5月14日00時33分に産経ニュースが「露大統領、対抗措置を示唆 米MDの欧州配備で」の題で次のように伝えました。
『ロシアのプーチン大統領は13日、北大西洋条約機構(NATO)のミサイル防衛(MD)の一環として米軍が12日にルーマニアで開始した迎撃ミサイル運用を巡り、米MDは「防衛システムではない。米国の核戦力の一部だ」と述べ、何らかの対抗措置も辞さない考えを示唆した。ロシア南部ソチで開いた軍事関係者との会合で語った。
プーチン氏は米国の迎撃ミサイルが攻撃に転用できるとの認識を示し、中距離核戦力(INF)廃棄条約違反だと指摘。ポーランドでも13日に米国が地上配備型の迎撃ミサイル施設の建設に着手したことも含めて「ロシアの安全保障への脅威を摘み取ることを考えなければならない」と述べた。(共同)』
ロシアは米国のブッシュ前大統領時代より米国のミサイル防衛体制強化を警戒しております。
以前の日露首脳会談ですら、安倍首相がわざわざ「日本のミサイル防衛体制はロシアに向けられたものではない」の主旨の発言したのも、ロシア側の警戒感が高いことを暗に示しています。
それもそのはずで、ミサイル迎撃能力のあるロシアの誇る地対空ミサイルS-300やS-400でも、米国の迎撃ミサイルTHAADの性能にはとても敵いません。
ましてや、日米共同開発を進め、射程2000km以上を誇る、量産化への目処が立ったSM-3ブロッックⅡAレベルの迎撃ミサイルなど、ロシアは手も足も出ません!!
そのSM-3ブロッックⅡAレベルの迎撃ミサイルが、ルーマニアやポーランドに配備されたなら、既に動画サイト等でその有効性をアピールしているロッキードマーチン等の防衛軍事産業は大喜びするでしょう。
一方、それらの計画が実現すれば、ロシアにとって首都モスクワを含むヨーロッパロシアは迎撃ミサイルの迎撃範囲内になり、欧米に対して「白旗を立てる」状況になりかねないのです。
プーチン大統領が怒り心頭になるのも、ある意味で理解出来ます。
ロシアが米国やNATOのミサイル防衛強化に反発、その裏には日米のミサイル防衛体制強化あり!!
プーチン大統領が何とかしたければ、日露関係を強化して安倍首相に説得して頂くしかないと思います。
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トランプ氏が次期米国大統領選挙への準備の中で日露関係が急接近 安倍首相は重大な決断をした!!
現時点では、米国では共和党の指名獲得と本選挙での勝利に向けてトランプ氏が次期米国大統領選挙への準備に奔走しています。
その一方で、5月6日のソチでの日露非公式会談での成果が次々に出始めています。
それは日露関係が急接近している証拠に他なりません!!
安倍首相は伊勢志摩サミットに向けて重大な決断をした!!
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