カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

神楽坂、赤城神社まで

2017-11-15 | 散歩
 また、飯田橋駅方面に戻ります。



 橋の手前。



 東京理科大ってここにあるんだね。



 ルビが無ければ読めない坂を上る。



 神楽坂若宮八幡神社。この神社が神楽坂の由来という説のあるところだけど、地味に狭い。



 坂の上から見た理科大。



 若宮公園。



 細い路地のような道路が入り組んでいる。狭いのは古いというのと、おそらく関係があると思う。今は住宅地だけど。



 坂と路地で方向がつかみづらい。



 まあ、適当に行こう。



 これが毘沙門天かな。



 前の通りが神楽坂。



 赤いなあ。









 緩やかに坂を上る感じ。











 神楽坂の駅に行かずに右に曲がる。



 赤城神社。なんとなくおしゃれな感じの神社らしくない空間でした。



 参拝終えてわき道を行く。


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飯田橋のパワースポット

2017-11-14 | 散歩
 最近は良く泊まるホテルの見慣れてきた眺め。



 一度しんみち通りまで行ってみたけど、人が多かったので戻って来て、今回は焼き鳥屋に入った。



 ポン酒も飲んで、いい気分にもなって来た。







 店員はネパールの人でした。最近は当り前のことですが。
 親切丁寧で間違いも無し。よく分からないけど、今後も頑張ってください。




 ということで翌朝になって朝飯。



 一応散歩しながら、会議まで何処散歩するか考えた。









 結構ホテルの周りは迷路っぽい。





 だいたい決めました。いや、もう決めました。



 降りたのは飯田橋。ここまでは来たことはあるんですよ。知り合いの知り合いの人の中華料理屋でおごってもらったことがあります。場所どこだったかな~。



 で、散歩ですから歩きます。



 江戸の名残に電話ボックス。



 先に行こう。





 で、見えてきました。



 それにしても散歩に神社率高いよな。





 東京のお伊勢さんといわれる、東京大神宮。



 最近はパワースポットっていうのかな。女の人率高かった。男も寄るようになれば、ほんとに出会いの広場になるのかもしれないですね。
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目黒で秋刀魚は食べなかったけど

2017-11-13 | 散歩
 寄生虫館から左に曲がって住宅街のようなところを行く。



 銭湯跡地。もうどこのお宅にも風呂があるんだろう。



 公園の先の坂道を下ると見えてきました。



 入口のところのバス停のところに、すでに神社がある。





 池の前に湧水があって、五円玉を洗うとお金持ちになれるんだとか。
 ポケット探ると五円玉はありませんでした。まあ、仕方ないです。



 立派な門は仁王門というらしい。



 なんか水を掛けたらいいらしいが、前の人があまりに熱心で待てない僕はパス。



 階段上ります。



 龍泉寺(龍の字にはサンズイがかかってましたが)というらしい。







 本堂は撮影禁止でしたが、裏にも何か有り難げな仏さまがおられました。



 そのままウラから外に出ると公園になってて、子供が遊んでおりました。



 駅の方に戻っていきます。





 桜の時期はきれいでしょうね。



 立派なホテルの横の急な坂道の途中に大圓寺があります。





 石仏は520体もあるんだそうだ。



 寺の前の道はけっこう急な坂道で、行人坂というらしい。



 自転車だったらブレーキかけっぱなしだろう。



 登り切ったら目黒駅でした。


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この辺、高級住宅地らしい。

2017-11-12 | 散歩
 今回の定期便出張。



 移動は地下鉄。これこそがいきなり日常とだいぶ違うんだよね。で、慣れますが。



 地上に上がってきました。





 今回は白金台。

 時間帯もあるんだろうけど、ベビーカーを押した若いお母さんが多い街って感じでしたね。



 プラチナ通りってところあるいて、なかなかお洒落でした。



 引き返して、お隣は公園っぽいんだが…。



 実際緑の公園で、さらになんか美術館があったんだが、見事に休館。運がいいんだか悪いんだか。でもまあ、そんなにどうしても行ってみたかったわけではないのですがね。




 通りは緑豊か。都心じゃないみたい。



 都市高くぐります。



 歩いてゆこう。



 目黒駅の方に向かってるはずだ。



 谷底に線路が。


 
 やり過ごして先に行きます。




 なんか賑わいが出て出たなあ。



 歩いてて、楽しい感じになってきました。




 プールもあります。



 長崎から来た、原爆の柿もあります。




 美術館はパス。すいませ~ん。



 太陽の光が斜めなんだよな。秋というか、もう冬というか。日本も広いね。



 で、大鳥神社。聞いたことあるとこだけど、こんな感じなんだね。



 なんか、イベントもあるようで。



 でも、昼なんで、ひっそりしてるというか。神社としては狭いというか。



 実はだいぶ前に来たことあるんですよね。まったく覚えてない自分に呆れますが…。

 でも、覚えているのは寄生虫館があるから。前回はここ目的に来たのです。やっぱり印象深いせいだろうか。狭いけど結構人が入っている感じでした。人気あるんでしょうね。


 
 でも今回はパスしてちょっと先に行きます。
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政治家のカッコいい珍しい映画   シン・ゴジラ

2017-11-11 | 映画

シン・ゴジラ/庵野秀明・樋口真嗣監督

 もともと前評判も高く、実際に大ヒットしたが、同時期にダークホースだったはずの存在の「君の名は。」が恐るべき次元の記録的なヒットを飛ばしてしまい、その陰に隠れてしまったような印象を受けた。もちろんそれでも十分に売れて、話題として聞かない訳では無かったが。結局DVDで観たという僕のスタンスは、そういう背景的な理由である。
 東京湾で謎の水蒸気があがり、地下を通っているアクアラインの崩落があったりの事故が起こる。安全確保のために航空機は全面運休させ、原因を探ることになる。海底の火山噴火など考えられる災害候補は上がるが、なかなか絞り込めない。そんな中生命らしき映像が飛び込んできて、なんだあれは? という事になっても、巨大生物というありえない状況がなかなか受け入れられない政府の対応の姿を映しだしていく。
 何もできずに傍観している政府の危機対策中枢だったが、この謎の巨大生物は東京湾から多摩川河口を遡上、蒲田方面へどんどん登って移動していくのだった。この時点では水生生物が上陸する(その巨大さからいって、重力に逆らって起立できるなどと言う物理的なことが可能かどうかも不明である)のかは客観的には不可能とみられていたが、品川あたりで動きを止めた巨大生物は立ち上がって体を変形させ巨大化していく。いわゆる何らかの影響で、自ら進化する生き物であるようなのだった。
 やっと政府は自衛隊に出動要請を出して「駆除」をする選択をする。ヘリコプターから攻撃する段になって、逃げ遅れの市民の姿が確認され、命令を下す首相はこれに躊躇してしまい、結局撃てない。しかし何故か巨大生物は蛇行に戻り東京湾に引き返してしまうのだった。
 既に街は破壊され、数百という単位で人的な被害が出た模様。復旧はもちろんだが、国連はじめ各国から対策が持ち上がってくる。いまだに属国日本という立場が改めて浮き彫りにされて、日本側の対応に不審も見られるようだ。そんな中、今度は鎌倉沖からゴジラの第二の遡上が始まったのだった。さらに今度の上陸では、巨大に進化しているのはもちろん、歩行しながら東京をひたすら目指しているのだ。
 多くの人が紹介している通り、凄まじいアクションシーンもふんだんにありながら、その進行のほとんどすべてが、会議などの話し合いの場で物事が決められていく手順が描かれていく。何という面倒なことかと思う訳だが、これが日本という法治国家の物事を考える手順そのものであるという事なのかもしれない。超法規的に素早く動かなければ大変なことになることは理解しながらも、また、自分の利権などの迷いや保身だけを考えている訳でもなく、それでも重大なことをトップが安易に決めらない姿が、延々と続いていく。何しろ指針となる前例がない。基本的に戦争をやらなければならない状況下で、被害も受けながらであっても、武力を使う躊躇を、これでもか、というくらい描いていく。妙にリアリティがある上に、しかし政治家たちは、あんがい皆それなりに有力である。本来の政治家と比較してどうなのかと考えていると、国の中枢は、中盤あっさり皆死んでしまうのだが…。
 その後の日本の若い政治家たちは、素晴らしすぎる。これが本当に日本人なのか。アメリカ人の方にも疑い深い人が居ないでは無かったが、基本的には優れた判断力と情熱を併せ持った素晴らしい人たちが、コジラに対峙して全力を尽くすという話に展開してく。国連は再度原爆を東京に落とすという決定を下しており、その投下する時期へのタイムリミットはわずかだ。ゴジラが自らのエネルギーを補填して活動期に入るその直近までに、日本独自のゴジラの血液凍結作戦を実施しなければならない。国際世論で世界中のコネを使い時間を稼ぎ、日本の持てる力のすべてを、この作戦に集中させることになるのだった。
 これを観て政治家を目指すような純粋な人が増えるといいな、と思う。今の政治家の多くも、最初はこのような国難に立ち向かうような気位もあったことだろうとは思う。特に近年は、日本は震災という国難を体験した。いわば復興もという大義を背負った時である(途上であるのは、今も変わらないのではないか)。そうではあるが、この期に及んでも、何か手をこまねいているような人々がいるようにも感じられる。政治家だけが良くても何もならないのかもしれないが、少なくともこれから先のことを語るべき人が出て来てきてもいいように思う。ゴジラを通してこの映画に流れる主張は、そういう情熱なのだと思う。さらに独立国家としての日本とは何か。日本はいつまで戦後なのか。ゴジラの求める日本観は、きわめて辛辣な皮肉なのかもしれない。
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君はアメリカを知っているか?   謎の1セント硬貨

2017-11-10 | 読書

謎の1セント硬貨/向井万起男著(講談社文庫)

 副題に「真実は細部に宿るin USA」とある。向井万起男がアメリカについて書いた本。とはいっても論文とかいうようなことでは無くて、あちらでちょっとした疑問に思ったことをあちこちにメールを送って質問し、調べた結果を教えてくれる。実際に現地で経験したことを、実際にまた現地に赴いて調査したりもする。これがまたスゴイというか面白いというか、その程度のことにこれほど執着して調べる面白さというのに正直言って呆れる。向井さんも凄い人だが、そのことで分かるアメリカの凄さの紹介が、この本の命かもしれない。確かにこれは日本ではちょっと考えられないことばかりで、アメリカの本当の姿という気もする。どんなアメリカ解説本よりアメリカの本質を突いた、素晴らしいエッセイではなかろうか。
 今の時代はたいていのことはググって調べてしまえば分かる。嘘だと思ったらそうしてみればいいだけのことで、本当に驚くくらい何でもググってしまえば分かる。しかしながら、やはりそれはあくまで表面的な解説であって、その物事を取り巻く人々の考え方まではなかなか分からないものだ。しかしこの本で分かるのは、そうであればメールして問い合わせてみたらもっとよく分かるだろうという事だ。日本人は、なかなか話の上では英語の壁を破ることは難しい訳だが、メールとなれば話は別である。いや、それでも十分に英語を使うための労力は大変だと思うけれど、向井さんのようにかなりのレベルで堪能な人はいる訳だ。そうして平易な日本語の文章で教えてくれる。今までこんなにまで詳細に分かるアメリカ人の紹介をしてくれた本があっただろうか。もちろん知らないだけのことではあろうが、少なくともこのようなアプローチでアメリカを解説した本は、今まで絶対になかったと思う。もの凄くシュールで不思議なアメリカという国をダイレクトに理解できるし、ますます頭を抱えて悩みこむ人も出てくるかもしれない。ああ、何というアメリカ人。そうしてなんという巨大な田舎の国なんだろう。こんな変な国が堂々と海の向こうに存在している奇蹟の中で、僕らは平和に暮らしている訳である。
 面白いので是非詳細は読んでみてもらいたい訳だが、もう一つ付け加えておくと、向井さんの思想的なバランス感覚というのが、非常に公平を保っていると思う。中には日本人の目からすると、少しばかり微妙な点を含んでいる話もある。しかしながらそういうところも、実に素直に、そうしてある程度の繊細さをもって噛み砕いて書いておられる。これは何といっても、アメリカを好きでありながらそっちに傾き過ぎず、かといって馬鹿にもしていないという向井さんの人格あってのことだと思う。もちろん奥さんも含めて素晴らしい訳だが、なかなかそんな日本人というのは少ないと思う。特にアメリカに詳しい日本人には、極端に少ないことのように思える。そういうところは、多くの人たちが無自覚だと僕は思う。向井さんたちは、実はそういうことに自覚的なのだと思う。そういう日本人がいるということもこの本が貴重なことの一つだと僕は思う。これはちょっと大げさにいうと、世界平和にも貢献できる素晴らしい感覚だとも思う。ぜひ読んでもらって、そういう感覚を身に着けた人が増えてくれたらいいのにな、と思う訳である。
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アクション前後にはカッコいい科白を   キングスマン

2017-11-09 | 映画

キングスマン/マシュー・ヴォーン監督

 高いスーツに身を包んだ英国紳士が、民間の諜報機関のメンバーとして、超人的なアクションでもって活躍をするという物語。その地下組織である諜報機関であるが、要するに新人を発掘しようとしている。優れた若者を集めて訓練を施し、一名だけキングスマンの後継者を選ぼうというものだ。
 一方で地球温暖化などの地球規模での異常事態をいかに解決するか、という事を考えている世界的な組織がある。代表は映画監督などをやっており超有名人かつ大金持ちだ。しかしながらどうも怪しいところが多くて、携帯電話のシム・カードを全世界に無料配布などしたり、大衆には絶大な人気がありながら、地下では資金を集め、何やら悪だくみをしているらしい。そこにキングスマンが絡んで事件の解明に奔走することになるのだが…。
 もとはコミック作品という事で、内容は荒唐無稽なアクション・コメディになっている。そのアクションもキック・アスの監督さんがやっているので、カッコいいながらも少しやりすぎているという感じだ。最初は斬新だったが、ひどく残酷も続くので、多少食傷気味にはなる。コリン・ファースが頑張って活躍するのが見もので、とにかくたくさんの人を殺すことになってしまう。
 ワクワクするようなアクション映画として間違いはないが、いろいろやるためにお話が大きくなりすぎている。ここまで来るとちょっとな、ということか。地球のためにやらなくてはならないことは、確かに人類の課題としてはあるだろう。しかしながらそのために人類を減らさなければならないというのは、もう少し別のやり方があるんじゃなかろうか。まあ、彼らの考えた方法なんで、それはそれでいいですけど。
 さまざまなスパイ映画のオマージュ的な場面も多い。そういうものを見つけるのも楽しい見方であろう。日本人や香港あたりの人間からすると、このような能力を身に着けるまで、もう少し厳しい訓練があった方が面白いと思うものであるが、そういうものはある程度の才能という事ですっ飛ばしてある。そうして能力的に必ずしも最高とは思えない二人が、結果的には一番いい位置についてしまう展開を見ていると、彼らの考える能力の高さというものは、僕らの考えている能力の高さとは、また別のものがあるという事なんだろう。文化比較的にも考えさせられる不思議なコメディかもしれない。
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大人しい人たちの下品で自由な文化

2017-11-08 | culture

 テレビで日本のビールの話題をやっていた。外国人から見た日本のビールには、不思議なところがあるらしい。
 まず日本のビールは大変に冷たい。ジョッキまでギンギンに冷やしたりしている。冷やさないビールの方がどうかしていると思うが、やはりびっくりすることなのか。実はヨーロッパなどは酵母の関係なのか、常温で飲むという話は聞いたことがある。それでうまいというのならかまわないが、日本人にはたいして旨いものでは無いという話も聞いている。冷えてないのはそれくらい致命的だが、彼らだって日本に来て冷えたビール飲んで、考えが変わらないものなのだろうか。確かに香りは楽しみにくくなるのかもしれないが、ぬるいのを喜んで飲むのは、僕らの感覚からすると、からきしごめんである。
 また、生ビールなどをサーバーで注ぐときに、泡を足すのも不思議なんだという。ビールの量をごまかしているように感じる外国人も多いらしい。ビールの味は、泡が風味を閉じ込めている為に保たれていることは、いわば僕らには常識的だ。ビール工場に行ったら必ずレクチャーされる重要な部分だ。酒屋だってちゃんと教えてくれるはずだ。だからこそきめ細やかな泡を足せるような注ぎ方を、僕らは尊んでいる。要するに感覚よりも実際をちゃんと知っているかどうかという問題で、外国人は無知に過ぎないということだろう。
 一気に飲んでプハーというのも気になるらしい。これは外国人が人目を気にし過ぎるからだろう。食事で音を立てたりげっぷをしたりなどが失礼に当たる事とも関連がありそうだ(マナーとして)。しかしビールはぐびぐび飲むのでプハーな訳で、上品に飲んで楽しい飲み物では無い。蕎麦は音を立てて食べるから風味が増して美味しくなる。そのような食文化の真髄を知っている文明国では、ビールで音を立てて飲むのを躊躇しないのである。
 スポーツ観戦でビールを飲むのを禁止している国も多いという。要するに治安維持の為だろうが、日本でスポーツ観戦してビールを飲めるしあわせを、もっと享受した方がいいと思う。治安回復のために、他の国はもっと何か根本的な努力をすべきであろう。
 また、ビールを飲みながら豊富な食事を楽しむのも不思議なようだ。不思議に思っているそのこと自体に大変な偏見を感じるだけだが、外国というのは本当に窮屈なものらしい。
 しかしながらビールというのは、完全にもともとはよその国の文化だ。そういう意味では日本の独自性は、何かを間違った所為だという事は言えるかもしれない。そうは言えるが、間違ったおかげで旨く楽しいビール生活を送れている訳だ。税金の所為で妙な多様性が生まれていることも、ある意味で楽しみを増やしている。正当なビールからはかけ離れたビール文化というのは、今やそれなりに貴重なものになっているのではなかろうか。
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そもそも刑事になったのは男が好きだったから?   ハイヒールの男

2017-11-07 | 映画

ハイヒールの男/チャン・ジン監督

 異常に強い男で刑事としてもやり手であるが、実は秘密がありこころは女であるという設定。武闘派の刑事として同僚らから厚い信頼と憧れのある人物で、敵のヤクザからも恐れられている屈強な男だが、実はホルモン注射を打って女性化する途上にある。何しろ自分の性に偽って生きている為に、つらくて不眠症になっている様子だ。ヤクザとの対峙においては激しいバイオレンスを演じ、ほとんど不死身である。
 過去の少年時代の同級生の恋の顛末や、ヤクザグループの内部の抗争なども絡んで、苦悩の中にありながら警察からなかなか足を洗えない境遇の刑事の姿を描いたバイオレンス作品である。主にナイフを使ってアクションを行うので、大量の血が流れる。そういうあたりは肉食韓国映画らしい出来栄えで、カッコいいが気持ち悪い。そこに性の不一致という個人のどうにもならない事情が絡んで、妙な緊張感の漂う展開になっている。最後はいったいなんなんだ!という気分にはなったが、そういう含みのある終わり方で無いと、アクションだけに終わると思ったのかもしれない。下手をすると失笑を買いかねないバランス感覚ではあったが、主人公の役者さんのカッコよさで、何とか持ちこたえたという感じだったかもしれない。
 そういう話なんだから仕方のないことだけれど、わざわざ女にならなければならないことで、同僚も激しい葛藤に襲われる。そういう啓蒙のための映画ではないが、しかしそれで荒れて殺されてしまうのは、ちょっと理不尽という気もする。ヤクザの方だってわざわざこだわってこの人を付け狙う動機が弱い。憧れてたんで裏切られたとでもいう事なんだろうか。素直に警察組織から去っていくのだから、非常に好都合だと思うのだが…。
 回想して考えるとお笑いのような展開だが、雰囲気を楽しむ映画かもしれない。血の好きな人はどうぞ楽しんでください。
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アジアンな国際化

2017-11-06 | 散歩

 この通りは一段とカラフルです。



 まさに渾然一体。アジアンな感じです。



 既に先に来た人たちは買い物に突入したらしく、僕は一人飯を探して彷徨うことに。まあ、待っててくれなくてもぜんぜんいいんですよ。人間には自由が必要だ。





 通りを一旦突き抜けて出てしまったら、特に何にも無し。



 飯屋はやっぱり少し戻った方がよさそうだ。



 24は二十四時間営業の意味かな(後記:午前11時~午後12時までの営業だそうです。24時は午後12時の意味かもしれません)。なんとなく地元っぽい空気があって入る事に。



 メニューたくさんで目移りしたけど、何故かレバニラそばを選択。



 旨いっす。



 食後のブラブラ。







 国際通り戻ってきた。



 買い物しようかとも思ってたけど、このあたりから脇にそれるのはいつものことで…。











 実はもう暑さにへばってきて、先に空港に行こうという魂胆に変わりました。買い物も空港にしよう。歩く体力はあるけど、暑いのはダメですね。もう帰りたい。



 という事でゆいレールに乗って、お先に~LINEして、空港に行きました。さようなら、那覇。



 空港も人が多くて適当にぶらぶらして長崎の人見つけてだべってました。お世話になりました。



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コンクリートの街並み

2017-11-05 | 散歩

 開会式典基調講演など終わって、昼食はお弁当。



 外は気温上がってました。





 暑いけど歩かなくては。









 那覇は都会だからビルが多いってのもありますが、沖縄の風景の特徴は、何と言ってもコンクリートです。
 台風対策の為であるとも言われてますが、このコンクリートの乾いた感じと、南国というちょっとしたいい加減さがまじりあって、独特のまちの空気を醸し出していると感じます。行ったことないけど、どことなくアメリカっぽい感じが少しします。日本語が通じる気安さもありながら、そのような外国のような疎外感もあるというのが、我々観光の人から見た、一番の魅力なんじゃないでしょうか。何の変哲も無くても、散歩してて楽しいです。









 さて、昼休みもおしまい。



 午後の分科会のお話も面白かったです。お題はSNSの活用のいろいろ。広報って難しいところはあると思うけど、楽しんじゃった方が勝ちというか、そういう気分って大切だと思います。問題点を指摘してどうこうって文化から、僕らは脱却した方がいいと思います。まあ、そういうのは後々また語って見ましょう。

 お勉強終えて懇親会。



 その後二次会、三次会。さすがにちょっと疲れました。気が付いたら1時を回ってて、もうバタンと寝たはずです。コンビニよって何か買ったけど、それで何か食ったはずだけど、記憶が無いです。

 でも朝飯は食べたんだよな。ちゃんと腹減ってました。



 会場で買い物して講演聞きました。為になったようなならなかったような。たぶん、疲れてたんです。


 
 しかし、港は美しい。



 先発隊が牧志あたりにいるらしいと聞き、昼はそっちで食おうかと移動いたしました。



 昨日よりさらに暑い。沖縄恐るべしであります。



 しばし歩いて、見えてきましたぞ。あれが牧志あたりの筈であります。




 国際通り。間違いなし。



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観光客らしいステーキ・ショー

2017-11-04 | 散歩

 那覇に戻ってきて晩御飯。実は行くとこ決まってて、沖縄だからステーキという事になってました。
 で、サムズアンカーインです。僕は予備知識無かったんですが、入って見てこれは!と思ったんです。というのも昔米国の映画で、バート・レイノルズがナイフを華麗に扱う悪党に、「ベニハナのコックか?」と揶揄する科白があったのですが、要するにその紅花スタイルの日本食の代表の亜流のような店なんですね。詳しくはググってもらうと助かりますが、もう30年以上前に見た映画のおかげで知ったアメリカに出店する日本食の代表を、沖縄で体験することになったのであります。ちょっとややこしくて分かりにくい個人事情ですけど。



 アルバイトの留学生(ネパールだったっけ? インド系って感じの娘さんでした)がクルトンサービスしてくれました。日本の一般的なソレよりも、ちょっとデカい感じですね。



 で、こんな感じの肉を焼くわけです。



 華麗なナイフや胡椒さばきに感心しながら、会話も弾んでもう写真は忘れてました。海老なんかもついて腹いっぱい。ちょっとぜんぶは食べきれなかった。



 お客さんは外国人が大半。だいたい中国や韓国でしょうけど、米国人もチラホラ。やっぱりショー化した食事ってそういう文化なんじゃないでしょうかね。面白かったです。
 ところでこの米国人グループ。なんとなく缶チューハイを持ち込みしてたような気がしたんですよね。だってメニューに無いのに缶チューハイがテーブルに乗ってて、他の飲み物も注文はしてたようだけど、缶チューハイも飲んでたように見えました。そういうのは、ちょっとゆるい外国人特権なのかな。気になったけど、基本的に僕は関係ない人はOK主義なんで非難している訳では無いです。持込みだったら面白いな、と思った訳で。



 二次会は別に飲んでた人と栄町で合流。ここはディープなまちで、それはそれで楽しかったけど写真はほとんど忘れてました。悪酔いした地元お兄さんが僕らの連れの女性群にからんで来たので河岸を変えて二件回りました。まあ、飲んでるといろいろあります。でも12時までには大抵の店は閉まる(実際は市場なので)ので、ちょうどいい時間でお開きとなりました。



 翌朝は目覚めてシャワー浴びて、やっぱり散歩に。



 これが会場ホテルのある建物。



 幹線道路から外れてみます。



 橋を渡ります。











 まあね、散歩なんでチョー適当。何かめぼしいものが無くてもけっこう楽しいです。





 これが最寄駅みたいですね。



 実は朝飯はパスするつもりだったんだけど、帰ってきたら気が変わって食べることにしました。



 会場に入って席確保して、まだ時間があるから缶ジュースでも買うつもりでまた散歩。



 このあたりは港町みたいですね。



 そろそろ勉強の開始であります。
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移動日、美ら海水族館

2017-11-03 | 散歩

 さてさて、また沖縄行ってきました。6~7年に2回くらいは行くことになるので、十数回行ったと思うけど、ひと月に二回行ったのは人生初です。
 ということで、ちょっとしたツアコンみたいな立場も少しあるかも。今回連れている人の中に初沖縄の人もいるみたいで、そんな感じはいいですね~。



 沖縄着いたら即レンタカー。そしたらね、受付のお姉さんが、ちょっとお腹すいたの我慢して、名護にある「おおしろ」行きなさい、っていうんですよ。回しものか? ってちょっと思ったけど、ご厚意には素直に従うものです。で、はるばる来たぜ。



 何故かレタスが乗ってる! 毎回沖縄そば食ってるけど、これは新鮮な感じですね。



 でね、沖縄そばは、観光客の舌では、お店によっての差というのはちょっとわかりにくい場合が多いと思うんだけど、ここはけっこうコシがあってですね、出汁も上品でですね、アタリですよ、はっきり言って。レンタカーのお姉さんが廻しものだったとしても、騙されて結構ですよ。



 ということで、お腹いっぱい(中、頼んでちょうどいい。沖縄では大盛は確認した方がいいですよ、なんにしても。中は県外の大と同じで、大盛は三人前くらいですからね)。もう少しで目的地。





 立駐の方が近いって情報があったんですよ。今まで(過去)にだいぶ歩いたもんだ。



 さらに4時過ぎだと割引まであったんですよ。いろいろシステムがあるようで…。





 美ら海水族館って、たぶん三回目くらいかな。でも、やっぱりいいなあ。









 もう最高ですよ。個人的に気分アゲアゲ。海の生き物って言葉通じないけど(海じゃなくてもそうだけど)素晴らしいです。



 でね。やっぱりメインのジンベエザメ。素晴らしすぎる。









 ちょうど飯時でラッキー。







 立ち泳ぎだってするんです。





 いったん外に出たらミスト。夕方だけど暑いんですよ、ここは。



 結構広い構内。



 カメさんも居ました。



 時間的にイルカショーも終わってるし、閉館って感じになってました。入館料の割引はそういう意味なんだろうね。



 さようなら、ジンベエさん。


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短絡に考えすぎるのは、脇道にそれているのと同じだ はじめての認知療法/大野裕著など

2017-11-02 | 読書
はじめての認知療法/大野裕著など 

 大野裕さんの本を読んでいて特に思うのは、近年の「ポジティブ思考で乗り切る」という事とは一線を画しているという事ではないか。自分がダメではないかという考えに陥ることは、確かにあまりよろしくないが、全部がぜんぶ何が何でも自分がダメだという事はよくないにしても、多少ダメなところがあったことは認めて、そのダメさ程度というのを理解する必要がある。いわば客観的にどのくらいダメだったのかを見極める作業じたいが、大変に重要だと感じた。ダメばかりでなく良いところもあったはずで、更にダメだったかもしれないが、今まで犯してきたダメさ加減と比べると、成長部分のあるダメさだったかもしれない。そういうダメの認知度の精度を上げて、客観的にも自分的にも納得できるダメさを理解できることが、何より大切だという気がした。
 要するに病的にでなくとも、単に気落ちして立ち直れないような状態に陥っている人の多くは、このダメさ加減を過大に見積もって自分を苦しめているのではないか。いや、周りにいる人でもっと反省しろと圧力をかけるような人は論外だが、精神的に普通に立ち直って前を向きたい人は、過分な思い込みに陥らないように、自分を客観視すべきなのだ。大きな失敗で死んでしまうのであればもちろん困るが、ほとんどの場合、大抵おおごとになったとしても、そのまま生きて行けるし、次の何かのチャンスだってあるはずだ。そういうものをすべて失うというようなことは、(絶対無いとは言えないまでも)自分を諦めてしまうほどの落ち込みが原因なのではないだろうか。
 これを楽観主義だと、やはり考えてしまう短絡な人が多いだろうことも分かる。結局そういう考え方のすっ飛ばし方に問題があるのである。多少時間がかかったとしても、今の自分の考えや状況なんかを、紙に書きだして見直すくらいの手間を惜しんではならない。それにそうしたからといって、くだくだ悩んでいる時間に比べたら、つまるところずいぶん悩んでいる時間の短縮になるんじゃないか。ものすごく近道という事ではないが、ちょっとした寄り道こそが、歩いていく上では、ずいぶんと大きな道である場合もあるという事を知っておくといいと思う。
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坦々とナイーブな心を描いたドラマ   JIMI:栄光への軌跡

2017-11-01 | 映画

JIMI:栄光への軌跡/ジョン・リドリー監督

 ジミヘンが売れる前の二年間を描いた伝記映画。クラブで演奏しているところをキース・リチャーズの彼女に見いだされて、アニマルズのメンバーだったチャス・チャンドラーをマネージャーにつけて英国に渡る。そこでリンダ・キースは早々に見捨てて新しい彼女(キャシー・エッチンガム)に乗り換える。演奏は話題になるが、気難しい性格らしくちゃんと演奏しなかったりして簡単には芽が出ない。クラプトンと共に演奏しようとしたり、黒人として差別されたり、また黒人の活動家にあおられたりする。そういう苦悩はありながら、自分のスタイルに忠実であろうとする姿が描かれている。
 どのくらい史実に忠実かは分かり得ないが、それらしい感じはする。ナイーブで気難しく、ちょっと謎めいたところがあり、女にだらしない。それは家庭環境の影響があるらしく、ドラッグも弱いながら常用している。キース・リチャーズのギター(白いストラトキャスター)が印象的に用いられる。昔の女との関係を象徴しているということだろう。
 長い会話が中心になっていて、いつもなんだか不真面目な様子が分かる。いろいろと考えるところはあるらしいが、自分なりに自由にふるまいたいが、時代がそれを許さないところに苛立ちがあったのかもしれない。黒人であることで社会の圧力があるが、同時におしゃれな存在として白人女性にはモテモテということなんだろう。実際にジミヘンは白人社会で絶大な人気を博すことになる訳で、黒人と白人の対立軸の中で何かを主張するような人物では無かったのだろう。それはブルースを基本とした音楽ながら、そういう枠を軽々と超えた自由なギタープレイにも表れていたと思われる。粗っぽく必ずしも正確無比な演奏スタイルでは無いにもかかわらず、超人的とも言っていいギターをかき鳴らす姿は劇中でも素晴らしい。そうしてその演奏で観衆の心を鷲掴みにして、そういう興奮する観衆をみて改めて自分でも楽しんでいる様子が描かれている。
 基本的には恋愛を中心とした人間ドラマになっている。ジミヘンの役をしているアウトキャストのアンドレ・ベンジャミンが好演している。ぎっちょのギタープレイも素晴らしい。当時の演奏の場面は一切なく、全部現代のミュージシャンや俳優が演奏しているようで、それが実にそれらしく素晴らしい。音楽場面は案外少ないが、そういう面でも楽しめる映画である。まあ、盛り上がる類のドラマでは無いので、人を選ぶかもしれないけれど…。
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