今回は、ニオイシュロラン(匂棕櫚蘭)だ。ニュージランドの固有種で、センネンボク属の木本。名前の由来は「花が香り(匂い)」「葉がランに」「樹形がシュロ」に似ることからと言われる。寒さや乾燥への耐性があり、洋風の庭植えに人気があるという。
<2023年4月30日~5月8日> 美咲が丘
咲き始めを全景から見てみよう
<2023年4月30日> 花に初めて気づいた。
◇ここ「シャリンバイ」「アルストメリア」「マンネングサ」も紹介したところだよ。木々の配置も、とても立派で、見応えがあるね。
◇ 花はどこにある? うむ、近寄って見よう
◇ これで、わかったかな? 4月30日は咲き始めのようだ。花のよく見てみよう
【ニオイシュロラン】
◇ キジカクシ科センネンボク属の常緑の木本。
◇ 高さ20 mにまで成長し頑丈な幹を持つ。葉は1mに達する剣状で、幹の上部に多く密生する。
◇ 原産地はニュージランド。日本へは明治初期に渡来し、洋風庭園に利用される。
◇ 開花時期は5~6月。花は直径6~7ミリほどの白い小花で、葉の間から伸びた細い花茎に多数集まって咲く。小花は釣鐘型で、強い芳香がある。
【由来】
◇「ニオイシュロラン」は和名で、由来は、花が香り、葉がランに、樹形がシュロに似ることからという。
◇ 学名は「Cordyline australis=コルディリネ・オーストラリス」。コルディリネはギリシャ語の“棍棒”に由来し肥大した根茎にちなんだもの。オーストラリスはラテン語の“南の”を意味する。
◇ 英名は「Cabbage tree=キャベツの木」だが、これは、放射状に伸びる葉の様子によると言われる。
◇ 根元を見てみよう。学名の「コルディリネ」は根茎は棍棒に似ていることに由来と言うしね。
◇ うむ、“棍棒”に見えなくもないね。
<2023年5月2日> 開花が進んできた
◇開花は進んでいるけど、遠景だと分かりにくいね。
<2023年5月5日> 満開に近づいたかな?
◇ 遠景からでも「白い花」がまとまってわかる。
◇「葉は1mに達する剣状で、幹の上部に多く密生する」は、そ
の通りだね。
◇ 花は「釣鐘状」と形容される。
<2023年5月8日> この頃が満開!
◇ びっしり咲いている
◇見事だね。
お終い