1月29日06時28分に産経ニュースが「JAXA、衛星「しきさい」の画像公開 雲や海氷を鮮明に撮影」の題で次のように伝えました。
『昨年12月に打ち上げた気候変動観測衛星「しきさい」が撮影した画像を宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公開した。地球温暖化の仕組みの解明に役立つ鮮明な地球の画像を捉えた。
オホーツク海周辺を撮影し合成した画像は海氷を青、氷の粒でできた雲を薄い水色、水滴でできた雲を白で表現。大陸からの冷たい季節風によって生じた海氷が、樺太東岸など沿岸の広範囲に分布している様子が250メートルの高解像度で分かる。
「しきさい」は高性能の光センサーで大気中の雲やちり、地上の植生などを幅広い波長帯で観測。別の画像では大気中のちりが多い地域、常緑樹と落葉樹といった植生の違いなどが判別できたという。
開発を統括したJAXAの杢野(もくの)正明プロジェクトマネージャは「温暖化の監視や予測に加え、生活に密着した分野にも貢献したい」と話している。(草下健夫)』
「しきさい」は勿論、分解能1m未満の解析が必要な偵察衛星などの情報収集衛星や観測衛星に比べれば地上画像の分解能は遙かに低いのは事実です。
しかし、「しきさい」は近年特に顕著になっている異常気象や気候変動の激化の動きをより高度な情報を得るために打ち上げられた衛星です。
その喫緊性の高さは多くの方々が実感されておられると思います。
30年前に運用されていた気象衛星「ひまわり」1.25km四方の分解能でしたが、「しきさい」は250m四方の分解能があります。
また、衛星に搭載された多波長光学放射計(SGLI)により多くの気象状況の観測が可能です。
JAXA HPによれば、次のような能力があります。
『「しきさい」は、近紫外から熱赤外までの19の観測波長帯(色)を持ち、偏光・多方向、近紫外観測といった特徴的な機能を有しています。「しきさい」は、1000㎞以上の観測幅で全地球を約2日間かつ高い分解能(250m)で観測することができ、雲・エアロゾル、植生などの温暖化予測の精度向上に不可欠なデータのほか、漁場予測や、黄砂の飛来、赤潮発生状況の把握など、私たちの生活環境に関わるデータを取得します。』
JAXAが昨年打ち上げに成功した気候変動観測衛星「しきさい」の鮮明な初画像が公開!!
今後の観測成果とその応用に期待!!
「しきさい」搭載SGLIによる日本列島・オホーツク海周辺の擬似カラー画像※(左)および樺太周辺部分の拡大図(右)
※赤、緑、青にSGLIのSW3(波長1630ナノメートル)、VN11(868.5ナノメートル)、VN8(673.5ナノメートル)を使用
出典:JAXA HP
ほれぼれする程の鮮明な観測画像です!!
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米国のトランプ大統領が露骨に中国を標的にした情報や経済政策を次々に出してくる訳とは??
米国のトランプ大統領の言動が今年に入って、大統領当選時の「公約」からかなりズレが生じてきました。
昨年1月20日の大統領就任日にTPP交渉からの脱退を大統領令で決定したにも関わらず、「TPPに復帰したい」意向を示すなど、「日本ペースでの外交」に賛同する姿勢を見せています。
その一方で全く変化が無いのが中国や南北朝鮮に対する姿勢、特に中国に対する外交姿勢です!!
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