患者は長い間、滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑(おうはん)変性にかかっていたため病巣が拡大し、薬の副作用で癒着が進んでいた。癒着をはがし、シートを網膜に入れる手技は難度が高く、高橋氏も「やっぱり難しい場面では、汗が出るような…。私も緊張しました」と振り返った。
患者の女性は順調なら1週間で退院できる見通しだ。ホッとした様子だったといい、細胞を定着させるため、うつぶせで寝ておく必要があることを知ると、くだけた口調で「しんどいわぁ」と話したという。
移植に備え、高橋氏らは昨年11月から細胞の培養を始めていた。同じ病気に悩む全国の患者が期待を込めて注目する臨床研究の1例目。一般的な治療にするまでには、効果と安全性のバランスなど検証すべき課題は多い。高橋氏は「皆さんが治療できるようになって初めて『治療』と呼べる。道のりは長いが手術を見ていて有望と確信したので頑張ります」と語った。
筆者の家族の一人も網膜系の難病である眼の病気に罹り、入院して治療を受けた経験がある。
日本では使用例の極端に少ない治療薬を使用するなど、文字通り「治療に向けた臨床研究」の実用例になったが、幸いにも数度の手術で治療が終わり、順調に回復したことは、不幸中の幸いであった。
それでも、今回のiPS細胞の治療のように「細胞を定着させるため、うつぶせで寝ておく必要がある」のは眼の手術後にはよくあることである。
これは、かなりしんどいことでもある。
見ているだけでも、本当に辛かったことを、昨日のように思い出す。
先端医療の現場では、それこそ治療例の少なさどころか、今回のiPS細胞から作られた細胞の移植など、全く初めての試みも多い。
iPS細胞の治療例は欧米が先行しており、日本でも先端医療の技術として定着させるには、更なる臨床例が必要だ。
世界初の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作られた細胞が目の難病を患う患者に移植されたことは、正に大快挙だ!!
関係者各位におかれましては、難病治療への画期的な治療方法として有望なiPS細胞の治療方法の確立に向けて更なる尽力をお願い申し上げます。
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日本はその点は何の問題もありません。
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