小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

十二月十日

2013-10-30 | 嘉永二年
  
天気よし。夜になる前に市川、米与などへ行く。
御切米拾七石の内、うけ置きその他差し置きを引いて正味八石。
米与に借りていた払いを差し引きすると残りは三百七十四匁三厘。
それを受け取っていろいろと用事を済ませた。
市川斎が書付を持ってきた。
昼食後、主人は方々へ出向いく。
深津弥一郎が祝儀として銀四口持参したので絵を五枚贈った。
古い掛物を二つ買う。代金は二匁三分だ。一つは月光の絵。もうひとつは百花…という書だ。
美濃へ礼状を出した。
金毘羅へ母君が参るので良蔵が共をして油(提灯用?)を購入した。

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