12月8日は、本当に歴史が動き始めた日になりそうです。
既に多くの報道がされていますが、12月8日にシリアのアサド政権が崩壊しました。
12月8日、フリージャーナリストで国際問題等に詳しい、福島県いわき市出身の黒井文太郎氏は、自身のXにて、次のように伝えました。
『大量殺戮者のアサドを擁護したい人はすればいいと自分は思ってます。事実上のブログ(執筆者作成)方式のYahooニュースで書くのも自由ですし。
ですが、アサド正当化プロパガンダをなぞるだけの言説を採用して権威を与えてきた大手メディア、公益財団法人、中東研究者界隈は責任大とは指摘しておきます』
正に、そのご指摘通りです!!
アサド政権の独裁度は、サダムフセインが統治したイラクレベルどころではないですから!!
シリアはイランやロシアの子分どころか手下として、自由を求める反政府運動を弾圧してきました。
内戦が激化し、トルコの支援を受けた反政府勢力が11月から一気に政府軍側への攻撃を激化、12月8日には反政府勢力だけではなく海外メディアを以てアサド政権は崩壊した事を報じました。
一方、アサド大統領は首都ダマスカス陥落時に輸送機で脱出、その輸送機がシリア沿岸部で消息不明になったとの報道があります。
また、イスラエル軍がゴラン高原の国連監視区域を越えてシリア領内に侵入し、クネイトラ付近に陣地構築を開始したとの報道もあります。
今後のシリア情勢は、ロシアやイラン側とNATO諸国との間で、ウクライナ情勢やイスラエル情勢、中東情勢などが絡む中で、様々な動き等で一層混迷を深めるでしょう。
更にジョージアでも政争が内乱に近い状況になっており、その動向が注目されます。
シリアの独裁者アサド大統領の政権崩壊で中東は新たな時代に
53年独裁を続けたシリアのアサド一家
前列右が、クーデターで政権を立てた故アサド大統領、その次男で後列左から2番目が、政権崩壊され消息不明のアサド大統領
出典:mssn65 X rp
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