小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

二月三日

2016-03-16 | 嘉永四年 辛亥日記

  

昨夜遅くから雨が降る。
朝、岩一郎が灸をすえる。
昨日はあり合わせの酒を一升取った。
権七は昼から。
雨が上がると夜は風が吹いた。
主人は山中殿へ行く。
この度の祝儀肴代金二百疋下され、おおいにご馳走されたようだ。
それから湯川八助の家に行く。
娘を田中へやらないかと申し出たが断られて酒を出された。
また、帰りに榎本半助が先日目出度いことがおありだったので酒券2枚を持って立ち寄った。
直ぐに失礼して、札川に酔ってまた酒となる。
ちょうちんを借り、片原まで送ってくれた。
魚を5尾を一匁で求めた。
呉服や安兵衞へ染元が中小袖を持参。
安兵衞は樵木を買ってくる。
真善がきた。しばらく休むという。酒一つだした。
小梅は昼過ぎに灸をすえた。




コメント
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