少し前まで、子どもにお金の話をするのは、
「汚い」ことと言われていました。
それもあり、子どもは親元を離れるまで、
家の生活費も資産も知らない。
そんな家庭が多く、
日常生活に支障をきたさない、
欲しいものは買ってもらえる
環境のため、
いざ高校卒業後の進路の話になったとき、
「実は家にはお金がないから、
奨学金で大学は進んでほしい」
と言われ、子どもはびっくりした!!
そんな家庭は、かなりあります。
実際、高校も私立の授業料がかなり掛かるとか、
留学・寮生活や部活でかなり多額の支出があるなど、
特殊環境を除けば、
大金を使うことは、少数派です。
大抵の家庭が、高校入学時、
それなりに入学費用がいることを除けば、
高額な塾などに行かない限り、
何とか収入内で治まることが多いです。
実際ファイナンシャルプランナーも、
「高校までは、収入内でやりくりを」
と、メディアに発信する人が多いです。
わが家も、かなり塾や模試代など、
かなり掛かっているものの、
年間の収入内で今のところ、
何とかなっています。
昨年の夏休み、わが子には、
一部の預金通帳を見せて、
「あなたの大学費用で貯めているのは、
1000万円だから、仕送り含めて
この金額で治めるように」
と言いました。
内訳は、国立なら学費が4―6年で
400万円。
生活費を600万円で想定しました。
なぜ一部にしたのか?
ファイナンシャルプランナーの中には、
全財産を見せて、
毎月の収支内訳書や今後の資産運営など
話すご家庭もあるようですが、
わが家はそこまでわが子を信じていません(笑)
万が一、将来変な男に騙されて、
サラ金に借りて、
「お母さん、わが家にはまだお金があるから、
家のお金から出して」
と言われたら、困るからです。
実際私が実家の資産を知ったのは、
実母がひとり暮しになり、
「突然死んだとき、困るから」と
言われた5年ぐらい前です。
それまでは、借金はないだろうけど、
どれぐらいあるか?まで考えたことはありませんでした。
実母は、ずっと正社員で働いていたので、
年金で老後の生活が出来ることは、
子どもとして助かっています。
ですから、生きている間に使い切っても構わないと思っています。
わが家はわが子が自立してから、
エンディングノートに書けばいいかな?
と思っています。
いざとなれば、そんなに広い家ではないので、
探そうと思えば、探せます。
わが子の大学費用で準備していると話した時、
「ふうん、わかった」
と、想像していなかった無反応でした。
子どもにしてみれば、100万も1000万も、
数字上のことで、実感がないのでしょう。
親がここまで貯めるのに、どんなに苦労したのか、
想像もできないのでしょうね…
だから、頭では、私立は無理だろうな
と考えてくれればいいかなと思っています。
とはいえ、現実は7割の学生が私立へ進みます。
わが家も、そうなる可能性のほうが高いです。
その時は、虎の子を出しますが、
出来れば出したくないのが本音です。
老後の資金になるかもしれないからです(笑)
わが家は、準備した資産で、こどもの教育費を
賄う予定ですが、行先でも変更の可能性はあります。
以上これがわが家のお金教育でした。
奨学金という借金を子に背負わせ、親は
教育ローンを借りて、家計は火の車になってる現実がある。子供にもしっかり資産状況を伝え、身の丈のあった生活をした方がいいと思う。
身の丈に合った生活は、本当に大事だと思います。