小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

一月十四日

2018-03-12 | 嘉永六年 癸丑日記

一月十四日 

暖和なり。
安兵衞がくる。
伊達の養子の五郎という人が※改易の由。玉置の倅も同様。
伊達の家来衆荷物しるべの方へ持ち運ぶのに長持ち一さおが一貫匁づつとか。
それさえ思うように人がいない。
常々出入りの者等も一向に取り合わないらしい。
江戸から止め役衆二人がきている由。
彼らは二十里ばかりの所へ送られるそうだ。

※改易
 武士から身分を剥奪し所領と城・屋敷を没収すること。

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