白いのは確かなんですよね。


必要とされなかった話/三友恒平著(IKKI COMIX)
 これも設定の勝利。漫画というのはこれくらい大胆な世界観があってこそ生きてくるものがある。しかしそれでも人間的なモノが描かれていくわけで、面白いものだと思う。悲しい話には違いないが、そういうものかもしれないな、と思ってしまうわけで…。


洞窟ゲーム/まどの一哉著(清林工藝舎)
 一度紹介したけど、実はこれが一番印象に残ったかもしれない。本当に不思議で、それでいて、面白いです。

 今年は何故かちばあきおの「プレイボール」を読み返したり、手塚治虫の「ブラックジャック」を今読んでたりします。突っ込みどころもないではないが、漫画でもこれくらいになると読んでいるという気分を堪能できてしあわせであります。
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今年を振り返る⑧

2010-12-29 | 読書
□話題の本(時すでに遅し)
岩崎彌太郎/伊井直行著(講談社現代新書)
 龍馬伝を見ていて、司馬遼太郎モノとはずいぶん違うな、と思って手に取った。そうしてやっぱりぜんぜん違う話なんだと確認した次第。テレビドラマは講談のようなものだと思えばそれでもいいんでしょう。


ゲゲゲの女房/武良布絵著(実業之日本社)
 ウチの家族は水木さんの大ファン。当然のごとく読みました。なかなか文章が上手くてすんなり読める。戦後という時代の空気も伝わってくるし、その極貧生活も後のことを知っているせいか、割と安心して読めるので助かる。逼迫しているけれどどことなくとぼけているようなのんびり感もあって、ドラマの方も、この感じは大いに参考にしたのではあるまいか。奥さんの本も売れて、さぞかし水木さんは「ムハッ」と思っているでしょう。
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今年を振り返る⑦佳作ドラマ編

2010-12-29 | 映画
 本日のは本当に紹介もれ。一本一本しっかりと紹介したかったけど、タイミング的に逃してしまった。いい映画であることは太鼓判を押すが、しかしいい映画が嫌いな人がいることも確かだと思う。レスラーとかサイタマノは格闘しなければわからない人もいるかもしれない。しかし、ちょっと大げさに言わせてもらうと、このような映画が生まれることで、確実に世界が変わっていくというようなことになるんじゃないかと思う。そういう時代をともに考える。いわば同志としての僕の呼び掛けだと思ってもらっても結構だ。

□佳作ドラマ(普通にお勧め編)
 何本に一本かはいい映画に当たるわけで、それを楽しみに映画を見続けているということも言える。ラッキーというだけでなく、ハッピーという感じに近い。それくらいいい映画というのは気持ちがいい。残念ながら数は少なくなるが、いつかは当たるはずだということだけが救いなのかもしれない。あと、自分自身の体調や気分というのもたぶんに影響するので、事前にそのあたりを整えておけることも、心構えとしては大切なことだろうと思う。


レスラー/ダーレン・アロノフスキー監督
 これはほとんどドキュメンタリーのようなリアリティがみなぎっている。主演のミッキー・ロークと重ねてみる主人公の姿や生き方が見事に演出の中に生きている。思わずやられた、っと降参。
 自分の生き方は自分には否定できない。かっこ悪くても必死にもがいて自分自身を生きていくより無い。悲しいけれど、それは決して悲しいだけではない生き方なんじゃなかろうか。反省するのもいいけれど、それだけじゃつまらない。へロヘロニになってもある意味では正直に生きていくより無いのではないだろうか。僕は感動しましたよ、本当に。


SRサイタマノラッパー/入江悠監督
 日本映画ではこれが飛びぬけて出来が良かった。一般的には地味な感じかもしれないけど、なかなかどうして、続編もできてしまうほどの話題作になった。
 笑えるんだけど、その笑えるところがかなり痛い。そこのあたりの演出が絶妙で、すさまじい共感を植えつけられる。ああ、若き日の青春よ。その痛さこそが輝きかもしれない。
 埼玉のように東京の近い地方だからこそ、そのコントラストがはっきりしているということはあるのかもしれない。九州のような田舎だと、彼らはちゃんとカッコよかったりするかもしれない(いや、ならないだろうけど)。そういうところも含めて、素晴らしい名作映画だ。観終わってぞくぞくするような自分自身の再生の意気込みも湧いてきた。自分の言葉で話すって、本当に大切なことなんだなあ。


ディア・ドクター/西川美和監督
 鶴瓶の名演技。だと思う。その得体のしれない感じと、どこか憎めない優しさの混在した戸惑いの感情が見事だ。
 僕は医者というのは必ずしも偉い人でなくてもいいと思うが、この映画を見ていると、やはり人格的にも優れた人、というか、人間的に共感の持てる人であってほしいと感じた。技術的な医学の進歩というのはたいへんにありがたいのだけれど、その前にやはり人と向き合っていることが大切なのだろう。衝撃的な展開になり、ある意味で観る者は放り出されてしまうのだけど、それでもこれは、本当に信頼を裏切られたということにはならないのではないか。この監督さん唯者ではないかもしれない。


マイレージ・マイライフ/ジェイソン・ライトマン監督
 出張の多い人生。その華やかな楽しみ。そしてプレイボーイとしての気ままさ。人も羨むような身軽な生活。しかし彼の職業は従業員の解雇伝達請負人。規制が少なく定年の無いアメリカらしい不思議な職業だ(これは日本も見習うべきだが、脱線するのでまたいつか)。
 多少お約束のところはあるけれど、そのような生活にもあるきっかけで少しずつひずみのようなものが生まれていく。そういう中で、ついに目標としていた1000万マイルを達成するのだが…。
 なんだか悩みとは無縁そうなジョージ・クルーニーのはまり役である。コメディとして楽しみながら観て、そしてなるほどと考えさせられる。よくできた秀作として観なければもったいないと思う。若くても年配になっても、このような心の痛みこそ人間の本能なのだろう。

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今年を振り返る⑥教育関係編

2010-12-28 | 読書
□(子供もいるもんで)教育関係編
 いつの間にかPTAの役員をやりだして7年になるんじゃなかろうか。小学校、中学と、結局連続してかかわっている。昔ほどアレルギーはなくなったといえるが、本質的なところでは人柱としてやっている。自分のためではないからそれでいいのだが、時々は向き合わないと、やはりつらくなってしまうのかもしれない。

PTA再活用論/川端裕人著(中公新書ラクレ)
 いろいろ問題点を洗っているということはあるので、俯瞰して見るにはいい本かもしれない。ちょっと不完全燃焼かもしれないけど、まあ、しかし、どうにもならないものと格闘しているんだなあ、ということだけは認識できる。
任意で加入できることにこだわっているけど、親というのは加入してないからPTAでないということにならないんだから根本的に意味がないと思う。まあ、会費を取らないという方向になってもいいとは思うけど、そこのあたりはブログでもおいおい書いてみようかな、という気分にはなった。確かに会費は任意やカンパでもいいかもね。

日本を滅ぼす教育論議/岡本薫著(講談社現代新書)
マネジメント教育論。面白いんだけどその歯切れの良さは少しだけ怪しいな、とも思うわけで。
大人があれこれやっても子供はタフなんだなあ、と僕は思っております。ある意味では確かに子供は投資なのかもしれないけど、思うようにならないことだからいいんじゃなかろうか。子供にあれこれやるより大人社会を何とかしようよ、ほんとに。

数学でつまずくのはなぜか/小島寛之著(講談社現代新書)
 実はこれを読んですべて解決するわけではないとは思うが、数学が哲学のようなものだということが分かって有用である。ごつごつした肌触りで厄介だからこそ、逆に数学に取りつかれてしまう人がいるのかもしれない。
数学の苦手な子供と話していてときどき思うんだけど、数学をやる前から特別扱いしている感じがある。なあんだ、と思われるようなやり方だって随分ありそうなんだけどな。少なくとも本当に特殊なモノというより、人間の本来持っている癖のようなものなんじゃなかろうか。


NASAより宇宙に近い町工場/植松勉著(ディスカバー)
 最後はすべての人にお勧め本。教育本という枠に収まらないけど、啓蒙本として手に取る人が増えると、それだけ生活が豊かになるんじゃなかろうか。
 植松さん自身が結構教育に恨みがあるらしいところがなかなか笑えるんだが、「どうせ無理」を無くすという考えには激しく共感が持てる。
野球選手なんかが「夢をあきらめずに努力することが大切です」なんて言っているのを聞くと、ほとほとシラけてしまうけど、この本のようなエピソードを読むと、これは本物だということがよくわかるはずだ。話もでかいけど、ちっとも無理してない(いや、結構無理しているはずだけど)ところがすばらしいと思うのだった。


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今年を振り返る⑤ホラー編

2010-12-27 | 映画
□ホラー編
 僕は映画の中でもホラーが苦手でほとんど観ない。怖がりであるのが第一だが、痛い描写がたまらなく嫌なのだ。血もかなりきつい。自慢じゃないが小学生のころは理科が得意だったはずなんだが、理科室で試験をやると途端に点数が落ちた。標本などがある雰囲気にのまれて気分が悪くなってしまうのだ。
しかしながら時々なんかの間違いでつい手にとってしまうことがある。そういう時に期待はずれなほど怖くない場合があって、だったら安心すればいいものを、どういうわけかそれなりに頭にくるのは何故なんだろう。

REC/レック/ジャウマ・バラゲロ監督
 よくあるリアルさを再現するための疑似ドキュメンタリー。基本的にはゾンビ映画の良くできたものだと考えていい。展開も申し分なく、ダレたりもしない。スペイン映画ということなんだが、そういうところもハリウッドとは違った空気で面白いのである。

奇妙なサーカス/園子温監督
 とにかくいまどきの韓流映画のような愛憎劇。気持ち悪いし、後味悪いったらない。さすが園監督である。それになかなか凝っていて、段々現実が何なのかわからなくなってしまう。ギエーっとなりながら、やっぱり気になって観てしまう。よくできたお話ですね。

戦場からの脱出/ヴェルナー・ヘルツォーク監督
 これはクリスチャン・ベールの勝利かな。とにかく虫を食うところがホラーだったわけで、気持ち悪かったです。こんな状況になったら、普通死ぬんだろうなあ。実話がモトなんだろうけど、人間ってえらい生きものでんな(なんで関西弁?)。

ミラーズ/アレクサンドル・アジャ監督
 これは何か知らんけど怖かった。いくら生活に困ろうと、おいらはこんな仕事できまへん。
 でもですね、夜中に墓場を散歩するのはできるんですよ(これホント)。西洋の館は駄目で墓地は大丈夫という僕の精神性はどうしたもんだろう。ああ、家の中なら駄目で、外だったらいいのかしらん。
 なんか哲学的な感じもあって、これはいろいろ使える題材じゃないかと思ったりしました。
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ちょいと見回してみよう

2010-12-26 | 雑記
 さて、本当に年の瀬という時期になった。近年恒例の原油高を筆頭に、株なんかも上がるけど、物も動くので食料品なども上がりやすくなっている。そのようなことに「異常に」テンションがあるがるのも、まあ、恒例のではある。
 しかしながら気をつけなきゃいかんな、と思うのは、クリスマス過ぎた辺りから、自殺やら凶悪事件が増えるということだ。みんなが浮かれ出している時というのは、そのコントラストとして、浮いてしまう人が出てしまうらしいのである。「みんな幸せそうなのにオイラだけは何故」というような感じだろうか。テンションが上がっていると、そのような人の姿が見えにくくなるということもあるのかもしれない。みじかにそんな人がいないというのなら、それに越した事はないのだろうけど、ちょっと見回してみる配慮というのも必要になってくる時期だと思う。ま、僕の職業病でもあるわけで、今の時期は気が抜けないのであります。杞憂に終われば儲け物。みなさんごきげんよう。
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今年を振り返る④変わりモノ編

2010-12-25 | 映画
 世間的にはクリスマスで、メリーというか、おめでとう。プレゼント注文してたのに発送確認してなくて間に合わなかった。とほほ。正月のお楽しみに、と言い訳。
 さて、子供のころはカトリックの家庭で育ったのでそれなりに楽しい思い出のある朝だったけれど、本人は関係なく大人になってしまったので変な映画を推薦して場を濁してしまいましょう。ということで、お楽しみあれ。

□変わりモノ編
 何が映画的なのかというのはいろいろ議論があると思うが、映像のマジックを屈指するSFであるとかこのような世界というのこそ、映画の王道ではないかと思ったりする。大人になると妙に気取ってしまって、このような作りものチックにあふれた世界を敬遠してしまうのはもったいないのではあるまいか。実は本当に人間の基本的な部分をえぐり出すように描き出してしまうのは、このような世界観だから可能になったりもするのである。

第9地区/ニール・ブロムカンプ監督 
 監督さんは南アフリカ出身だということで、やはりこのようなテーマについて日ごろから考えていたんだろう。アパルトヘイト問題が背景にあるのは明らかだ。
それにしても移民であるエイリアンを気持ち悪く描いたことはなかなか考えさせられる。人間の偏見への視覚化ということなんだろうが、それさえ気づかない人がいるかもしれない。妙なカタルシスもある娯楽作にもなっており、考えすぎずに見ても何の問題もない。変だけどズバリ今年を代表する名作映画だと思う。

ゾンゲリア/ゲイリー・A・シャーマン監督
 題名からしてゾンビ映画と勘違いしてしまう珍品ではある。古いし演出もうまく行ってないところもあるんだけど、気持ち悪くてショック描写も過激だったりするんだけど、話は面白いんである。拾いものとして貴重だと思った次第。

エイリアン・ネイション/グラハム・ベーカー監督
 異星人が宇宙船の故障で地球に移民として住んでいる、という背景から物語が始まる(なんかどっかで聞いたことあるな)。彼らは優秀なようで、人間社会にも適応し、実社会で出世したりしている。彼らはどこかの星では奴隷だったらしく、地球で自由を獲得できているらしい。しかし異星人なのでいろいろと地球人とは風習が違って、そういうギャグもなかなか楽しい。そうではあるが基本的にアクション映画で、普通にやっぱり娯楽作なのである。見終わったら素直にいい映画だと認めてくれるのではないだろうか。

ヘルボーイ ゴールデンアーミー/ギレルモ・デル・トロ監督
 基本的にハードボイルド。アメコミ映画の王道でもある。妙な正義感と愛に生きる苦悩を、それなりにストレートに描ききっているお勧めの一本である。この赤がカッコよく見えたら、あなたは純粋なんだと思います。

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今年を振り返る③ビジネス書編

2010-12-24 | 読書
□ビジネス書・自己啓発かな編

 なんとなく騙されてつい買ってしまってパラパラとめくってしまうのがビジネス書である。役立てようと思って読んでいるんだけど、つまるところ時間つぶしにしかならない場合が多い。その証明のような三冊の本。

カエルを食べてしまえ!/ブライアン・トレイシー著(ダイヤモンド社)
 とにかく仕事に取り掛かれ!という本。それも嫌なモノから。王道ですね。

「先のばし」がなくなる仕事術/武田和久著(青春出版社)
先延ばしにも自分なりに意味があるらしいということが分かって、少しだけ気分が軽くなる。要は楽しむべしでいいのかな。自分の自由のために。

いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法/佐々木正悟著(中経出版)
 自分に期待しないという考え方はなかなかやります。自分を働かせるために仕組みを作っていくわけだ。すぐできないのならすぐ準備する、というのは笑ってしまった。

 というわけで、これでぼくの先送り人生に終止符が打たれているわけではないことが証明された。繰り返しこのような本を手に取り、脱線しながら感心してやるべきことを先送りしているわけである。



 さて、発想法も大好きです。
「超」発想法/野口悠紀雄著(講談社文庫)
 独創的な発想のために、まず先人の真似をする。書き出すことだけじゃなく、頭で考える。できるだけ詰め込む。そして、やっぱりモチベーション。野口先生は天才だからなあ。役立つというより面白い読み物ですね、やっぱり。

実践!多読術/成毛眞著(角川ONEテーマ21)
 とにかくたくさん読め、の本。効率良く読んだり早く読んだりという方法論とは違うので、とにかく素直でいいかもしれない。まあ、当たり前のことなんだが、普通の読書人はこのようなタイプの人が多いんじゃないだろうか。

借金を返すと儲かるのか?/岩谷誠治著(日本経済新聞社)
 以前ゲームでテトリスというのが流行ったけど、貸借対照表というのはテトリスだったんだ。という本。普通に会計をする人向けというより、経営者向けのお金の考え方の本で、そしてやっぱり会計の本ということであります。

 というわけで、ビジネス書は気分を良くするためのビタミンのようなものなんだと思います。僕自身は精神衛生上読んでいるという感じだろうか。ほとんどは途中で放り出してしまうので、とりあえずは放り出さずに読んだというだけでも以上のものはお勧めしてもいいかなと思った次第です。
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今年を振り返る②音楽編

2010-12-23 | 音楽

 あんまり今年は、というのは意識してない。振り返ってみるとゼムクルかな、と思ったけど、昨年末のことだったらしい。
 一般的な感じだとやっぱりレディ・ガガなのかな、と思うけど、やっぱりいいですもんね。僕は特に映像は関係なく聞いていて、それでもいいな、と思いました。駅前でも子供たちがガガの曲で踊っていて、いい傾向かなと思うくらい流行ったんじゃないでしょうか。健全です。

 ジョン・ポール・ジョーンズの方がよかったんだけど、世間的にはロバート・プラントだったのかどうか。悪くないけど、やっぱりちゃんとは聞かなかった。
 クラプトンが新作を出していたことも知らなかった。聞いてもいない。

 何故か少しだけドラムスは聞いた。
ザ・ドラムス / レッツ・ゴー・サーフィン

 元気のない年にはこんなフニャフニャでもいいんじゃないでしょうか。

Belle & Sebastian - I Didn\'t See It Coming

 ベルセバの雰囲気はあんまり好きな方じゃないんだけど、やっぱり軽いせいか車の中で流して聞いておりました。

Antony and The Johnsons - Thank You For Your Love (Official Video)

 アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズも後半に凄かったですね。とくにこれがよかった。一所懸命歌うって大切だな、って、半分冗談だけど思っちゃいました。

 そしてまあ、最終的にはM.I.Aが一番良かったかな、という〆でいいでしょうか。メッセージは強烈だし、ロック的だということで…。
MIA Bornfree OFFICIAL @ Worldtown

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今年を振り返る①ドキュメンタリー編

2010-12-22 | 映画
 例年のごとく今年を振り返る時期になってしまった。紹介もれの中から、やっぱりお勧めしておいたほうがよさそうなものをピックアップしてみよう。それでも数が多くなってしまったので、ちょっとだけ分類して数回に分けてみようと思う。あ、それといつも言っていることだけど、僕の振り返りなので本当にタイムリーじゃない場合もあるのであしからず。
今回はドキュメンタリー部門であります。

□ドキュメンタリー
 マイケル・ムーアのおかげなんだろうが、ドキュメンタリーが商売になるということが証明されて、ドキュメンタリー映画が量産されるようになったようだ。映画的な編集は必要だと思うけど、基本的には現実を映すだけで、題材によっては見事なドラマを生み出していく。基本的なナレーションを入れないことで、実際にドラマをそのまま見せてくれるような手法をとる作家も出ている。映画の演出より当たり前だが非常にリアルで、本当にドラマチックな見事なドキュメンタリーを観られるようになったことは、本当に素晴らしい現象なのではなかろうか。今後もこの流れは続いていくだろう。

 そういう中で特に感動的だったのは、
アンヴィル/サーシャ・ガヴァシ監督
 だった。マイケル・ジャクソンを観てから比較して紹介しようと思っていたのだけど、まあ、いいか。見てないから比較できないけど、たぶん僕はこっちをとるに違いないとは分かっているんだ。年をとるとこういうのに弱くなるというのはあるだろうし、現実にどっちがカッコイイかというと、こっちのカッコ悪さに決まってんじゃないかという気がする。そのうえおまけのように、日本っていう国の素晴らしさを再認識させられる。日本人は遠い異国の頑張っている人間にとっては神様ではなかろうか。
※追記:昨夜(24日)マイケル・ジャクソンのthis is itがテレビで流れたのでチラ見したが、あれはあくまでメイキングなんだった。つまり映画としては「アンヴィル」と比較するようなものではない。そう言うわけで、観るんならこっちを見なきゃ人生の損失だろう。


マン・オン・ワイヤー/ジェームズ・マーシュ監督 
 これは観ているときはワクワクしながら展開を追うしかなかった。夢を追いかけるっていう比喩は陳腐化されてあんまり好きじゃないけど、これくらい荒唐無稽な面白い夢も珍しい。何しろ主人公は綱渡りすることに取りつかれているだけなんだから。単なるお騒がせ男なんだけど、その彼のためにまわりが夢に感化されて一緒に夢を追いかけるようになる。まったく実現が不可能に思えるハードルをどんどん越えていく。まるでスパイ大作戦。なんというとんでもない夢の実現物語なんだろう。
 しかしこの映画は、ある意味で観る者を奈落の底に落としてしまう。人間というものの残酷さまで見事に描き出した傑作ドキュメンタリーである。


誰が電気自動車を殺したのか?/クリス・ペイン監督
 すぐれたものが必ずしも勝つわけではないという、資本主義の熾烈な競争の物語である。ある種の活動家の思想めいた匂いが多少はするものの、物語のまとめ方は面白い。つい最近のことだし、今も続きが現実に起こっている。ある局面では終わってしまった物語であるにせよ、これからは違った展開の歴史が待っているのかもしれない。その当時者は、まぎれもなく僕らである。
 
四川のうた/ジャ・ジャンクー監督
 これは疑似ドキュメンタリー。しかしながら、現代中国を見事に描き出していると思う。ある意味で日本が体験したことだし、そしてそれ以上に深い傷も垣間見える。巨大な国の苦悩を、自国民だってちゃんと見ているということを知るだけでも、隣国の日本人にとっては意味のあることではないだろうか。

あんにょん由美香/松江哲明監督
 これは素直に傑作だと僕は思う。その上ちゃんと面白いです。
性を扱っているので入り口のところで敬遠してしまう人も多いかもしれないんだけど、文化論にもなっているし、ある種の美しさまで感じてしまう。いや、恥ずかしいけど、実に人間くさく、そして力強い。ひょっとして恋愛論かもしれないなあ、と思うけど、センチメンタルだけで終わっていない、いい映画ではないでしょうか。
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でも牛

2010-12-21 | 雑記
園児「トナカイが来た」と大喜び…でも牛

 このニュースを読んだ後の微妙な空気感を何と言ったらいいのか…。
 子供に喜んでもらいたいという一心からということなんでしょうし、この日のためだけに本物のトナカイさんが必要ということでもないんでしょうけれど、まあ、いいか。牛のトナカイの思い出のほうが、かえってインパクト強くていいのかもしれませんしね。引き継いだということなので、伝統的な了解も取れているらしいですし、美談なんだろうなあ、やっぱり。
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