たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

南八ヶ岳縦走1-桜平~硫黄岳編

2005年09月22日 | 山歩き

ついに登った南八ヶ岳。山歩きにはまってまだ、1年くらいだがとても登り甲斐があった。やや、天候に恵まれない時もあったが、圧倒的なパノラマが目の前に広がり、ダイナミックに変わっていく山の天気、すばらしいの一言に尽きる。4日にわたって歩いた記録を書いていきたい。

05年9月22日

あずさに乗って茅野駅に到着。桜平までタクシーに乗る。運転手さんに聞くとそこまでバスが乗り入れていないとの事。途中から山道になり、なるほどと思う。桜平 台風17号のせいか曇りがちで若干ガスがかかっている。「最近の若い人はキリってるて言うらしいですよ。年配のお客さんに言ったら、静かになっちゃいましたけどね」と運転手さん。

桜平から登山開始。山道に入っていく。最初の小屋である夏沢鉱泉でお弁当を食べているSさんが声をかけてくる。八ヶ岳は今年は20回ほど登っているのだとか。植物など自然観察が目的らしい。ほどなく、さっきのSさんが追いついてきたので一緒に登る。歩きながら、植物についていろんな話をしてくれる。まるでガイドさんのようだ。実際、最初のうちはそう思っていた。

オーレン小屋 13時頃、オーレン小屋に到着。お昼にする。ちなみに「オーレン」とは、「黄蓮」という花の名前らしい。小雨がぱらついてきたので、レインコートを着る。

夏沢峠に差しかかる頃から霧が濃くなってきた。

崩壊緑地崩壊緑地を進む。道の左側が見事に崩れている。

今日の目的地、硫黄岳を目指してさらに進む。だが、どんどん霧が濃くなって、3メートル先も良く見えない。霧の中の中のケルンを頼りに進む。ケルン

風が強い。後で聞いたのだが、硫黄岳山頂に近いこの場所は、結構強風が吹くのだとか。 途中また、Sさんに会う。こんなところで一人でいるなんて、よほど好きなんだと感心する。「後で行きますので」。そう、本日のお泊りは私たちと同じところであった。

硫黄岳山頂 ついに山頂到着。一休みして、本日泊まる『硫黄岳山荘』へ向かう。後もう少し。

16時頃、到着。ほっと一安心。

夕食5時半、消灯8時、朝食5時半。山の朝は早いのだ。