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北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親の滋さんが死去、安倍首相はトランプ大統領と連携した行動を!!

2020-06-07 00:00:00 | 防衛
冷戦時代を含めた戦後の昭和や平成の歴史は、「八方美人的な政治経済」だったのでしょうか。
人々は何らかの専門家であれば一生、安泰でした。

政治家は政治、公務員はそれぞれの行政や施策、各分野の産業従事者はそれぞれの職業に見合った技能や技術、知見・治験等を持てば良かったのです。

それが、21世紀に入り、IOT技術の急速な進展や世界の緊迫化等により、政治も経済も産業も医療も外交安全保障まで、全てが「丸い大きな玉」のように一体として考えなければならなくなりました。

そうです、中国発の武漢ウイルス・中国ウイルス・新型コロナウイルスによる新型肺炎の世界的な感染拡大は、正に、それらの動きの「最後の一押し」だった、と後世の歴史家は語ることになるでしょう。
北朝鮮による拉致問題も、残念ながらこれらの時代の流れの中の犠牲であった、と言わざるを得ません。

6月5日に首相官邸HPは「横田滋氏の逝去についての会見」の題で次のように安倍首相の会見を公開しました。

『令和2年6月5日、安倍総理は、都内で会見を行いました。
 総理は、横田滋氏の逝去について、次のように述べました。

「本当に、残念です。横田滋さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。そして、早紀江さん始め、御遺族の皆様に、心からお悔やみを申し上げたいと思います。
 滋さんとは本当に長い間、めぐみさん始め、拉致被害者の方々の帰国を実現するために、共に戦ってまいりました。

 2002年の10月の15日、5人の拉致被害者の方々が、帰国を果たされた。羽田空港に、当時私は官房副長官として、お出迎えに伺ったわけでありますが、横田滋さんも早紀江さんと共に、家族会の代表として来ておられました。
 そして、代表としての責任感から、その場を記録にとどめるために、カメラのシャッターを切っておられました。帰国された拉致被害者の方々は、御家族の皆さんと抱き合って喜びをかみしめておられた。その場を、写真に撮っておられた、滋さんの目から本当に涙が流れていたことを、今でも思い出します。あの場に、めぐみさんがおられないということ、どんなにか残念で悔しい思いだったかと、その時、本当にそう思いました。

 滋さんが早紀江さんと共に、その手でめぐみさんを抱きしめることができる日が来るようにという思いで、今日まで全力を尽くしてまいりましたが、そのことを総理大臣としても、未だに実現できなかったこと、断腸の思いでありますし、本当に申し訳ない思いで一杯であります。何とか、めぐみさん始め、拉致被害者の方々の、故郷(ふるさと)への帰還、帰国を実現するために、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していかなければならないという思いを新たにいたしております。
 改めまして、滋さんの御冥福を心からお祈り申し上げます。」

「25年以上、滋さん始め、家族会の皆さんと、何とか拉致被害者の方々が帰国できるように、まだ世の中が十分に認識をしていなかった時代から、滋さん、本当に暑い日も寒い日も署名活動に頑張っておられました。その姿をずっと拝見してきただけに、痛恨の極みであります。

 様々な困難があるわけでありますが、何としても、被害者の方々が実現する、そのために政府として、日本国として、様々な動き、見逃すことなく、チャンスを捕らえて果断に行動して、実現していきたいと思っています。」』

滋さんについて、同日18時49分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「横田めぐみさんの父、滋さん死去 初代家族会代表」の題で「北朝鮮拉致問題」の題で次のように伝えました。

『昭和52年11月に北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父で、拉致被害者家族会の前代表、横田滋(よこた・しげる)さんが5日午後、老衰のため川崎市内の病院で死去した。87歳。

 平成9年2月、めぐみさんが北朝鮮に拉致された疑いが産経新聞などで報じられ、国会でも取り上げられると翌3月、日本各地の被害者家族とともに家族会を結成し代表に就任。妻の早紀江さん(84)と全国1300カ所以上で講演し被害者奪還を訴える署名活動などにも尽力、救出運動の象徴的存在になった。

 19年9月に胆嚢(たんのう)の摘出手術を受け、体調不良や高齢による体力面の不安から同11月に家族会代表を退任。その後も、早紀江さんらとともに救出活動に積極的に取り組んでいたが、自身のけがや、体調不良から講演などは減少していた。30年4月にはパーキンソン症候群のため入院し、リハビリに取り組んでいた。

 徳島県で生まれ、北海道で育った。昭和39年10月、早紀江さんとの間に長女のめぐみさんが誕生した。日本銀行新潟支店に赴任していた52年11月15日、中学1年だっためぐみさんが帰宅途中に失踪。約20年後の平成9年1月、亡命した北朝鮮工作員の証言などから、北朝鮮による拉致が確実視されるようになった。

 北朝鮮は14年9月の日朝首脳会談でめぐみさんの安否について「死亡」と説明したが提供資料などには嘘や矛盾が数多く発覚。16年に「遺骨」として提供してきた骨も、DNA型鑑定で別人のものと判明し、日本政府は北朝鮮に被害者の帰国を求め続けている。』

筆者としましても、心から、滋さんのご冥福をお祈り申し上げますと共に、ご遺族などの方々に対して心からお悔やみを申し上げます。

この拉致問題では、拉致事件当時の社会党(現在の社民党)、共産党などの反対勢力が批判されています。
当然の事ですが、ジャーナリズムも大きな過ちを犯しています。

国際ジャーナリストで福島県いわき市出身の黒井文太郎氏は同日深夜、自身のツイッターで次のように述べています。

『拉致問題にどう向かい合うかは難しい問題で、発言者はみんな難しい選択を迫られた。
自分は報道の末席の末席でしたが、北朝鮮問題には90年代から関与しました。
当初、拉致問題をオープンにすることには各自の意見があって、自分はどちらかというと慎重派だったのですが、正解はわかりません』

90年頃の政治経済情勢は、正に黒井氏の言われる状況であった事は事実です。
また、黒井氏は、政治や安全保障、そしてメディアに関して次のように的確な指摘をされています。

6月3日:
『オスプレイは危険な欠陥機とか、地上イージスは役立たずとか、見方の違いとかのレベルの話ではない「明らかな事実誤認」を「政府批判してるから信用できる」と見做すのは間違い』

『日本ではオスプレイなくてもいいと思うし、古い戦闘機の機種変はどうせ必要になるからまあいいですが、ミサイル防衛の向上を反安倍政権目的で妨害するのは、北朝鮮が核武装という超絶的な脅威下にある現在では、無責任極まると思う。
野党もメディアも言論人も、反アベは他でやって頂きたいです』

6月5日:
『例えば日本大使館と森喜朗さんが明言したら「複数の日露外交筋によると〜」と書けるのかしら新聞社的には?』

『ロシア政府が領土問題で対日配慮してるかのような報道が出るといつも思うのですが、ネタ元の一つは在モスクワ日本大使館だとして、他にはどういう裏どりしたのかが気になる。
少なくともロシア外務省にはアテてなかったということのようですし』

『ソースをボカしてることも多いので気になっています。
結果的にほぼ誤報なので、ロシア側への取材が甘いわけですが、全くしていないということもないとは思うので。
ロシアの現役当局者でない元職だと、日本メディアの気を引くよう「故意にボカした言い方」をすることは、自分の過去経験でもありました』

正に、黒井氏の深い、そして実直なご指摘の通りでしょう!!

安倍首相には、米国のトランプ大統領を見倣い、一層の連携をして政治や外交・安全保障体制の強化や日米同盟進化に尽くして頂きたいと存じます。


北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親の滋さんが死去、安倍首相はトランプ大統領と連携した行動を!!



6月5日、官邸にて横田滋氏の逝去についての会見を行う安倍首相
出典:首相官邸HP



トランプ大統領(右)の政治姿勢は歴代大統領ら(左)との違いを訴える画像
出典:トランプ大統領自身のツイッターRT


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