小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

古手紙

2017-03-11 | 環境
幾度かの引越をくぐり抜け、残されてあった手紙を読み返してみた。
やはり、今回も燃やしてしまえない手紙ばかりだった。
もう鬼籍に入った人の手紙が多い。新しい真実も探り当てることが出来た。
でも、父の手紙は一通もない。多分‥切なすぎたのかもしれない。
その代わりに段ボール一箱分の日記がある。重量も内容も重すぎる。
今回、思い切って何とかしようと決心したもののやはり無理みたい。
引越先の天袋の奥にでも仕舞い込むことになりそう。

手紙も日記も残された者には残酷な場合が少なくない。
ネットもその日が近づいてきたら削除してくれる所に手続きしておこうと思う。
本音を知って欲しい反面、それで傷つけるのはよくない。

さて、本日はアルバム整理。
すっぱりと全部廃棄できればどんなにさっぱりするだろう。
子供の頃に「お父さんのお母さんよ」などと知らない人の写真を見せられて全く興味がなかったことを思い出す。だから、最小限度、亡くなった人との写真を残すことにした。子供なり孫なりが処分すればいい。
父親がカメラ好きで暗室まで持っていたから写真の数は多い。一枚の写真の背後には膨大な物語が広がっている。
だから、なかなか作業が進まない。

「断捨離!」と心の中で叫びつつける日々が当分は続きそう。
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