小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

十二月十三日

2013-11-05 | 嘉永二年
  
極上上の天気で至って温暖だ。
主人は魚を買いに行く。
一盃飲んで遠藤から頼まれていた詩を書く。
母上も小梅全紙へ合作した。
詩は尋花、歌は山雪、画は菊と石榴と書で四季になるのだ。
また、半切りへは山水画で秋の詩歌を書いた。
夕方に石橋が来たがすぐに帰りお茶も出せなかった。
夜になって岩一郎が岩橋に悔みに行った。
良蔵は今晩夜伽(宿直?)だという。
権七に頼母子講の祝儀を八匁遣わした。ほかの三匁は勘定の内から前払い。
餅米を買いたいというので袋を貸した。
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