7月半ば、実家のお墓が完成し
ささやかに父の納骨式がありました。
お坊様にお経をあげていただく。
お世話になっているこのお寺は禅宗。
宗教のことはさっぱり分かりませんが
葬儀の時あげてくださったお経が
父の生い立ちの事を言ってるな、とか
何となく分かる部分があったり
法要を終えていちばん最後に和尚様がおっしゃった
「これからはお母様のことを皆で大事にしなさいよ」
というお言葉が胸に沁み
とても親しみやすいなと思った覚えがあります。
納骨を終え、収まるところに落ち着いて
父も天でホッとしていることでしょう。
母も肩の荷が降りたようでした。
早朝、朝散歩するときに
この墓地の脇の道を通るのですが
大抵幾人かの人が手入れしていたり
お参りしている姿を見かけます。
そして、私がお墓で手を合わせていると
「〇〇さんって◆◆にいる〇〇さんかね?」
などと話しかけられ
そこから相手の身の上話が始まったり。
きっとこの岬の穏やかな空気が
そうさせるのでしょうね。
見上げる秋の空には天翔る馬がいました。