今回は、オオデマリ(大手毬)。花期は4~5月頃で、アジサイのような白い装飾花を多数咲かせる。由来は大きな花が“毬(まり)”のようにまとまってつくことから。英名は「Japanese Snowball(日本の雪玉)」と呼ばれる。
<2023年4月27日> 美咲が丘
◇ ん? いっぱい花があるよね。どれ?
◇ ここは、二丁目のとあるお家。家人とのやりとり。「きれいな白い花はなんですか?」→「オオデマリですよ」。→ 因みに、赤い花が咲いているのはボケ(木瓜)とのこと。いずれも、樹高は低いと思っていただだけに、ホー、と思った次第。ま、思い込みだな。
ボケ(木瓜)はこちら Link先 → 小次郎と春の草花-ボケ(木瓜)-
まずは、ボクとのコラボ。縦に撮影しないとダメだな
花に着目していこう
【オオデマリ(大手毬)】
◇ スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木。本種はヤブデマリの花が装飾花に変化したものと言われる。樹高は2~6m。庭木や公園樹として利用される。
◇ 原産地は日本。オオデマリは日本原産のヤブデマリ(藪手毬)の園芸種。
※「ヤブデマリ」は、本州、四国、九州の山地や丘陵地に生える。
◇ 開花時期は4月~5月。咲き始めはグリーンで次第に白に変化する。大きな花が毬のようにまとまってつく。
【由来】
◇「大手毬(オオデマリ)」は、白い花(装飾花)が手まりのように丸く集まって大きな花を咲かせることにちなみます。
◇「藪手毬(ヤブデマリ)」は、藪に生え、手毬のように花を丸くつけることに由来する。
※ 花はガクアジサイによく似ていますが、ガクアジサイは花びらに見える部分ががく片であるのに対し、ヤブデマリのそれは花弁が拡大したもの
小手毬との違いは?
【大手毬と小手毬】
似た名前にコデマリ(小手毬)があるがコデマリはバラ科で“科”が異なる。
【コデマリ(小手毬)】
◇ バラ科シモツケ属の落葉低木。同じ仲間にユキヤナギがある。別名「スズカケ」
◇ 樹高は1.5m 。枝は細く、先は枝垂れる。葉は互生し、葉先は鋭頭で、形はひし状狭卵形になる。
◇ 原産地は中国。渡来時期は不明だが、江戸時代には観賞用に栽培されていたという。
◇ 開花時期は4月~5月。枝一面に手毬のような白い花を枝垂れるように開花する。
◇ 由来:小さな白い花が丸く集まって「小さな毬」に見えたことに由来する。
◇ 以前、奈良の知人から頂いた小手毬の写真をしめす。オオデマリも、このタイプで花が大きいだけと思い込んでいた。
お終い