今回は、アケビ(木通)。昔から日本人に親しまれてきた秋の果物。パパはボク(小次郎に)に『パパが小さい頃は、秋の野山に沢山あって食べていたんだよ。美味しいよ!』と言っている。なお、熟して割れて中の果肉が見えるとすぐに野鳥や猿などに食べられちゃうので、割れる前に採取して家に持ち帰り、お家で“おがくず”などを使って熟していたよ! と懐かしんでいる。
<2021年4月17日> 若松 高塔山
【花】開花期は4月~5月
◇ 花が咲いているけど、分かるかな? ボクの顔の前にもあるんだけど………。
◇ 分かんない?!
◇ これでどうだ! うーん、ネット(Wikipedia)から引用する。
アケビの花の勉強をしておこう(Wikipediaの抜粋)
【花】
花期は春(4~5月)、雌雄同株、雌雄異花。春先に新芽に長い花序が垂れ下がり柄の基部に1~3個の濃紫色の大きな雌花、柄の先端に多くの淡紫色で小さな雄花がつく。
雌花は、暗紫色の萼片が3枚つき花弁はなく、バナナの果実のような3 - 9本の雌しべが放射状につく。雄しべの柱頭に甘味を持った液体があり、花粉がここについて授粉する。
雄花は、中央部に雄しべがミカンの房状につく。
改めて、全体から見ておこう
◇ アケビは「蔓性の低木」なので高さは低い。また、蔓性なので、蔓を絡ませるのが必要になる。
◇ “紫色の花”が沢山見えるだろう? わかんない? ※ パイプは、蔓を絡ませるためのもの
◇ 〇印で示そう。
◇ うーん、花は鑑賞には向かないかもね。
【果実】果実期は9月~10月
◇ 小次郎クン! アケビの実は分かんない? ま、まだ青いしおいしそうなニオイはしないよね。
◇ 「実」も、まだ、緑色だから………。探してみてね。
◇ 分かったかな?
熟すと鳥や猿などに食べられるので、熟した写真はネットから引用しよう。
◇ こんな感じになる(Wikipediaより)
アケビについて勉強しておく
【アケビ(木通)】
◇ アケビ科アケビ属の蔓性落葉低木である。ま、アケビ属の総称でもある。山野に生え、茎はつるになって他の樹木などに絡みついて生長する。果実は甘く秋の味覚を代表する。漢字は「木通」「通草」「山女」「𡚴」「丁翁」と書く
◇ 原産地は、日本、中国、朝鮮半島などの東アジア
◇ 開花時期は4月~月、雌雄異花なので、雌雄濃紫色の大きな雌花と淡紫色で小さな雄花が別々に咲く
◇ 果期は9~10月。果実は「液果」で6㎝ほどの長楕円形で淡灰紫色や黄褐色。果肉は甘くて美味しい。
【産地と価格】
◇ 1位:山形県(94.7%)、2位:秋田県(5.3%)。この2県でほぼ100%
◇ 価格は、山形県産 木通(あけび)5~7個入り 1,500円
【由来】
◇「あけび」は、秋に楕円形の果実がつき、熟すと縦に割れて白くて甘い果肉と黒い種子を覗かせる様子から、「 開( あ ) け 実( び )」の意味で名付けられた。
◇「木通」は、蔓(つる)を切って吹くと空気が通ることから。「道草」も同様の意味で、蔓を「草」と表現したもの。
◇「山女(やまめ)」は、山女の2字を縦に書いた「妛」という字で、「あけび」と読む国字だった。これは滋賀県の通称地名が由来。
お終い