小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

棄てる

2017-03-08 | 環境
「一年間使わなかった物は捨てていこう」
夫がそう宣った。大賛成である。
シンプルに暮らしたい。

それからドラマを見る時はリビングやキッチンの画面ばかりが気になる。
裕福な家庭設定ほどシンプルで普通の家は物に溢れている。
裕福な家には収納スペースやお手伝いさんがあるからかな。
ライター時代にはよく撮影現場に行ったが、狭いスペースなのには驚いた。
テレビに映るとなぜか広く綺麗に見える。
いつぞや生活保護家庭が良い暮らししてるじゃないかと非難めいたことが言われたのもそのせいだ。
また、撮影の時は整理された設定の方が喜ばれる。散らかし撤収するのに手間がかかるから。

一年間使わなかった物は実に多い。でもそれらは必要があって入手したのだからいつか要るかもしれない。
いや、待て。「あったらいいかも」商品はなるべく購入しないようにしているのだから「いつか」という不確かなことは無視すべきではないか。
物はまだいい。また買えるから。
困るのは「思い出」物品。
年賀状や手紙に写真たち。
これらは1年どころか十年以上も見ていない。
デジカメのおかげで最近のはメモリーカードで保存できるので大助かりだ。捨てるのも誠に簡単だし。
捨てがたい写真はデジカメで撮っておく方法もあるらしいけど。
さらに本たちの処分にも頭を悩ます。何度も処分してきて、幾度も同じ本の購入に迫られてきた。そして、増殖し続けるのである。
夫は目下のところ読み返していて、それらを処分するという。
こちらは選別していて(本には失礼だけど)逆に読み始めてしまい作業が停滞してしまう。

いずれにせよ「捨てる・棄てる」というのは精神上からも体力面からもしんどい。

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2 コメント

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小梅さん (山親父)
2017-03-09 09:52:00
おはようございます

長い生活の中で不用なものがいつの間にか、たまりますが、「これはひょっとしているかもしれない」と言うことでおいておくものも結構多いですね。
不要とわかっていても、物を捨てるというのは難しいですね。

長年使わなかったり、出しもしなかったものは、つまり不用品なんですよね。
押し入れや物置の片隅に残っているものは、やはり整理し思い切って処分することも必要ですね。.

断捨離と言う言葉がありますが、難しいのは本ですね、いつの間にか増えるのも本ですね。

写真などは今はほとんど電子化されて残せますが、本は難しいですね。

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たいへんです (小梅)
2017-03-11 14:43:15
山親父さん、ご無沙汰しています。
読み逃げばかりですみません。

目下「もったいない」と「シンプルに」が戦っています。
写真もなかなか厳しいです。
頑張ります。
コメントありがとうございます。

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