年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

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東京メトロ日比谷線茅場町駅:「牛幸本店」    煙と臭いに塗れてまでも食べたくなるハンバーグがココにある

2013-08-02 22:27:40 | 関東
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結果として纏まることは無かったのだけど、“焼鍋”と言う商品を柱にしたビジネスモデルをプロデュースしていたことがあって…
その話が頓挫したことで伺うチャンスを逃してしまっていたのだけど、“しゃぶQ”なる話題商品を持つ、すき焼き&しゃぶしゃぶの名店「牛幸」
そこがお昼に提供している、ハンバーグもまた大人気だと言うので伺って参りました



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大通りに面することなく、住宅とオフィスが混在するエリアの真ん中辺りに、黒板塀に囲まれ一見すると料亭のようにも思える佇まい
とくに暖簾が掛けられるわけでもなく、店頭にメニュー版などが置かれることも無く、ただただひっそりと…
「一見さんお断り」ということではないのですが、知らない人には何を売っているお店なのか、いやお店であることさえわからないであろうトコロであります


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入り口で靴を脱ぎ、絨毯張りの店内を客席まで案内されますと… そこは煙に包まれたお部屋であります
これにはさすがに驚かされましたが、先客の方はすべて女性のお客さまでありまして、これにもビックリであります
こんな煙だらけのお店になぜ女性のお客さまが? しかも仕事途中であろうOLさんまでが?



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お昼の時間のメイン商品はハンバーグ
席に着きますと、仲居さんから「ハンバーグのサイズは如何しますか?」と聞かれるほど
200g(中) 300g(大) 400g(特大)からチョイスするということなのです
ワタシは? もちろん300gをお願いいたします

テーブルに埋め込まれたコンロには鉄板が用意されていまして、そこに注文したサイズのハンバーグが“生”の状態で運ばれて来ます
それを仲居さんが器用に、野菜とともに鉄板に乗せ、焼いて下さいます
両面に焼き目が付いた頃に半分をお皿に取り分け、あとはごお客さまのペースで焼き上げてくださいねってコト
煙の元はココにあったのですね

300gのハンバーグは肉厚で… 30mm位ありますね
そんなハンバーグをじゅうじゅうと焼き上げ、熱々の状態で頬張ると、お口の中にはお肉の旨みが広がりまして… 
タネを作られる時に、ちょっとだけ多めのお塩が加えられているのでしょう
それが見事にお肉の旨みを引き出しているのだと感じます これは美味しいハンバーグですね
ちょっと濃いめのツケダレも、ご飯のお供に良く合う味付けでありまして…
仲居さんの「お替わりは如何ですか」の声に、ついご飯のお替りまで頼んじゃいました



お昼の商品にハンバーグを導入しようとしたとき、すき焼きとしゃぶしゃぶのお店でありますから、厨房にコレだけのハンバーグを焼き上げるだけの熱源が無かったのでありましょう
それで、テーブルにあるコンロで焼き上げるスタイルを思いついたのでありましょうが、客席にもそれほどの換気設備があるわけでもなく…
煙に燻され、洋服や髪の毛までもがハンバーグ臭になる覚悟をしてまでもやって来る、いや食べたくなるハンバーグってことでありますね
それもスゴイことなのですが、これだけの油煙が飛びながらも、床に張られた絨毯や椅子の座面や背もたれなど、掃除しづらいであろうところにもベタツキが無く…  きちんと手入れさてていることにも驚きであります

きっとワタシも、臭いがついても良い日限定で、このハンバーグを目的に伺うことでありましょう



【牛幸本店】
東京都中央区新川1-9-8
03-3551-8980

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