朝、壮絶な親子喧嘩をしました。
自分が決めたことが守れない上、
だらしないところを夫婦で注意しました。
実は、我が家は、こういう親子喧嘩は日常茶飯事。
勉強もできない、家事も自分の分しかしない、
約束事が守れない。
ろくな大人にならないだろう。
そんな典型のわが子。
そんな中、パートナーと打ち合わせたところに、
夕方わが子がいない。
周辺探してもいない。
とりあえず、自宅に帰宅。
家にもまだ帰っていない。
心配で、学校にも電話。
担任は、
「靴がないから、帰宅したと思います」
の返事。
この回答は冷たいようですが、
学校と言うのは、一歩校門から出れば、
もう責任は一切ありません。
夏休みで夏期講習のため、変則時間割。
パートナーには、その旨連絡。
帰宅時に、色々な駅に探しに行くとの返事。
とりあえず、私は、晩御飯の支度。
ナポリタンにサラダ、スープ。
でも、私も心配で動揺していたのでしょう。
スパゲティの麺をゆでる鍋に蓋をして、
湯があふれ出し、大惨事だった。
家出や誘拐だったらどうしよう…
わが子はスマホを持っていないので、
こういう時が本当に困ります。
良くないことを考えながら、
食事の支度。
その時思ったのは、
「わが子が幸せなら、勉強も家事も出来なくてもいい」
ということ。
実際、仲のいいお得意さんは、ご自分は勤務医、
息子さんは開業医、娘さんはCAと言う、
輝かしい一族ですが、
内情を聞くと、そんなに幸せそうではない。
実際ご本人も、
「よく他人から羨ましがられるけど、
もし変われるなら、変わりたい?
俺、生まれ変わったら、絶対俺にはなりたくない」
と言われます。
はい、変わりたくありません(笑)
そんな中、チャイムが鳴った。
「お母さん、心配した?」
とわが子が帰った時、どっと涙があふれた。
結果としては、パートナーがわが子に、
私の職場近くの駅に行くように伝えていませんでした。
なので、わが子は、朝、
「お金持っているのか?」と聞かれ、
「持っている」としか答えず、
友達と話しながら、最寄駅から、
暑い中40分かけて帰宅しました。
「あなたが幸せなら、大学なんて行かなくていいよ。
今の時代、大学に行くことがすべてではないから。
自分が幸せになれるように考えて、
他人に迷惑を掛けなければいいよ」
と言って、わが子を抱きしめました。
実際、この30年、世の中は随分と変化しています。
30年前は、まだ女の子は特に、
大学に行く人は、周囲では、かなり少数でした。
でも、今は、進学校へ進学すれば、
まず大学へ進学します。
そして、都市部でずっと生きていきます。
私が子どものころは、親と同居や、
自宅介護も当たり前でした。
AIも最初は自分で考えることはできないと
言われていましたが、
chatGPTは、入力すれば、
対話のような返答も出来ます。
勉強や仕事も代わりにやろうと思えば、
出来てしまうのです。
わが子が就職するような頃は、
今の半分の仕事がなくなると言われています。
そんな不透明な時代、
「これをしておけば大丈夫」
「この仕事なら安泰」
とは言えなくなってきたのです。
実際起業する人も多く、
現代は医師と弁護士、両方の資格を取る人もいます。
ですから、凡人がこれから努力しても、
やはり無理なことは無理。
と、切り替えて生きていくことも、
私は間違いだとは思えません。
わが子は、確かに中3の時は頑張っていました。
お得意さんも、
「俺の高校の時より頑張っている」
と言われるぐらい、毎日勉強中心の生活でした。
だからこそ、数1Aだけとはいえ、
共通テストは満点、
英語も約8割取れたのです。
わが子は、このブログに書いているように、
もともと優秀な高校生ではなく、
むしろ残念な高校生です。
好きな人に認められたくて、必死に勉強をする。
その結果が良かっただけなのです。
中3の時は、とにかく問題集に取り組んでいました。
恐らく勉強時間は、学校いちだったでしょう。
それぐらいしていました。
高校生となった今、普段が良くないだけに、
今からだとかなりの勉強量が必要となります。
でも、今頑張ることが出来ないならば、
諦めて、別の道を考えてもいいと思います。
わが子の行方不明で、
その考え方に傾きつつありますが、
決めるのは、本人ですので、
何とも言えません。
最悪ニートにならなければいいと思っています。
親は経験に基づいたアドバイスしかできない。
最後は本人が決めると思います。
まあ 何の職業に就いても、親がどーーんと大きく構えていれば
大丈夫 大丈夫