たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

古座川へ

2013年09月19日 | コタ&カメ号が行く!

古座川上流へ

この地に住むと決めたからには

この地域のことをもっと知りたい。

と言うわけで

今回は古座川に来てみました。


大塔山を源流とし

「日本の秘境100選」、

「日本の名水百選」

等にも選ばれ、

最後は熊野灘へと注ぐ。






今回、その河口から上流へと上がってみた。

古座川 下流

古座川駅の案内所でいろんな資料を調達し出発!

途中、お地蔵さんと「重畳山(かさねやま)登り口」を見かける。

お地蔵さんと「重畳山(かさねやま)登り口」

この山は次回の楽しみにとっておこう♪

上流へ行くにつれて大きな岩が姿を現す。

古座川 川沿いの景色 巨岩1

古座川 川沿いの景色 巨岩2

明神橋から支流の小川(こがわ)へ。

明神橋

滝の拝(はい)

山中の曲がりくねった狭い道を

やや緊張気味にしばらく進む。

長く感じる運転時間だったけど

『滝の拝(はい)』に来た。


渓流瀑で川床が岩になっている。

小石が水流で転がって岩石を削り、

その一部が水路状になり

落差8メートルの滝になったそう。


気の遠くなるような

年月なんだろうな・・・。

滝の拝 川の流れ

昔、太郎という侍が

人々の目を楽しませるために

岩床に刀で穴を掘り続けたが

千個の穴まであと一つのところで

刀を滝壺に落としてしまう。

古座川 川沿いの植物

探しに潜りに行ったきり姿を見なかったが

落とした刀と丸い大きな石を土産に

ひょっこり帰って来た。

聞けば滝の王だというお姫様に

歓待されていたと。

彼岸花














それからは滝壺でゴロゴロ鳴っていた音が

ピタリと止んだという。

その時の持ってきた石が

この金毘羅さんに祀ってあるものだそう。

滝の拝 金毘羅さん

「太郎」という名前から

竜宮伝説も連想してしまうような(笑)

滝の拝 橋

この南紀 熊野の山々には熊野三山もあり、

帰省の時、ko-ichiとバイクで巡っていた頃から

神の御座すところという気がしていた。

熊野の「くま」は、「神」や、「隅(すみ)」

を意味する等の諸説があり、

「神のおわす奥まった地」という。


昔は辺境とも見られたこの地

探検のし甲斐がありそう!


ねっ!コタカメ2号、たのむよ~!

古座川に架かる橋とコタカメ2号

らにゃ~ (ΦωΦ)ゞ