既にちょっと前から忘年会シーズンに勝手に突入している。分かっちゃいるけど、まあ、楽しいことも多いんだが、正直言ってロードも長く、苦しいです。
こういうときだけ気を付けてもしょうがないが、出かける前におにぎり一つ、ゆで卵一つ、サンドイッチひとつなど、少し口にして行くとずいぶん楽になるというのはある。最初のビールの味が少し落ちるが、そもそも夏場の豪快な爽快感は望めない。さらにちょっと酔いのペースが落ちるので、それなりに落ち着いていられる。これは中国の友人から教わったやり方である。酒飲みはどこの国でも苦労しているらしい。
ハイチオールCを飲んでから乾杯するというのは、とりあえず最強である。ちゃんと酔うけど二日酔いの確率はかなり下がる。これは定番だから常備しておこう。
食い方を考えるのもいい。枝豆が理想的で、あとは豆腐(おんなじようなことだが)なんかでもいい。宴会場にはもずく酢がある場合があるが、とりあえずこれを食うというのもいい。酔いがかなりマイルドになる実感がある。
おちょこの回し飲みに巻き込まれたら、いくら少量とはいえ、数回に分けて飲む、というのがある。くいっといって先方に速く回したい欲求はあるが、とにかくだらだら戦法をとるのが吉である。また、早くから水割りお湯割りに変えて、僕はこれですから、とアピールするのも自分のペースを守られていい。つきあいは悪いに越したことがない。ペースが乱れるから自分でも計算が出来なくなる。自分を失うのはその時は楽しいが、連日はやはりつらい。いつまでもダッシュし続けられる人は居ないのだ。
二次会のタイミングに電話をしながら逃げる手もある。あいつは付き合いが悪い、と言われても、その場限りで、だいたいは忘れられている。翌朝の商談が大切なら、消えるのがマナーだと思った方がいい。
絡んでくるのがいると、とりあえずトイレに逃げるか、支払がはっきりしなくても、適当に置いて途中で帰る勇気も必要だ。繰り返すが、それこそが本当の勇気だ。まわりも場がしらけるし、消えたら解決する場合がほとんどだ。酒の席だから調子に乗る人がいるわけで、酒の席でなければ、無事なのだ。残った人に悪いというのがあるかもしれないが、残った人は間が悪かったので、仕方ないので諦めよう。
それでも酔って帰ったら、とにかく水を飲むべし。コップ一杯程度で諦めず、しつこく飲んで布団に入ろう。体に良いわけは無かろうが、翌日の頭痛の苦しさを長時間味わうより、一時の努力である。
苦しくても、明日は来る。でもいつかは終わりが来る。頑張って生き延びてくださいませ。